DxDの焼き鳥くんになっちゃった☆ 作:DELTA-nuinui
完全に戦闘のみの話となります。
ワアァァァー!
「ついに来たな」
「はい、ライザー様」
俺の漏れた声にユーベルーナが返事をする。
ついに俺たちライザーとその眷属達はレーティングゲームのデビュー戦をする。
相手は歴史的悪魔の一族であるバフォメット家の子孫で、俺の初の対戦相手となるオリバー・バフォメットと言う男だ。
彼はライザーと違い、男性8女性7の合コンみたいな比率のパーティだった。
「お初にお目にかかります。オリバー様…フェニックス家3男のライザー・フェニックスと申します」
俺はオリバーに挨拶する。
「成り上がりで上級悪魔になった割には礼儀がなっとるな…しかし」
オリバーは俺と眷属達を見る。
「ここは誇り高いレーティングゲームの場であって、性奴隷を連れ込むところでは無いぞ?」
その瞬間、オリバーの眷属達がゲラゲラ笑う。
プチッ
俺の背後に控えていた彼女達から殺気のようなものを感じたが、さすがに立場をわきまえて留まってくれている。
(これは後で愛しの我が眷属達に、ご褒美をあげないとな)
俺がそんな事を思っているとオリバーが俺の肩にポンッと手を置く。
「ま、せいぜい一瞬で全員、
オリバーとその眷属達は自身のレーティングゲーム陣営へと行った。
「………」
「ら、ライザー様?」
眷属を代表して赤髪の猫娘の
俺はそのままリィをぎゅっと抱きしめる。
「にゃにゃ!?/////ライザー様!?//////」
リィは顔を赤らめて驚く。
「ありがとう…お前たちが殺意を飛ばしてなお手を出さないでいてくれたから、俺もあの野郎をぶん殴ることを留まることができた」
俺は大事な眷属達を侮辱されたことに腹を立てていた。
ーレーティングゲーム会場・ライザー陣営ー
俺達初のレーティングゲームは中世ヨーロッパスタイルの街で行われる。
そこら中に無人の民家が並んだり、図書館や噴水広場など映画のセットより本格的なステージだ。
オリバー陣営は、めちゃくちゃ豪華な王城だった。
市街地から橋を超えないと入ることすら、ままならなそうである。
そして俺たちは
「なんなんですのコレぇ!!」
レイヴェルが怒りで叫ぶ、それもそのはずで俺達の陣営の拠点は街外れの中で唯一2階建ての建物である小汚い木造建築のホテルのような場所だった。
『お前たちみたいな成り上がり風情の盛ることしかないような所にはコレがお似合いだろw』
と言う空間にスクリーン投影されるメッセージが届いた。
「つくづく俺達を舐め腐ってるようだなアイツら」
俺から静かな怒りの声が漏れる。
「もうすぐゲームが始まる…お前たちは怒りに身を任せることなく留まることをして見せた。試合でもその調子だ……相手が格上だろうが、こっちが人数有利だろうが、どんな時でも周りを見て仲間との連携を大事にするんだ……この戦いでライザー・フェニックスとその眷属達の恐ろしさを知らしめるぞ!!」
俺の声に眷属達が『はっ!』と一糸乱れぬ返事をした。
そして『これより、オリバー・バフォメット様対ライザー・フェニックス様のレーティングゲームを開始します』と言うアナウンスが流れた。
ーレーティングゲーム会場・市街地ー
レーティングゲームがスタートしたと同時に王城からオリバーの
「初心者のライザー・フェニックス様には申し訳ないけど相手がオリバー様の時点で運が無かったね」
オリバー眷属の
「へっ!いいんじゃねぇの?あんな女しか集めらんねぇ勘違いハーレム野郎なんざぶっ飛ばしても」
そこに
「はあっ!」
物陰から大剣使いの我が
「おっと」
「ふんっ!」
しかし6人はすかさず避けてシーリスに戦闘態勢をとる。
「くっ!奇襲失敗か…」
シーリスは苦虫を噛み潰したような顔をする。
「ふはは!残念だったなフェニックスの
オリバー眷属の
すると男の拳が(ガキンっ!)と音を立てて鋼のような材質の拳に変わる。
「
オリバーの
「おやおやコッチに合わせて6人で挑んでくるとはね〜……キミたちじゃあ全員で挑んでもボク達には勝てないよ?」
「シーリス…奇襲に失敗したとなっては引き上げよう」
シュリヤーは
シーリスは「わかった…ライザー様の元へ戻って守備を固めよう」と言う。
「逃がすと思う?」
その瞬間にリィとニィが『にゃにゃ!』と魔法を放った。
ピカー!
ボワーン!
「うぉ!?」
「くっ!目くらましに煙幕か」
リィとニィの魔法にオリバー眷属達が怯む。
元スラム街で窃盗活動をしていたリィとニィだけあって、その場から撤収する手段はお手のものである。
煙と閃光が消える頃には俺の眷属達は全員撤退していた。
「くそっ!逃げ足の早い奴らだ!」
それを
「まぁ、いいさ…彼女たちはボクらに恐れをなして、わざわざ拠点へと案内してくれてるからね……ボクたちはその後を追うだけでいいさ」
オリバー眷属の6人が再び進み始める。
ーレーティングゲーム・ライザー陣営前ー
「急いで!中に入ってライザー様を全員で守るわよ!!」
「ふふん♪ついに追い詰めちゃったね〜」
「あぁ!奴らは袋のネズミだな!」
残りの
「おらぁ!突入だぁ!」
『
中に入ったオリバー眷属の
しかし
「…あ、あれ?」
「昇格しない!?」
「嘘っ!?何で!!?」
「どうなってんのよ!!」
それだけじゃない
「っ!?奴らどこ行きやがった!?」
「どういう事だ!!……っは!まさか!」
ドオォォォオンッ!!
ホテルが大爆発した。
「うふふ♪テイク♪」
ユーベルーナの声が爆発した区域に響いた。
『オリバー・バフォメット様の
そうアナウンスが流れた。