DxDの焼き鳥くんになっちゃった☆ 作:DELTA-nuinui
レーティングゲーム翌日
『いやぁ〜ライザーくん!昨日は凄かったね〜…是非ともウチとレーティングゲームをさせてくれないか』
どこかの上級悪魔の人が俺に、昨日の激励と次レーティングゲームをするならウチとやって欲しいと言うオファーが来た。
『
ユーベルーナの活躍を見た違う上級悪魔の人が俺にユーベルーナを譲ってくれと言ってきた。
『ライザー・フェニックス様!日刊冥界ジャーナルの者です!!昨日のレーティングゲームでは初出場にして、パーフェクトゲームおめでとうございます!!是非、昨日のレーティングゲームについて色々とインタビューをさせて頂ければと!!』
新聞記者からも話が来た。
『キャー!ライザー様よ!』
『昨日はおめでとうございます!』
『とってもカッコよかったです!!』
一般悪魔の女の子が俺に手を振ってる。
「……つかれたー……」
俺はソファで夏バテのようにグデっと横になって言う。
「お疲れ様です…人気者ですね」
シーリスが俺に水の入ったコップを渡して言う。
「そんなつもり無いんだがな…水ありがと…ゴクッ」
「特に一般の女性悪魔に」
「ぶふぅー!!!!」
シーリスがボソッと呟いた事を俺は聞き逃さなかったため水を吹き出して「ゲッホ!ゲッホ!」と咳き込んでしまった。
「ライザー様!?ご気分が優れないのですか!?」
シーリスはめっちゃ焦って俺の様子を見ようとする。
どうやらシーリスは俺が聞こえていたとは思ってなかったみたいで、本気で俺の体調が悪いのかと心配してくれた。
「大丈夫だ…ありがとな、お前のおかげで元気が出ただけだ」
「とても元気な方の状態には見えなかったのですが…」
シーリスが困った顔で言っていると、俺にシュリヤーから通信魔法が来た。
『ライザー様、シュリヤーです…玄関前にその…客人が来られているのですが……』
何やら歯切れが悪い報告に「何かあったのか?」と聞く。
『はい…その客人というのがバフォメット家の方でして、昨日戦ったオリバーの
シュリヤーの言ったことに何となく想像が着いた俺は
「あー……分かった。ご苦労だったな、今そっちに行く」
と伝えて通信を切った。
「すまないシーリス…少し急用ができた」
そう言うとシーリスは「はっ!お気をつけて」と礼をしたのを見て俺は向かった。
「だからワシらは別にライザーくんに復讐しに来た訳では無いと…」
フェニックス邸の門の前で1人の老人(めっちゃイギリスのジェントルマンみたいな服装)と、付き添いでいるメイド服の女性…昨日のレーティングゲームの
その2人を
「ふんっ!そんなこと言ったってライザー様に復讐しに来てないなんて言う保証は無いのよ!!」
イルとネルは『そーだ!そーだ!』と言ってチェーンソーを(ブォン!ブォン!)と鳴らしている。
「敵意が無いと仰っても貴方がたはオリバーとは比べ物にならない強さを感じる……
カーラマインは
(これは声をかけねばな)
「よせ、お前ら…客人に失礼だぞ」
俺が声をかけると『ライザー様!!』と言って、4人は俺を見る。
「ふぅ…やっと出てくれたか…」
オリバーとは比べ物にならない強さを感じさせるこの老人は、俺を見て安堵の息をもらす。
「わたしの眷属が失礼をしました…お前らもコチラの方々に謝るんだ」
4人に謝るように言うと、さすがに4人は一瞬嫌そうではあるが、主である俺の命令を聞いて1度目で『申し訳ございませんでした』と謝った。
「ほぅ……まぁ大丈夫です。コッチも通せんぼは、されましたが別に攻撃などは受けていませんので」
「寛大なご返答ありがとうございます…フェニックス家の3男……ライザー・フェニックスと申します…以後お見知りおきを」
俺が老人に挨拶すると、老人は頭に被ったフェドーラハット(マフィアが被ってそうな帽子)を脱いで胸元に押付けて挨拶する。
「こちらこそ色々とすまないな……バフォメット家の当主…アイザック・メンデス・バフォメットだ…アイザックと呼んでくれ…コッチはワシのメイドのソフィアだ…」
アイザックさんがソフィアさんを紹介すると、ソフィアさんは綺麗な角度でお辞儀する。
「アイザック様にソフィアさんですね…よろしくお願いします…立ち話もなんですし、中へどうぞ」
俺がアイザックさんと、お付のソフィアさんを案内しているとソフィアさんが口を開く。
「ライザー様、わたしはあくまでアイザック様のメイドです…わたしを『さん』付けされるのはいかがかと…」
ソフィアさんはレーティングゲーム中ずっと無表情ではあったが、いまのソフィアさんは少し困惑したように見える。
「お2人とも、わたしの客人です…お気になさらずに」
俺がそう言うとソフィアさんは目を見開いてるけど、どうしたんだ?
アイザックさんもアイザックさんで「ふむ…」って俺を見て何か考えてるし…
俺達はフェニックス邸の会議室に到着するところで
「おぉ!これはバフォメット卿!わざわざ起こしくださるなら出迎えに行くものを!」
と我が父フェニックス卿が来た。
「いやいやフェニックス卿…ワシはあくまで昨日のレーティングゲームの1件をバフォメット家当主として謝罪に来たのだよ」
「謝罪…ですか?」
(わざわざ当主が自ら謝りに来るなんてどういう事だ???)
「たとえ遠い血縁と言えど、オリバーも同じバフォメットの一族だからな……しかし彼奴はバフォメットの名を使って好き放題しおった……今回のニュースでも取り上げられていたが、ライザーくんの眷属を性奴隷呼ばわりしたなど、数々なご迷惑をかけてしまったからな……まことに申し訳ない」
アイザックさんとソフィアさんは俺に深々と頭を下げた。
「い、いや!俺、じゃ無くて私などに頭を下げるなど!!例え親戚と言えどアイザック様には何の関係も無いのですから!!」
俺は慌てて2人の礼を解こうとする。
「レーティングゲーム中継からライザーくんを見たが…キミは優しいな…
アイザックさんがゆっくりと頭を上げながら俺に言った事に俺は「そ、そうですかね…」と答える。
昨日の1件もあって
俺はてっきり、そのバフォメット家の当主が来たから敵意剥き出しなのかと思ったが、よくよく考えるとアイツらはアイザックさんを睨みながらも俺からは離れなかったな。
俺達は会議室に到着して、机を挟んでお互いソファに座った。
「それでは改めて言おう…この度はバフォメットの一族の者が大変失礼した」
アイザックさんとソフィアさんが立ち上がって謝罪した。
今度は止めない…この2人は一族を背負って来てるのだから、俺とフェニックス卿は黙って2人を見る。
「ニュースか何かを見てると思われるが、オリバーには二度とバフォメットの名を語らせないと誓おう…そしてオリバーが無理やり手に入れた眷属達は皆、元の主の元へと戻っていった…これも全てライザーくんがあの男の本性を暴いてくれたからだ……ありがとう…」
アイザックさんは再び俺に頭を下げた。
「私はただレーティングゲームをしたまでです…勝手に本性をさらけ出したのはオリバーですし……感謝するなら私では無くサーゼクス様にされるべきです」
俺がそう言うとアイザックさんは「それでもだ」と返す。
少し時が経ってアイザックさんとソフィアさんも交えて俺達(俺の眷属も含め)は食事をしていた。
バカみたいに長い机を使って飯を食べてるので、俺達は強制的にソーシャルディスタンス状態である。
いつもなら眷属の誰かが『はい♡ライザー様♡あ〜ん♡』なんだが、今日は客人がいるので皆んな抑えてくれているし、敵意も出さないでいてくれている。
「ふむ、ご馳走様…実に美味でしたね」
アイザックさんが料理を褒めながら口を拭った。
「それではワシらはこれで」
「失礼致しました」
アイザックさんとソフィアさんは頭を下げて帰って行った。
(謝罪は建前で本当は友好を深めに来たんかな?)
俺がそんなことを考えていると俺の肩に(ぽんっ)と何者かの手が乗せられた。
「ん?」
俺は振り返る。
『うふふふふふふ♡』
眷属達がすっごいニッコリしていた。
「今日はお兄様が色々忙しすぎて、誰も構って貰えませんでしから………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ね♡」
レイヴェルが可愛らしく(きゃはっ♡)とする。
「い、いや…何だ…今の間は!!長い!とても長かったぞ!!」
俺がうろたえると(ガシッ)と
「いやあの…ちょ、ちょっと!ちょっと休ませてくれ!!」
「ご安心して下さいませ…ライザー様♡これからするのは『ご休憩』ですから♡」
「そうですよ♡ライザー様はベッドに寝てるだけで全て終わりますから♡ウフフ♡」
「いやぁぁぁぁあああ!!!!!!」
その後、俺が気づいたのは翌日の夕方だった………辺りには全裸で寝てる眷属達とイカ臭い匂いが充満していた。