物理的に襲えないなら性的に襲えばいいじゃない! 作:ナナシ
匿名ですが、同じくハーメルン内に投稿してある『無意識に愛されて、無意識に犯される』を書いてる人と同一人物です。
というより、そもそも上記の作品も実の所、この作品の一エピソードとして書こうと考えていたものだったのですが、あまりR18作品を書いたことも無かったので練習を兼ねて単体で現代を舞台に投稿したという経緯がありました。
と言うことで、元々考えていた自分の性癖マシマシのこの作品の投稿も少しずつですがこれからしていこうと思います。
こちらは1話のボリュームもそこそこありますので、是非ご覧ください。
今、幻想郷は未曾有の危機に瀕していた。
それは『少子高齢化』と『草食系男子』の幻想入りである。
人里には多くの老人で溢れかえり、自ら性の営みを求めなくなった男性のせいで若い人間の数が激減してしまった。
このまま妖怪達が里の人間を襲ってしまうとただでさえ少ない人間の数がもっと少なくなり、妖怪を恐れる人間が少なくなるという事は妖怪の存在そのものが危うくなってしまう。
一刻も早く、どうにかしなければならない。
この問題を解決するため、幻想郷の賢者である八雲紫は考えた。
――物理的に襲えないなら、性的に襲えばいいじゃない。
これなら人間の数も減らさず、更には人間と妖怪の子供を多く産むことが出来る。半人半妖はどちらかと言えば妖怪寄りの存在だが、それでもその存在がまた別の人間と子を成せばいずれは妖怪の血が薄くなり、限りなく人間に近い存在になれる。
これなら、時間はかかるが幻想郷を元の形に戻せるかもしれない。
早速、彼女は力を使って幻想郷のあらゆる境界を書き換えた。
そう。この日から、幻想郷は人間の男を狙う『サキュバス』の世界に変わったのである。
彼の名前は太郎。
今の幻想郷で数少ない、若い男の一人である。
歳はまだ二十に満たないが、幻想郷では既に立派な大人として扱われる存在。日銭を稼ぐため、日々人里で仕事に精を出している。
本来、人里というのは幻想郷で唯一妖怪が人間を襲ってはならない場所として定められていた。こっそり暮らしている妖怪自体はそこそこ居るものの、彼女等は基本バレないように人間に変装し、人間に紛れ込んで生活している。
しかし、ここ最近の人里には明らかに妖怪の数が増えていた。人間を襲ったりはしていないものの、何やら人間を吟味するかのように舐め回し見る輩が多く、里の人間は警戒心を強く抱きながら生活をしていた。
そんなある日、里の人間である太郎の身に異変が起こったのである。
太郎の主な仕事は農家である。
早くに病気で亡くなった両親から引き継いだ畑を、朝から晩まで毎日丁寧に手入れしている。こうして収穫した野菜を糧に日々を過ごしていた。
太郎の畑は人里の居住区からは離れてはいるものの、里の管理する敷地の中にはあった。なのでこの区間でも妖怪は人間を襲うのは禁止されている筈であった。
しかし、そんな太郎の前に、妖怪が現れたのである。
始め、太郎は自らの身に異変を感じた。
毎日夜まで畑仕事をしているので帰りは基本日没後になるのだが、今日はやけに辺りが暗かった。星の光すら見えないぐらいに真っ暗で、手を伸ばした先ですら視界がはっきりしない。
そこで、彼は気がついた。自分は襲われているのだと。
彼はクワを構え、必死に辺りを警戒している。
辺りからは何も聞こえない。ただ、風の吹く音と草木の揺れる音がするだけ。それなのに太郎には確実に気配を感じていた。
近くに、妖怪が居ると。
「――うわっ!」
突如、闇に紛れながら横から手が伸びた。
その手は太郎が持つクワを握り、強い力で引っ張られる。
咄嗟のことで対応できず、呆気なくクワを手放してしまった。
もうこれで抵抗は出来ない。
「う……だ、誰か! 助けてくれぇ!!」
恐怖のあまり、太郎は闇雲に走って逃げ出した。
当然だろう。こんな闇の中で命の危険に遭っては、正気でなんて居られない。
彼はこれから知るのだろう。危険に晒されているのは命ではなく貞操なのだと言うことを。
前も見えずに走り続けた太郎の顔に、何かがぶつかった。
――ぼふっ
それはかなり不思議な感触だった。
そこそこ強い力でぶつかったのにも関わらず、太郎に痛みはない。それどころか、ぶつかったそれは何か柔らかい上にしっかりと衝撃を吸収していた。
そして何処からか、ちょっぴり獣臭いけど癖になりそうな匂いがする。
太郎はゆっくりと顔を上げた。
「……な、妖か……」
「うふふ♥」
太郎がぶつかったのは、空を飛んでいた雀の妖怪だった。
桃色の髪と特徴的な耳を持つ美少女。しかし立派に人を襲う危険な人食い妖怪の一種、ミスティアローレライ。
太郎は咄嗟にミスティアから離れようとしたが、既に時は遅かった。
彼女は太郎の頭をぎゅっと自らの胸に押しあて、無理矢理押し倒したのである。
人間では妖怪の力には勝てない。必死に引き剥がそうとする太郎だったが、全く勝ち目なんて無かった。
押し倒された後、ミスティアは右腕を太郎の左脇の下から首の裏に掛けて力強く抑えた。そして、自らの頭を太郎の頭の右側に押し当てる事によって、太郎は左腕を上げた状態で頭ごと身動きが取れなくなってしまった。
残る右腕も、ミスティアによって恋人繋ぎで力ずくで取り押さえられてしまう。腰をミスティアの太ももでしっかり抑え込まれたことにより、上半身が完全に動かせなくなってしまった。
ここで、太郎に一つの疑問が頭をよぎる。
何故、相手はこんな事をするのだろうか?
自分を食べるならここまで身動きを抑えず、さっさと噛み付けばいいものを、どうして?
そして、その答えはすぐに知ることになった。
「――うふふ、動けなくなっちゃったね♥」
太郎の耳元で、ミスティアが囁く。
夜雀の甘い声が、脳を侵食していく。
「今から、君が何をされるのか……分かるかな?」
太郎はただ、恐怖と疑問で固まっていた。
「それじゃ教えてあげるね。今から君は食べられちゃうの」
そこで、太郎の耳に別の足音が聞こえた。
助けが来てくれたのか、そう思った。
「うふふ、助けかと思った?」
しかし、その相手は太郎の足元まで来ると、彼の服に手をかけた。
「――残念、私の友達でした♥」
ビリビリと引き裂く音が聞こえた。
太郎は必死に足を動かそうとしたが、すぐに太ももに圧力を掛けられて動けなくなってしまう。
どれだけ身を悶えさせても全て無意味だった。
彼の秘部が、顕になる。
「君は今から、私の友達に食べられちゃうの。君の可愛い可愛いおちんちんを……私の友達が、ぱっくんしちゃうの♥」
まだ大きくなってない太郎の肉棒。
そしてそれを元気づけさせるかのうように、ミスティアの友人がペロペロと舐め始めた。
「ほらほら、始まったよ……美味しく食べる為に、最初はキレイキレイにしなくちゃね♥」
暖かくてザラザラな舌が、太郎の肉棒の根本から先端へと何度も何度も舐め回す。
まるでそれは動物の、犬の愛情表現の様に、ペロペロと繰り返される。
これまで経験したことのない強烈な刺激。痛みとも快楽とも捉えられない激しい感覚に、我慢が効かず何度も身をよじらせる。
しかし、上半身も下半身も取り押さえられ、全く動かせない。
「あはは、響子ってば激し過ぎ♥ もうビンビンになってるよ」
もう一人の妖怪は幽谷響子、犬の姿をした山彦の妖怪だった。
二人は大の親友で、妖怪でありながら音楽バンドを組んでいる仲でもある。
だからこそ、こうして二人で連携して一人の人間を襲い食らおうとしていた。
「ビクンビクン止まらないね……♥ もしかして、ペロペロされただけで出ちゃう?」
響子に舐められる度に、肉棒は少しずつ興奮して大きくなっていく。
そうして大きくなった肉棒の亀頭やカリ首を更にペロペロと舐められ、快楽で肉棒が大きくなっていく。
この循環にハマってしまったら、もう逃れることは出来ない。
後はもう、妖怪共に蹂躙される以外に道は無かった。
「あら、ふふ♥ 響子ちゃん、ペロペロ止めちゃったね……これからどうなっちゃうのかな?」
限界に近付いてきた頃を見計らうかの様に、響子は舐めるのを止める。
すると彼女は今度は後ろを向いて、太郎の太ももの根本辺りに座り込んだ。
そのまま、彼女はパンツをずらして、ゆっくりと腰を上げる。
「あ、大変大変♥ 君のおちんちんが、響子ちゃんにぱっくんされちゃう♥ 急いで逃げないと〜」
太郎はもう一度身をよじるが、案の定全く身動き出来ない。
太郎は肉棒の先端に、柔らかいひだのような何かを押し当てられている感触を感じた。再び腰を捻って動こうとするも、ミスティアに固められてやはり逃げられない。
やがて、肉棒の先端に少しずつ、少しずつ、重量がかかっていく。亀頭にぬるっとした小さな穴が押し当てられたかと思うと、それはゆっくりとゆっくりと、太郎の肉棒を飲み込んで行く。
暖かく、ぬるぬるしていて、それでいてきゅっと締め上げられる。人生で感じたことの無い快楽に、最早身動きすら取れなくなってしまった。
「あ〜あ、残念。君のおちんちんは、響子に食べられちゃいました♥」
ゆっくりと、ゆっくりと、響子は腰を前後に動かしていく。
その度に肉棒が刺激され、太郎の全身がビクビク震える。前戯の刺激のせいで込み上げていた精が、今にも出そうだった。
「がんばれ♥ 負けるな♥ 響子に負けるな♥ おちんちん我慢我慢♥」
甘い声の囁きが、却って太郎の理性を打ち壊す。
それでも無意識に声に従い、必死になって射精を我慢し続ける。
肉棒を奥まで包みながらも、少しずつ少しずつ腰を振る速度をあげる響子。
「あん♥ 出しちゃダメ♥ もっと我慢我慢♥」
「はっ……はっ……はっ……」
挑発を続けるミスティアに対し、響子の方は最早セックスに夢中だった。
発情しきっており、ただ闇雲に精と快楽を求め続けている。
早く出せ、早く出せと、腟内から訴えかけている。
やがて、響子の体が大きくビクンビクンと震え上がる。
途端にきゅうと締め付けられる肉棒の感覚に、ふっと太郎の我慢の糸が切れた。
「――ッッ……♥」
絶頂、それと同時に精液が響子の子宮を打ち付ける。
互いに刻まれた生物としての本能が喜びを上げる。
体の奥底から、快楽が止まらない。
脳が焼き切れそうだ。
「あはは♥ いっぱい出すぎて溢れちゃってる♥ ぴゅー、ぴゅー、どぴゅーって♥」
まるで全身の力がそのまま精液になったかのように。
何度も何度も搾られた精は、信じられない量に達していた。
響子の体内に留めきれず、溢れんばかりに。
「あらら、響子ったらすっかりイッちゃって♥ うふふ……君、やっちゃったね」
ミスティアは太郎に憐れみを送った。
それがどういう意味なのか、すぐに思い知る事になる。
「響子はね……体の芯から絶頂しちゃうと、トランスしちゃうの♥」
精液を全て出し切り、どっと疲労感に襲われる太郎。
しかし、響子は違った。吐精が終わったかと思えば、直ぐ様セックスを再開し始めた。
今度は、腰を上下に激しく打ち下ろしながら。
「あ〜あ〜、止まんないよ〜♥ ピストン止まんないよ〜♥ また気持ちよくされちゃうよ〜♥」
もう、太郎の思考はまともに働かなくなっていた。
強烈な刺激に悶絶しながら、ただただ強制的なセックスに身を任せることしか出来なかった。
助けも来ない絶望の闇の中で、快楽の沼に沈められていく。
「あれ? ビクンビクン震えるだけで抵抗しなくなっちゃった」
理性を飛ばし、ただ精を求めて腰を打ち付ける響子。
それを何も抵抗せず、ただ受け止め続ける太郎。
性交は完全に二人だけの世界に入ってしまった。
「もう抑えても意味ないか。響子もすっかり意識飛んじゃってるし……どうしよ」
太郎を解放した後も止まる筈がなく、今度は響子が体制を変えて彼と向き合った。
ミスティアが居なくなった事だけに気が付いたのか、今度は自分が彼を抱きしめながら腰を振り続けている。
太郎は相変わらず、ビクンビクン震えるだけで無抵抗だった。
「ねぇ響子、私に変わって……って、全然聞いてないなぁ」
本来は途中で交代する予定だったのか、ミスティアはすっかり呆れて横で座り込んでいる。
状況が状況だから無理矢理引き剥がすのも憚れるのか、ただただ二人の様子をじっと見つめていた。
「……次は私一人で襲おっかな」
響子と太郎の繫っている箇所から漏れ出している白濁液を見て、ミスティアは羨ましそうに呟いていた。
「――ねぇアンタ、しっかりしなさい!」
太郎の体が揺らされる。
そのお陰で彼は目が覚めるが、辺りの状況を見て血の気が引いた。
ほぼ全身が何かしらの体液でベタベタに汚れていて、更には股間付近は未だに粘液にまみれている。更に未だ顕になり続けていた自分の秘部を、目の前にいる少女にバッチリと見られていた。
咄嗟に股間を両手で隠そうとするが、体が重くて動かない。
「あー……アンタもやっぱり襲われたのね……ったく、最近一体どうなってるんだか、これも異変なのかしら」
どうやら既に、彼女は似たような光景を何度か見ているようだった。
反応が薄いのも納得する。
「まぁ、とりあえず放っておけないから一旦神社で保護してあげるけど……流石にそれじゃ私もお断りだから、近くの湖までダッシュで行くわよ」
太郎は手首を少女に掴まれ、そのまますごい勢いで空に浮かばされていく。
ブラブラと振り回される息子の感覚は、彼にとって人生で二度と味わいたくない経験だった。