※この作品はR-18です。

物理的に襲えないなら性的に襲えばいいじゃない!   作:ナナシ

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閲覧ありがとうございます。
唐突ですが今回は前話とは関係なく別のお話になります。
前話の続きも書いてはおりますのでそのうち投稿します。

こうなった理由は藍しゃまを書きたくなったからです(正直)


八雲藍の搾精地獄

 

 八雲藍。

 幻想郷の管理者である八雲紫の式神であり、そして強力な九尾の妖獣でもある者。

 妖怪としては間違いなく最上位格の八雲藍なのだが、彼女には今とある大きな悩みがあった。

 そう、今幻想郷に起きている、あの現象によって。

 

(紫様……何故私まで発情させるのですか……)

 

 妖怪に人間を性的に襲わせる以上、八雲藍もその対象に入ってしまうのは当然だった。

 しかし、彼女には他の妖怪とは違い幻想郷の管理というしっかりした仕事がある。それを考えれば自身だけはその対象から除外するべきだと彼女は紫に訴えたのだが、何故か無視されてしまうのである。

 お陰で彼女は常に発情状態。力があるお陰で何とか自身を抑え込めているのだが、それでもストレスは溜まる一方だった。

 

(……やはり、今の私にはアレしか無い)

 

 そんな彼女が今、唯一楽しみにしているもの。それはいなり寿司である。

 大好きないなり寿司を食べている時だけ、自身のストレスを忘れていられる。性欲を食欲で満たす、合理的な発散手段だ。これが無くては自分が自分で居られない。それぐらいに大好きなのだ。

 今日も幻想郷を回り、結界を確認する。一通り異常がない事を確認すると、彼女は足早に人里へ駆け込んだ。

 

 

 

「すまんねぇ、いなり寿司はもう売り切れなんよ」

 

「な、なん……だと……」

 

 藍は絶望に突き落とされた。

 話によると、どうやら彼女が来る少し前に大量にいなり寿司を買い占められたらしい。それを聞いて藍は僅かに怒りを抱いたが、すぐにその感情を抑え込めた。そう、何かおめでたいことがあったりしたのかも知れない、そう考えて許すことにした。

 

 明日だ、明日また来ればいい。明日大量にいなり寿司が食べられると考えればまだ耐えられる。そう自身に思い込ませて、藍は人里を去っていった。

 

 

 

「すまんねぇ、今日ももう売り切れなんよ」

 

「なっ……何故だ……!」

 

 藍は絶望のどん底に突き落とされた。

 話によると、どうやら彼女が来る少し前に大量にいなり寿司を買い占められたらしい。それも前日と同じ人物にだ。こうなると恐らく、おめでたいことなんて無く単に買い占められただけなのだろう。

 藍の心中に怒りが渦巻く。ストレスが怒りに変わっていく。だが、それでも簡単に手を出す訳にはいかない。何故なら彼女は幻想郷の管理者。特別な妖怪なのだから。そう安々と感情に身を任せる訳にはいかない。

 明日だ。明日早くに来ればいい。それなら間違いなく買える。我慢だ。我慢。我慢。我慢……

 

 

 

 

「すまんねぇ、今日は朝一に買い占められちゃったのよ」

 

「……そう、ですか」

 

 この時、藍の中の何かが切れた。

 

 

 

「いやぁ、まさかいなり寿司がこんなうめぇとは思わなかったなぁ」

 

 三日前、ふと立ち寄った店で何となく目についたいなり寿司を食べた俺は衝撃を受けた。

 人里にこんな美味いものがあったなんて。俺の人生、これを食ってなかっただけでどれだけ損をしてたんだろうか、本気でそう思えるぐらいに美味しかったのだ。

 それから一昨日、昨日とありったけのいなり寿司を食べまくった。それでも今までの人生のことを考えると足りなくて、今日に関しては朝一からいなり寿司を買い占めてしまった。

 これからしばらくは朝昼晩、毎日いなり寿司祭りだ!

 

「ん〜、甘じょっぱいダシでメシがうめぇうめぇ」

 

 こうしていなり寿司を堪能している時だった。

 

 ――ガンと扉が蹴破られる。

 

 突然の衝撃音にビビって腰を抜かしてしまう。

 そこに立っていたのは一人の女性、いや……妖怪だった。

 姿は見たことある。たまに人里に出入りしている九尾の狐の妖怪。名前は……たしか、八雲藍といった気がする。

 

「……お前か」

 

 その声は静かに呟かれていた。

 しかし、俺は間違いなく彼女が抱いている感情を理解できた。

 もっのすごく怒っている。

 

「え、いや……俺、何かしましたか?」

 

「――惚けるなッ!!」

 

 何も考えずに発した一言によって、彼女を余計に怒らせてしまった。

 そしてその瞬間、俺は気が付いたのだ。

 俺がここ最近でやったこと、いなり寿司の買い占め。彼女の好物がいなり寿司である事に今になってようやく気がついたのだ。

 

「あ、す、すみま――っ!?」

 

 謝罪の言葉を話そうとした直語、俺の目の前に何かが迫っていた。

 俺は少しだけ、ほんの少しだけ遅かったのだ。

 

 その後の記憶は途切れている。

 

 

 

 

 

「…………ぅ、ん?」

 

 目が覚めた。

 仰向けに寝ていた俺の目に入ったのは、見知らぬ天井。

 ここがどこなのか、自分の身に何が起きたのか、確認しようとする。

 どうやら、ただ障子が閉められているだけのただの綺麗な和室にしか見えないが――

 

「――目が覚めたか」

 

 声が聞こえた。

 振り返った先には、勿論彼女の姿があった。

 八雲藍が、目先を鋭くさせこちらを睨みつけている。

 

「助けを求めても無駄だ。ここはマヨイガの一角、人間どころか妖怪さえ居ない秘匿の場所だ」

 

 彼女がこちらを見る視線で気が付いた。

 服がない。俺の服がいつの間にか脱がされている。

 まさか、ここで俺を食べる気じゃ……

 

「逃がす訳ないだろう」

 

 駆け出そうとした瞬間、俺の足が何かによって掴まれた。

 なんと、尻尾だ。彼女の尻尾の一本が伸びて足に絡みついたのである。

 急いで外そうと手を掛けたが、直後に両手首も尻尾によって巻き付かれてしまった。

 

「ここまで私を怒らせた人間は初めてだ。お前には私のストレスを発散させる義務がある。その身全てを私に捧げ、私の玩具となれ。私が孕むまで、貴様を犯し尽くしてやる」

 

 結局、四本の尻尾で大の字に拘束され、全く身動きが取れなくなってしまう。

 そのまま尻尾によって地面に倒され、仰向けになってしまった。

 

「すみません! もういなり寿司を買い占めたりしませんか、どうか許し――んん!!」

 

「煩い」

 

 必死に謝罪して許しを乞おうとするも、すぐに彼女の尻尾によって口と鼻を巻き付かれてしまった。

 それにより口は開かなくなり、鼻で呼吸しようとすると彼女の尻尾の匂いが鼻腔に広がってしまう。

 どこかお日様の香りがしつつも、甘く獣臭い独特な匂い。発情している彼女だからこその匂いなのかもしれない。

 否が応にも感じるその匂いは、何故か男の、雄としての本能を刺激させ、興奮を催させてくる。

 

「何だ、お前は拘束されて興奮するのか? とんだ変態だな」

 

 相変わらず鋭い目つきで見下す八雲藍。俺はただ必死に興奮を鎮めようと無心になるしかなかった。

 しかし、やはり嗅覚に襲いかかる刺激に成す術がない。興奮を抑えるどころか、逆にどんどんそそり勃ってしまう。

 やがて、彼女の尻尾によって俺の体は動かされ、彼女の目の前まで来てしまう。

 

「ふぅん……お前、さっきから私の胸ばかりを見ているな? そんなに気になるのか?」

 

 仕方が無いだろう。俺は心の中で反論した。

 道士服の様な彼女の服は体系こそあまり表に出ないが、その豊満な胸の大きさだけははっきりと分かるのだ。男としてその胸を見ないふりする方が難しい。

 ましてや、今は興奮させられているというのに。

 

「……そうか、いいだろう」

 

 彼女は冷たく言い放つと、そのまま地面に正座する。

 青い前掛けを外して畳むと、白い道着から胸元を広げた。

 彼女の大きくて張りのある綺麗な胸が、顕になる。

 

「そんなに気になるのなら、この胸で味あわせてやる」

 

 大の字に拘束されたまま、下半身が藍の胸元まで引きずり込まれてしまった。

 彼女の太ももに俺の尻が乗せられた状態で彼女に太ももを両脇に挟み込まれてしまう。これでは、どうあがいても脚を動かすことはできない。

 両手で胸を持ち上げているのにも関わらず、俺の肉棒はもう既に先端が胸の谷間に僅かに挟まれていた。それだけでも柔らかくて甘美な刺激が体に広がって行く。

 

「傾国の九尾がもたらす、絶世の房中術というものをな」

 

 ゆっくりと、ゆっくりと、肉棒が乳房に飲み込まれていく。

 それは何も潤滑油など無いのにも関わらず、すべすべで、何の痛みもなく優しく肉棒を包み込んでくれている。優しく心地よい刺激にも関わらず、強烈な勢いで精が込み上げてくる。

 人生で二度と無いような、まさに絶世の快楽。だが、それは単なる一般人が味わうにはあまりにも甘すぎた。

 

「何だ? お前、もう出したのか」

 

 乳房の中で、藍は確かに精の温もりを感じていた。

 しかし、肉棒は完全に乳房に飲み込まれている為、精液の様子は一切見られない。

 ただただ、ビクンビクンと男が跳ねているだけに見えてしまう。

 

「……はぁ、あまりにも早すぎる。嫐り甲斐の無い奴め」

 

 冷たい口調で言い放つ藍。

 しかし、乳房に閉じ込めた肉棒を開放したりなどしない。

 そのまま、両手で乳房を上下に動かし始める。

 

「言っておくが、私の性技は他とは比べ物にならんぞ。決して苦痛など与えん。終わり無き快楽に悶え苦しめ」

 

 苦痛を与えない、その言葉は事実だった。

 現に今、射精直後にも関わらず乳房による蹂躙、すなわちパイズリが繰り返されている。

 それなのにも関わらず、俺の感覚には射精直後のあの痛みにも似たむず痒さが無い。精液によって粘度が増した乳房と彼女の研ぎ澄まされた絶妙な力加減が、極限まで苦痛を減らして快楽のみを与え続けている。

 下半身の痙攣が止まらない。ビクンビクンと股間を本能的に突き出し続けている。どれだけ体を捻り、脚をバタつかせても、尻尾の拘束を外すことなど出来ない。

 ただ無様に、無惨に、嫐られることしか出来ない。

 

「……ふん」

 

 二度目の射精。ここでやっと、胸から精液がこぼれ落ちる。

 しかし、彼女には何も反応がない。怒る様子も、嬉しがる様子も、止める様子も、何も無い。ただただ、冷たい目で乳房に肉棒を挟み続けるのみ。

 射精中にも刺激が止まらないにも関わらず、俺の肉棒にはやはり苦痛を感じない。ほんの少しだけこそばゆさを感じた後、直ぐ様刺激は快楽に変わる。

 その時、俺は背筋に恐怖を感じた。生存本能が警告を鳴らしている。

 

 彼女の乳房に悶えながら、俺は考え理解した。彼女の快楽のみを与える性技とは、男の精を搾り切ることに特化した技なのだと。

 気絶させないその技は、男を腹上死させるには……

 

「おや、何か気がついた様だな」

 

 死にたくない。いくら何でも、こんな所で死んでたまるもんか。

 快楽を必死に打ち消しながら、何とか拘束を外そうと足掻く。

 しかし、全く持って外れそうな気配はない。妖怪の力には人間が敵うことはまずありえない。

 だが、それを分かってても、必死に抵抗する。

 

「極上の快楽を受け続けながらも思考が働くとは、多少はやるようだな……そうだ、そんなお前にチャンスをやろう」

 

 すると、藍は足の拘束のみはそのままに、両手と口の尻尾を外した。

 そうして残った七本の尻尾を大きく伸ばし、そのまま自身と俺の腰までの部分を包みこんで球状へと形を変えてしまった。

 今、俺の姿は謎の茶色の球から胸から上のみを出している形となっている。

 

「この私の尻尾を払い除けて乳房を掴むことが出来たら、お前を解放してやろう。でなければ、貴様の精が尽きるまで延々と搾り取ってやるぞ」

 

 それが、彼が無事に帰るための残された希望だった。

 どうせ選択肢は無い。ならば全力で抵抗するのみ。俺は両手を尻尾の中へと思い切り差し込んだ。

 無論、そう安々と奥へは手が入らない。ふさふさもふもふながらも、芯の部分はかなりの力で固められており簡単に払い除ける事が出来ない。

 両手で思い切り一本の尻尾を掴んで引っ張っても、全く持って微動だにしないのだ。

 更には、力ませた体を緩めた感覚が仇となってしまう。

 

「――あ、待って、イっ!?」

 

 自制など効くはずがなかった。

 見えない毛玉の中で、肉棒の蹂躙は続けられている。

 極上の性技によって、精液は常に搾られ続けている。

 猶予は少ない。熔けそうな頭を必須に起こして、毛玉の中をかき分ける。

 

 何度か挑戦して、彼は理解した。力で解決できる問題ではない事を。

 こうなると残る手段は尻尾の隙間を縫って手を潜り込ませるのみ。俺は必死に手を差し込めそうな隙間を探す。

 

「――!!」

 

 見つけた。

 右手側の腰から下の方に、僅かに手が入りそうな穴が。

 俺はそこに無理矢理右手を差し込む。この間にもパイズリは勢いを増している。また射精するまで、そう持たない。

 何とか、何となして隙間を見つけなければ。

 早く、早く、はや――

 

「イッグぅっ!?」

 

 四回目、だっただろうか。もう頭が朦朧としてきた。

 快楽を受け止めきれず、頭の奥がチカチカとして止まらない。意識が、少しずつ薄れていくのを感じる。

 

「くそぉ、もう少し、もう少しなんだ……」

 

 右手の感覚から、彼女の乳房がある程度近くにあることは分かっていた。

 もう一つ、隙間があれば手が届くかもしれない。それなのに、その隙間が全く見当たらない。

 蹂躙を止められない。

 

「ふぅぅぅぅう、ウゥぅぅぅぅぅ!!」

 

 声にならない唸り。快楽と恐怖がせめぎ合う中、理性で必死に止めようと藻掻く。

 隙間を探す。何度も、何度も、何度も。だが、見つからない。もうこうなったら、残った力で無理矢理手をねじ込むしかない。

 同時に、パイズリの速度が上がるのを感じる。ぐちゃぐちゃとした水音がここまで聞こえ、快楽の刺激が限界を越えかける。

 このままでは壊れる。おかしくなる。これ以上出したら耐えられない。もう出したくない。イキたくない。

 

「ッッッゥゥ!!」

 

 極限まで歯を食いしばり、射精を堪え続ける。

 もう少しで、もう少しで手が届く。解放される。生きて帰れる。おっぱいになんて負けない、俺は生きて帰るんだ!

 

「がぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 刹那、右腕が尻尾の壁を貫いて、藍の乳房を確かに掴んだ。

 その途端、我慢が決壊して俺は大量の精を吐き出してしまった。

 

「まさか本当に止めて見せるとは、想定外だったぞ。だが……」

 

「……グッ! ……ィッ!? ……ァ、ァ……」

 

 動きが止まった乳房の中で、限界を遥かに超えた吐精。

 それは気力のみで繋げていた俺の意識を根こそぎ断ち切るほどの快楽を味あわせる。

 大波に呑まれるかの様に、深く深く沈んでいく。

 

「安心しろ、ゲームはお前の勝ちだ。生きて帰してやる。闇に落ちるまでの僅かな余韻を楽しむが良い」

 

 彼女の言葉を聞いて、俺はとにかく安心した。

 その途端、俺はあっという間に力尽きて眠ってしまった。

 

「……ふむ、これならギリギリ及第点といった所だな」

 

 

 

 

 

 気がつけば俺は自分の家にいた。

 

 あれからというものの、俺はいなり寿司がトラウマになってしまった。もうあれを食べたいなんて思わない。

 体の方も何とか回復しつつある。限界ギリギリまで精を搾られたせいで目覚めたばかりは歩くことすらままならなかったが、数日休んだ今はもう元通りだ。

 とりあえず、これからは極力彼女との接触は避け、一人静かに慎ましく生活していこう。もう性行為はこりごりだ。たとえ相手が間違いなく普通の人間の女性だと分かっていてもやりたくはない。

 死を感じた経験は、何よりも恐ろしいものだから。

 

 さて、体も元通りになったことだし、久しぶりに仕事に――

 

「――ふむ、しっかり回復したな」

 

「ッ!?」

 

 声が聞こえる。

 あの時、俺を嫐り続けた彼女の声が。

 背後を振り返ると、家の中にも関わらずいつの間にか目の前に立っていた。

 

「な、なんでここに……もう俺は解放されたんじゃ……?」

 

「何を言ってる。私は初めに言っただろう」

 

 覚えが無い。

 

「忘れたのか? 『私が孕むまで、貴様を犯し尽くしてやる』とな」

 

「……え?」

 

 孕むまで?

 それって、つまり……先日のあれは……

 

「貴様は乳房で妖怪が孕むと思っているのか? そんな訳無いだろう。今日は私の腟内がお前の精で満たされるまで解放はしないからな」

 

「……い、いや、待って下さい、許して――」

 

「つべこべ言うな、来い」

 

 終わらない。

 八雲藍の搾精地獄は、まだ終わらない。 

 

 

 





続きは書くかどうか正直考えてます。
基本的には多くのキャラ、シチュエーションを書きたいと思っているので続けるとしても先になるかも……

また、もし希望とかもあれば答えられるかもしれません。
その際は是非感想欄か何かで。
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