「……」
カレンダーを真剣な表情で見つめるヒカル。そこが示している月は9、20の日付には大きな丸で囲われていた。そして、その下には……。
(今日は、ソラの誕生日……)
そう、9月20日はソラが生まれた日―――つまり、誕生日なのだ。そのことをましろから聞いたヒカルはソラに内緒でプレゼントを用意した。喜んでくれるかはわからないが、考えに考えて選んだものだ。
(誕生パーティーが終わったら、これを……)
ましろの家で開かれる誕生パーティーが終わった後、ソラをここに呼びだしてプレゼントを渡す。誕生パーティーの時に渡すのが手っ取り早いのだが、それははずかしいので、ここで渡すことにしたのだ。
『ソラ(ちゃん)(さん)!お誕生日おめでとう(ございます)!』
かけ声とともにクラッカーを鳴らす。客室にはソラもといキュアスカイをイメージした飾りつけ、テーブルにはましろたちが用意した料理が多く並べられていた。
「私のためにここまで……みなさん、ありがとうございます!」
みんなに祝われてソラはとてもうれしそうだった。そこからは料理を食べたりましろたちからプレゼントをもらったりして楽しい時間を過ごさせた後、ヒカルはソラを庭へと連れだした。もちろん、ソラにプレゼントを渡すためだ。
「ヒカル君、こんなところまで来てどうしたんですか?」
「……僕も、ソラさんにプレゼントを用意したんだ。喜んでくれるかわからないけど……」
ラッピングされた青色の箱をソラは受け取る。
「嬉しいです!開けても、いいですか?」
「もちろん」
ヒカルの許可をもらい、箱を丁寧に開ける。箱から出てきたのはビーズアクセサリー。青と白で構成されたブレスレットだ。
「これは……」
「アクセサリーショップで作ったんだ。作るの初めてだったから、質素なものになっちゃったけど……」
「見た目なんて関係ないですよ。ヒカル君が私のために用意してくれたというだけでも、私はうれしいんですから」
そう言って、ブレスレットを腕に着ける。
「キレイな色……青空みたいです」
「気に入ってもらえるか不安だったけど、気に入ってもらえてよかったよ」
「このアクセサリー、大事にしますね。これはたった1つしかないヒカル君の贈り物ですから」
にこっと微笑みながら抱きついてきたソラを、ヒカルはギュッと抱き返した。
―――――
休日。ランニング中に虹ヶ丘家を通ったヒカルはましろと出くわした。ましろに花に水をあげているところだった。
ちなみにヒカルはランニングをする際は常に片手サイズのダンベルを持ち上げながら走っている。これはヒカルが独自に考案したトレーニング法で、影響を受けたソラもこのトレーニング法でランニングしている。体力と腕力を同時に上げる画期的な(本人談)トレーニング法なのだが、ソラ以外はマネしたがらない。そりゃそうだ。
「ヒカル君、朝から精が出てるね」
「三日坊主にしたくないから、日課にしてるんだよ」
「プリキュアになってから続けてるんだっけ?ソラちゃんも言ってたけど、ヒカル君はすごいよ」
プリキュアになれば身体能力が上がるので、これによって戦闘が有利になることはまずない。しかし、ヒカルがトレーニングを続けているのはそのためではない。ヒカルがトレーニングを続けているのは自身を鍛えるほかに、自信をつけるという意図がある。自信がつけばいかなる敵を前にしてもくじけづらくなる。それを考えれば、このトレーニングは戦闘に貢献できるものといっても差し支えないかもしれない。
「でも、結構な距離走ってるんでしょ?汗とかかいてるんじゃない?」
「ああまあ、だからランニングの後はお風呂に入って汗を流してるよ」
「走った後のお風呂はキモチいいからね。そういえば今日、ソラちゃんがそっちの家に泊まりに来るんだよね?」
親は今仕事で家にいないが、許可は取っているので問題はない。普通年ごろの男女2人を1つ屋根の下に置いておくのは親としては心配するだろうが、ヒカルの両親はソラをヒカルの将来の嫁として見ているので、将来いっしょに暮らす日に備えての予行練習のつもりで許可したのだろう。
「うん。10:00ぐらいにウチに来ることになってるよ」
「ソラちゃん、今日という日を楽しみにしてたんだ。ヒカル君と長い時間いられるって」
ソラと出会ってそれなりの時がたってるが、1日いる機会はなかった。ということで、この休日を使ってソラと親睦を深めればとヒカルの両親が提案してきて、このことをソラに言ったらノリノリだったので、今日から2泊3日、ウチでソラを泊めることになったというわけだ。
「ソラちゃんのことよろしくね。ソラちゃん、いろいろ覚悟してきてるから」
「え、覚悟?」
「そのうちわかるよ」
ましろの言葉の意味を理解できないまま、ヒカルは帰宅。それからソラが来てからはゲーム(もちろん身体を動かす系の)などをして楽しい時を過ごした。
そして夜、ソラは動きまくって疲れが出たせいか、床に寝転んで寝てしまった。どうせ寝るならベッドで寝てもらいたいが、あまりにもキモチよく寝ていたので起こすのも悪いと思い、ヒカルは毛布をかけてから脱衣所にむかった。
服と下着を洗濯機にぶち込み、シャワーを浴び、湯に浸かりながらふぅと息を吐くと疲れがどんどん取れていく。お風呂を開発した人は本当に天才だ。もし、これが開発されていなければこんな気分を味わうことだってできなかったのだから。
「ん?」
外からドアが開けられる音が聞こえてきた。ソラが起きたのかと思った矢先、ヒカルは目を見開いた。なんとソラが浴室に入ってきたのだ。もちろん浴室なので、生まれたままの姿で。
『……』
ソラはヒカルが入っていることに気づいていなかったのか、無言のまま固まる。ヒカルからしたら、これは意中の相手の裸を見るというラッキーな展開なのだが、同時にマズい状況であることを理解し、慌てて立ち上がる。
「ごめん!すぐに出るかr―――!」
そう言って出ようとしたところでソラに止められる。
「そうだよ……こんなの結婚したら当たり前になるんだから……」
そう言うソラだが、小声だったため、ヒカルには聞き取れなかった。
「ソラ……?」
「よかったらいっしょに、入りませんか……?ヒカル君がよければ、ですけど……」
ちゃんと理解したうえで言っているからか、ソラの顔は赤かった。このお泊まりが将来いっしょに住む予行練習だというなら、こういう経験をしておくのもいいかもしれない。ヒカルはそれで自分を納得させると、いっしょに入ることを了承した。今朝ソラは覚悟を持ってここに来ているとましろは言っていたが、どうやらこのことだったらしい。
「では、いきますね……?」
いっしょに入ることになると、ソラはヒカルの背中を洗うべく押しつけた。おっぱいという名のスポンジを。発展途上ながらもやわらかい感触に驚き、ヒカルはソラに視線をむける。
「ソラさん!?」
「こうすると男の子は喜ぶって聞いて……あまり大きくて申し訳ないですけど……」
意中の相手であれば大きさなんて関係ない。ヒカルがそう言うと、ソラは“よかったです”と安堵して、おっぱいスポンジを続けた。
「ヒカル君、キモチいいですか……?」
「うん、すごく……」
しかしおっぱいで洗われてるせいで股の辺りがムズムズしてきた。だが、そこをなんとか我慢して、今度はソラの体を洗ってあげることに。
(おぉ……)
体を洗うという行為上、ソラの体に触れることになるのだが、彼女の体は少女らしくとても柔らかかった。しかも……。
「あっ……ヒカル、君っ……とても、キモチいいですっ……♡んんっ♡」
このように色気のある声を出してこちらの性欲をこれでもかというくらい煽ってくる。そうなれば、なにもしないということなどできるわけなく……。
「あぁんっ♡」
秘部に触れると、案の定ぬれていた。どうやら興奮していたのはヒカルだけではなかったらしい。
「ソラ、感じてたんだ?」
「だって……ヒカル君にこんなことされたら、感じちゃいますよぉ……♡」
「なら。もっと感じさせてやらないとね」
浴室に水音とソラの嬌声が響く。やわらかいソラの体に触れて、秘部に触れて、ソラの嬌声を聞いて、肉棒はもうビンビンになっている。今すぐにでもこれをソラに挿入したいというキモチが浮上してくるが、今は我慢して秘部を弄り続けた。
「ぁああぁああっ♡」
そんなことを続けていると、ソラは嬌声とともに愛液を噴きださせた。身を預けるようにヒカルに寄りかかってくるソラだが、そのと気づいた。ヒカルが勃起していることに。
「ヒカル君、部屋行きましょうか」
これがどういうことかを察したヒカルは頷き、自分の部屋へ。ヒカルはそこにあるベッドにソラを寝かせると、すぐさま肉棒をナカに挿入した。
「あっ……♡いい、ですっ♡ヒカル君の、キモチいいっ♡」
「僕もっ……ソラのナカ、とてもキモチいいよっ」
奥まで入れた肉棒を上下に動かし、奥を突いていく。そのたびに肉棒がこすられ、性的興奮がさらに高まっていく。
「はあ、はあっ、ソラのナカがキモチよすぎて、腰が止まらないっ」
「あっ♡こんなに突かれたらっ♡さっきイッたばかりなのにまた、イッちゃいます♡」
「僕もキモチよすぎて、イキそう……!」
「っ……♡なら、イキましょ……いっしょにっ♡」
「ああ、いっしょにっ……」
と言った数秒後、2人は同時に果てた。そして乱れた息を整えた後、キスを交わす。舌と舌を絡ませた、深いキスを。
「今日は、長い夜になりそうですね♡」
「たまにはいいと思う。そういうのも」
「そうですね。じゃあ、その分私のこと、いっぱい愛してくださいね♡」
「ああ、もちろん」
それから2人はこの2人きりの時間を利用して、恋人としての距離を縮めたのだった。