※この作品はR-18です。

五条悟に転生したと思ったらクロスオーバー世界!?   作:鋼色

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壱話 転生五条とクロスオーバー!?

まだ日が昇っていない夜。朝三時の時間帯に白髪で美しい瞳を持った五条悟の目が覚める。普段は側仕えが来るまで眠っている俺であるが、今の俺は違う。

 

五条悟の精神だけでは無く、呪術廻戦の一般読者としての精神が入り混じった俺は、五条家が保有している訓練場へと出る。六眼を使用し、殆どロスが無い呪力操作をする。その動作が、後の現代最強となる五条悟に転生したのだ、と実感をさせる。

 

術式の順転【蒼】を発動させ、地面を抉る。うむ、無事に神からの特典、【様々な種族の特性を得る】は働いているようだ。力を使えば使う程、その力が増大する種族の特性か、本来上がらない筈の呪力が上がっている。

 

その事実に俺は笑みを浮かべ、体力増強と身体能力強化、呪力上昇を図る為、鍛錬へと打ち込んでいく。

 

走り回り、呪力を纏った拳で素振りをし、何故か訓練場に置いてある鉄板を強化をせずに殴る。いや、何で訓練場に鉄板があんだよ。気づいているのなら注意をした方がよろしいのでは?

 

あれか?五条家の分家の子供達が自分の実力を試す為に設置させたのか?おいそれ絶対に間違いだろうが。大体此の訓練場に来るやつ大人組だろうがよ。それ以外としては、使わなかったから此処に放置しているとかもありそうだな。

 

まあ、どのみち言える事としては……使わねえんだったら処分しろよ!

 

まあ、この鉄板を処分していない奴等のおかげで鍛錬ができるんですけどね。意識と体を一時的に完全分離をさせ、体が鍛錬に対して一生懸命打ち込んでいる間、俺の意識は内で独り言を語っていた。

 

「んー、身体能力や呪力、大分上昇したな。まあ、再生能力が高い種族に死の淵から戻った時に戦闘力が急上昇する混ぜたらこうもなるか。色々な種族の特性を混ぜすぎてセルみたいになってる気もするが…」

 

そんな事を言いながら俺は自室へと戻っていく。

 

そーして戻った自室には親父と側仕えが居た。はい、親父と側仕えから怒られましたとさ。勝手に出て行ったから怒るのも分かるけどさあ……あんなに怒らんくても良くない?一時間は絶対に過ぎてるよな?もう少し短くしてくれても良いと思うんだけどなあ。

 

説教が終わった後、そんな事を考えていれば、側仕えと親父から呆きれのため息が飛んできた。おーひっど。これでも俺反省しているんだけどな。

 

「まあ良い。悟が問題をやらかすのは普段からだからな。それで?無下限の様子は今どうだ」

「順調も順調。六眼が無きゃカスみたいな術式も、俺には眼があるから使いこなせてる。順転は問題なく発動可能。地点を設定して、距離を【蒼】で吸い込んでしまえば移動も可能。問題は反転の【赫】だけど、それももう少しで完成できそうだから問題はなし」

 

過剰な鍛錬で死に掛ける事はある。だから、呪力の核心を掴むいい機会である。まあ、甚爾の戦の時のように「治さなきゃ死ぬ!」という状態では無いので、反転を習得するまでの呪力の核心を掴み切っていないのだが。けれども、先程親父に言ったように、反転は時期に習得できるので問題は無いだろう。

 

「なるほどな。悟はもう其所まで到達しているのか。であれば色々な任務を任せる事になりそうだな」

「マジか、親父」

「大真面目だ」

 

 

 

 

 

 

 

▲○▲

 

俺さ、気づいたんだけどこの世界って呪術世界じゃ無いんだな。この世界にあるのは呪力だけじゃ無く、魔力とかの力もあるみたい。まあ、それだけだったらまだ良いんだよ。少し特殊な世界なんだな、と納得ができるからな。

 

「……」

 

目の前にいるこの少年。俺には見覚えがある。この少年は呪術廻戦とは違うアニメ……『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』の主人公である。お隣の天使様時空は然程危険な奴は居ないんだが…これが他のアニメも混ざっているとなると、大変な事になるな。ドラゴンボールのキャラとか転スラ世界のリムルとか魔王学院の不適合者のアノス・ヴォルディゴートとか。

 

今例を出したキャラは宇宙を破壊できる奴が居る。というか、星を破壊する程度ならドラゴンボールのヤムチャでも多分できる。戦闘力100ら辺で月破壊できるからね。仕方ないね!

 

一人で心の中を騒がしくするのは一旦辞めとして、少し六眼で見るか。親父が言っていた五条家の分家である藤宮家の当主の兄である藤宮修斗は当主よりも強いらしいので、周の実力も期待ができる。……え?

 

「一つ言っておく。周の術式は無為転変だ。文献には無い術式だけど、六眼の中にはその情報があってね。これは相手の魂に触れ、魂の形状を操作することで対象の肉体を形状と質量を無視して思うがままに変形・改造する術式だ。分かってると思うけど、使い方を間違えたら大変な事になる。だから隠蔽をするべき…」

「ソレがあれば、まひ……大切な人を守れるのか」

「周、お前の使い方次第だ」

 

何となく分かってはいたが、この周、二回目の人生を歩んでるな。神から貰ったあるオマケ。六眼と追加効果付与で魂の形が見れる様になったんだけど、周は魂が重複、融合していた。この形から推測するに、老衰をした藤宮周の魂が過去に戻ってきたと言った所だろう。

 

……どっちに向くかな、周は。もしかしたら椎名ちゃんを守る為に闇に堕ちるかもしれない。もしかしたら椎名ちゃん以外を守る余裕ができるかもしれない。

 

門脇くんや赤澤くん、白河ちゃんを友達として思っているからその三人はまだ何とかなるかもしれない。他の友人や椎名ちゃんの家が雇っていたハウスキーパーの人、小雪さんも大丈夫そう。でも、ネックはその他なんだよなあ。

 

「もし、その大切な人を守りたいのならば立場が必要だ。呪術師になるもよし、魔法使いになるのもよし。探索者となるのもよし。けれど、このような立場になるなら他にも守る者が出てくる。優先順位は大切な人良い。だけど、守る者の範囲を広がる必要がある。お前にできるか?周」

「それで大切な人が守れるのなら、やるさ。どれだけの苦行が襲いかかってこようと耐えてやる。でも……もしそれで守れない時が来たら」

「そん時は責任負ってやるよ」

「そう、ならなるよ。呪術師でも魔法使いでも探索者でも」

「そういうのは親に許可取ってからな」

 

 

 

 

▲○▲

 

 

 

俺と周が十の歳になる頃、呪術師としての活動にも慣れ、探索者や魔法使いが使う魔法やスキルに手を出していた。くだらない魔法を収集したり、時には強力な魔法を手に入れて戦いでの活用方法を目を輝かせながら考えたり。まあ、色々あったのだ。

 

そんな任務を終えた俺たちの瞳の先には黒い長髪を頭から流し、紫色の瞳で此方を見ている少女が一人。周に関しては誰なのだ、という視線を向け、俺に関しては呆れたような視線を向ける。うーむ、まさかブルアカとも融合していたとは。

 

「此の世界はどのような世界なのですか。説明を求めます、先生」

「……まさか俺が先生なの?多分人違いだとおも……ねえ、君が言っている先生って眼の事を六眼って言ってなかった?」

「確かに言っていましたが」

「確定。多分君が言っている先生は別世界、パラレルワールドの俺だよ」

「なっ、そんな事……いえ、事例があります。可能性は、ある」

「物分かりが良いね。……俺たちには色々とやる事があるからな。少しの間、眠っておいてくれるかな」

「構いません。例え別世界と言えども、先生は先生。先生は王女を傷つけません。気持ち悪い一面はありますが」

「その信用、別世界の俺に感謝しなくちゃな」

 

少女の両眼に手を被せ、気絶をさせる魔法を発動させる。そして地面に倒れる前にお姫様抱っこで抱き抱えている為、体は無傷のままだ。俺が知っている情報が正しければ、先程話していたのは天童ケイ。今は多分、天童アリスの別人格的立ち位置に位置しているのだろう。

 

不味そうなのは色彩なんだが……今はわかんねー。この世界にあるかどうかも分からない色彩の対応を考えるより、ケイとアリスの対応が先だろう。




探索者・スキルを駆使してダンジョンを攻略する者。又はダンジョンを攻略しようとしている協会が管理をしている者達の通称。
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