楽しい異世界ドスケベ牧場経営~ただし家畜は人間とする~ 作:ベリーナイスメル/靴下香
「は、ぁ。はぁ、は、ふぅ……」
部屋の中に充満するのはミルクの甘い香りと、肉欲の香り。
ベッドの上で荒い息をつきながらくたりと脱力するミーシャを前に、カリスは股間の痛みに顔をしかめる。
「う、あ……」
過去を思い返してもここまではち切れそうになったことはない。
ずぐんずぐんと血流が下半身に流れ込んでいく感覚が強くてめまいがしてしまうほど。
「は、うぅ……す、ごい、ですぅ~……カリス、さぁん♡」
うわごとのようにベッドの上で言葉を漏らしたミーシャへと血走った眼を向けてしまう。
そうだ、カリスは健全な青年だ。
どうすればこの苦痛にも似た激情を解消できるか知っている。
「――い、かん、いかん。それは、だめだ」
吹けば消えてしまいそうなカリスの理性が警告した。
解消するのに目の前の女を使うなんて、それはレイプでしかないと。
「は、ぁ……はぁ、だめ、だって、の」
だが、息はまだ荒いまま。
当たり前に意味をなさなかった樽が転がっていて、ベッドの上はミルク塗れ。
くたりと腰が上がったまま、力の入らない肢体を布団に沈めているミーシャの姿。
「う、ぐ……な、んだ、これ」
聞いたことのない声が頭の中を巡る。
悪いことじゃない、自然なこと、ヤりたくなったのならヤればいいのだ。
あの声を聴いただろう、快楽に染まっていただろう、あのメスだって期待しているこの先を、ここで終わることこそ彼女にとっても生殺しで、お前もそうだろうと。
「はぁ、は、ぁ、はぁっ」
都合のいい妄想、幻聴、自分の背中を押そうとする声。
今まで受けてきた教育が足に絡みついて、動こうとする身体を止めてくれる。
だが。
「か、りす、さん~?」
「っ!? な、なんですか? えっと、その、大丈夫、ですか?」
いつの間にか瞑っていた目を開ければベッドの上から心配そうな顔を覗かせるミーシャがいて。
「わたしは、だいじょうぶです~。とっても気分がいいです、けど~。カリスさんの、ほうが~」
「……き、きのせい、ですよ」
心配の表情だとわかっている。
それでもカリスには先ほどの熱が抜けていないのか、目が期待で潤んでいるようにしか見えなくて。
「えっと、その~……わたしに、できること、ありますか~?」
「っ」
だから。
何なら次は自分の番だなんて言ってくれることを期待してしまっていたから。
誘惑ではないとわかっていても。
「――ごめんっ!」
「わっ!?」
起き上がろうとしたミーシャの身体へとカリスは再び覆いかぶさった。
「か、カリスさん~? ど、どうしました――んきゅっ」
「はぁ、はぁ、はぁっ」
風前の灯火だった理性は完全に消えて、カリスの頭の中にはもう組み敷いたこの女をどうしようかという思考しか残っていない。
「さ、さわる、ぞ?」
「え、あ、は、はいぃ。まだ搾って、くれるんですね~、うれしい、です~」
微妙にどころか完全にズレたミーシャの返答へと消えた理性が最後にごめんと呟いた。
「そ、そう、だ。こうしたほうが、もっと、搾れると、思う、から」
「はい~。お任せ、します~」
押し倒された事実に相も変わらず危機感を抱いていないミーシャではあるが、自覚できていないメスが知っているのだ。
このまま身を任せていれば、もっと気持ちよくなれると。
「ん、んんぅっ、は、ふぁっ♡」
「あぁ、たまらねぇ……なんだよ、この柔らかさはっ! この、このっ」
「あ、うぅうっ♡ ご、ごめんなさい~、ふ、ぅっ♡」
好青年の皮を脱ぎ去ってオスになったカリスは、思うがままに仰向けとなってもしっかり膨らみを残しているミーシャの胸を揉みしだく。
「んんっ♡ は、ぁっ♡ ほ、ほんとに、カリスさん、お上手、ですぅ♡」
揉むたびにぴゅっぴゅと乳首からミルクが噴き出た。
ミーシャの顔を見れば、さっきまでこんなとろけた目をしていたのか、こんなだらしない顔をしていたのかと、カリスの心にあった苛立ちを掻き立てる。
「こ、の――これは、そうじゃないってのに! 乳搾りだってのに! 悪いおっぱいだな、この、このっ!」
「ひゃうぅっ♡ ご、ごめ、ごめんなさいぃ♡ で、でも、でも~カリスさん、お上手、んんぅ♡ ですから、き、気持ちよく、なっちゃうんです~♡」
「それが悪いってのに、こっちの気も知らないで――あぁもうっ! はむっ!」
「ひぁ――ひゃあぁあっ♡ おっぱい、ちくびぃ♡ ちょ、直接ミルク飲まれちゃってますぅ~♡」
愛撫だなんだもない。
本能の赴くままにカリスは乳首へとむしゃぶりつき、思いっきり吸い上げ始める。
「あ、あぁ♡ の、飲んでる♡ 飲んでもらってますぅ♡ うれしい♡ うれしいですぅ♡ お、おいしい、ですか~♡ わたしのミルク♡ おいしいですか~?」
「――ぷあっ! あぁちくしょう! 最高においしいよっ! あむっ!」
「あうぅうっ♡ はい、はいぃ~♡ もっと、もっと飲んでください~♡ もっとでます♡ だします、からぁ♡」
吸えば吸うだけミーシャの胸からミルクが出てくる。
ミーシャが言葉にしたもっと飲んでほしいという願いに応えるかのように急ピッチで製造されるミルクは、作られた瞬間にカリスの胃の中へと消えて行く。
「はうぅっ♡ うれしいよぅ♡ きもちいいよぅ♡ かりすさぁん♡ もっと、もっとぉ♡」
そんな事実が齎す圧倒的な幸福感にミーシャはメロメロだった。
母になった経験などない、家畜としての自覚があったわけでもない。
それでもこんなに誰かに必要とされて、夢中になってもらった経験がなかったミーシャは今、心底カリスを愛おしく思ってしまっている。
「も~っ♡ もぉ~♡ もっとぉ♡ もっと飲んでください~♡ いっぱい、いっぱいぃ~♡」
気づけば胸へとむしゃぶりつくカリスの頭を掻き抱いていたし、離さないといわんばかりに足も絡みつかせていて。
「ぷあぁっ! えぇい! まどろっこしいっ!」
何にこらえきれなかったのかカリスはミーシャの両胸を掴み伸ばし、両方の乳首を口に含み吸い上げる。
「もっ!? もぉおおおっ!?」
何をされたのか、何をしてもらったのか。
理解を許さない刺激にミーシャは目を白黒させる。
「りょ、りょうほう~♡ それ、これぇ♡ すてき♡ しゅてきれすぅ♡ もぉ~♡ かりすさぁん♡ しゅてき~♡」
正真正銘味わったことのない快楽がミーシャを襲った。
重ねてテクニックも何もない乳吸いだ。にもかかわらず無自覚に腰がへこへこと動いてカリスの股間を擦り上げてしまうほどにメスを刺激されてしまう。
「あぅうっ♡ も~♡ もぅ~♡ もっと、してくださいぃ♡ きもちよくしてぇ♡ もっとぉ♡ も~っとぉ♡」
意図して口に出たわけじゃない。
心の奥底に眠っていた本能が勝手に叫んだだけ。
「は、ぁ……。い、いいん、だな?」
「も、もう?」
「もっと、して、いいん、だな?」
両乳首から口を離し、口端からミルクを垂れ流しながら、これが最終確認だとカリスはミーシャの目を見て言う。
「~~っ♡♡♡」
据わった目だ、欲望に囚われて理性の光なんて一切伺い知れないカリスの目を見てミーシャは背筋を震わせた。
――モノにされる。
どういう意味なのかは、わからない。
ただ、眠っていた女、あるいはメスが悟った。
悟った上で。
「はい、はいぃ♡ し、してくださいぃ♡ カリスさんの、お望みのままにぃ♡」
お願いしますと、懇願した。
「あ、ふ、あ、あ――んあぁあぁっ」
「ぐ、ぅ」
カリスにとっては禁忌であった行為は、少しの抵抗を破って行われた。
理性が残っていたのなら不思議に思っていただろうが、もうミーシャはオスを迎え入れるのに十分準備が整っていたとわかっていた。
事実肉棒を秘所へと添えたときドロドロになっていたし、なんならどこか当然だと思ってしまっている。
「あぁあぁああっ♡♡♡」
ぐいっとのけ反るミーシャの身体、ぴったりと肉壺に埋まり切ったカリスの怒張。
亀頭に伝わるコリコリとした感触がここが最奥だと教えてくれる。
「うごく、ぞ」
「ひゃ、い、はいぃ~♡」
破瓜の痛みはミーシャになかった。
それどころかあるのは圧倒的な快楽だけ。
もっとも、性的な知識に無知であるミーシャが、初めては痛いと知っていたかは定かではないが。
「んんああぁっ♡ これ、これぇ♡ すごい、ですぅ~♡ ぞりぞりってぇ♡ お腹で動いてますぅ♡」
少なくとも経験したことのない感触、快楽へ夢中になってしまっている。
「あ、ぐ、こ、の……これ、やばすぎる」
カリスにしても同じだった。
初めてのセックス、初めての女の味。
肉棒に絡みつく肉襞が肉棒を舐め上げていく感触が齎してくる快感。
これは夢中になってしまってもおかしくないと心底思う。
何より。
「あっ♡ あ、ああ、あんっ♡ きもち、いいですぅ♡ かりすさん♡ かりすさぁんっ♡」
腰を動かすたびに目の前で喘ぐミーシャの顔、声、そして大きく揺れる胸。
快楽に歪む眉、幼さの残る顔立ちと声は、いけないことをしているという背徳感を煽りに煽る。
一突きするたびに、ぴゅっと乳首から白い液体が飛んでいく。
俺のもの。
少なくとも今だけは、目の前の女を自分の好きにしていい。
後のことは知らない。
知らないから、やりたいことを。
「んきゅあっ♡ も――もぉおおおおっ♡♡♡」
腰を動かしながらカリスはミーシャの乳首へと再びむしゃぶりついた。
瞬間、ミーシャの視界がチカチカと点滅する。
「か――りすしゃんっ♡ それ、それぇっ♡ すっごく、きもちいいですぅ♡ しゅごいです♡ しゅてきれしゅぅううっ♡ もっとしゅって♡ いっぱい、いっぱいぃ~♡ んあぁっ♡ ぱ、ぱんぱんも、もっとぉ♡」
お互いにもうわけがわからなかった。
二人の間にあるのは気持ちがいいというものと、もっと気持ちよくなりたいというものだけで。
「はぁ、はぁっ、はぁっ! んぐっ! あぁ! もう! 美味いし気持ちいいし最高じゃねぇかっ!!」
「も~♡ もぅ~♡ はい、はいぃ♡ わたしも、わらひもでしゅぅ♡」
ぐんぐんと昇りあう。
ミーシャは上を見れば乳首からミルクをまき散らし、下を見れば愛液を噴き出し続ける。
カリスはもう自覚のないままに何度もミーシャの中へと精液を漏らしていたし、もっともっと気持ちよくなりたい、気持ちよくしたいという思いのままに腰を振り続け、乳首を吸い続けた。
そうして。
「イく、イくぞ……ミーシャッ!!」
「は、ぃ~♡ きて、きてくださいぃ~♡ わたしも、わた、しもぉ~♡♡♡ イ――」
二人は同時に高みに至った。