楽しい異世界ドスケベ牧場経営~ただし家畜は人間とする~ 作:ベリーナイスメル/靴下香
「んんぅ♡ あうぅ♡ ち、ちくびぃ♡ そ、そんなに吸っちゃったら、のびちゃいますぅ~♡」
やはりというべきか、責任を取るというカリスの考えはそのままだった。
だが、だからこそと言うべきだろう、自覚がないのか、気が付かない振りをしているのか。
責任を取るのだから身体を重ねても問題ないという考えに流されている。
「ごめん。だけど、ミーシャさんのミルク、すごく美味しくて」
「あ、はぁ♡ それは、んっ♡ 何より、うれしいです~♡ じゃ、じゃあ♡ 伸びちゃってもいいので~♡ たぁくさん飲んでください~♡」
足元にある樽にはすでにミーシャのミルクが並々と注がれていた。
これ以上は入らなくなったから、空いている自分の胃の中へと収めているだけに過ぎない。
「ひ、あぁぁ♡ そ、それぇ、それすごくきもちいいです~♡ りょ、りょうほう♡ りょうほう~♡」
「片方だけ伸びちゃったらアレだしね」
「はい~♡ はいぃ♡ あ、あれ、あれですからぁ~♡ もっとぉ♡」
カリスの胡坐の上に腰かけたミーシャはされるがまま、胸を吸われるがまま快楽に震えている。
乳詰まりは解消したといっていいだろうがしかし、放置していれば再び詰まるのは確かな話。
結局カリスの仕事、その一つに牧場の解体作業を始める前の早朝にミーシャの乳搾りが追加されることとなった。
「あはぁ♡ すごいぃ~♡ しゅごいですぅ♡ もっと、すってぇ♡ わたしのミルク飲んでください~♡」
「くっ……」
ズボンの下ではカリスの肉棒が窮屈さを訴えている。
訴えているというのにその上でミーシャの腰が踊り、布越しに怒張をこすり上げている。
「カリスさん、かりすさぁん♡」
甘えているかのような声、この先を期待しているかのような声。
自分に都合よく聞こうとしているとは頭の片隅で理解している。
それでも目の前で揺れる胸、ピンピンに硬く尖っている乳首、早く早くと急かすような腰の動き。
「み、ミーシャさんっ!」
「は、はいぃ~♡ き、きてぇ~♡ きてください~♡ は――うぅうう~♡♡♡」
たまらずカリスは作業着のジッパーを下してミーシャの肉壺へと怒張を突き込んだ。
「う、わ」
挿入した瞬間に乳首から噴き出すミルクがカリスの顔を直撃した。
甘く濃いミルクだ。
気のせいかもしれないが、昨日直接口にした時よりも遥かに。
「ず、ずんずんっ♡ こ、こりこり♡ これも、きもちいいですぅ~♡ もっともっと出せそうです~♡ で、ですからぁ♡ もっと、もっとしてくださいぃ♡ だしますぅ♡ だから飲んでぇ♡ のんでくださいぃ♡」
ミーシャはあくまでもこの行為、自分の秘所に肉棒を突き込まれることを乳搾りの一環だと思っている。
実際こうしたほうが出るという意味では間違っていないどころか効果的で、ついでのおまけとは言えないほどの快楽もついてくる。
「く、ぁあぁ~♡ びゅーって、でてますぅ~♡ のんでくれてますぅ♡ しあわせ♡ しあわせですぅ~♡」
何より。
ミノタウロスが乳搾りをされていたのかはわからないが、胸に紋様を浮かべた人間は乳を搾られる、ミルクを飲まれることに多幸感を覚える。
今、ミーシャは女として抱かれている幸福と、ミノタウロスとして乳を搾られるという幸福を重ねて感じているのだ。
「ほ、らっ! もっと、出してくれ、飲ませてくれっ!」
「はい♡ はいぃ♡ ど、どうぞ~♡ 出しますぅ♡ いっぱいぴゅっぴゅって出しますぅ♡」
カリスの頭にあるかくあるべしという考えも、ミーシャにまだ芽生えていない貞操観念も。
「ミーシャ、ミーシャッ! 俺も、イク、イクぞっ! いい、か? ここに、出して、いいか!?」
「はいぃ♡ お望みの、ままにぃ~♡ わ、わたしもイク♡ イク、イキましゅ♡ イク、イクイクイク――ふ、あぁぁぁぁっ♡♡♡」
ミーシャはぴんっと背筋を弓なりに反らし、噴き出るミルクで塗りつぶし。
カリスは奥の奥まで届けと腰を突き上げ、勢いよく精液で塗りつぶした。
「ヤった後とは思えんほど冴えん顔をしておるの」
「う゛……いや、その、また流されてしまったな、と」
俗にいえば賢者タイム。
古びた牧舎の解体を進めながらも、自然とカリスの口から零れるため息へとハーツは苦笑いする他にない。
「手を出してしまった責任を取る、取ると決めたから構わない。大層な覚悟を言い訳にしてしまっている自分に嫌悪感を覚えておるんじゃろう?」
「全部お見通しは勘弁してください」
お見通しも何も、ハーツからすれば自分も通ってきた道だからわからないわけがない。
大きく違いがあるというのなら、身体を巡る血、それだけだ。
だが、それだけと言う血が大きな悩みの原因になっていることも確かで。
「紋様が浮かんだ人間は体質だけではなく大なり小なり感性も血に寄りかかり変わる。ミーシャは元より独特な感性をしておったが、先祖返りで更に理解が及びにくい感性に変わった。お前が思う責任の取り方が、ミーシャにとっての幸福に繋がるかはわからん」
「そういう、ものですか?」
「現にお前もそうじゃろう。女の身体を知ったことで肉欲に流されやすくなったはずじゃ。先祖返りとはまた少し違うが、経験したことで気づかなかったモノに気づけるようになったということ。まずはゆっくり相手のことを知って、その上でどうするかを決めればよい。いきなりそんな状況に叩き込んだわしが言うことじゃないだろうがの」
「そう、ですよね……。いや、まったく。しばらく恨みますよ? じいちゃん」
幾分か気持ちが晴れたのかカリスの口調は明るい。
結論の先延ばしではあるが、性急に進める話でもないのだ。
まずはとにもかくにも、ミーシャがどう思っているのかを知ること。
知った上で、ミーシャが幸せを掴める道を探せばいい。
「あぁ、存分に恨め。じゃが、誰かを幸せにしたいというのならまず自分が幸せにならんといかん。それだけは忘れるなよ」
「はい」
そんなわけで、と。
「幸せ、ですか~?」
「漠然としていて申し訳ないんだけどな。ミーシャはどんなことが嬉しいと感じる?」
解体作業に一区切りつけたカリスは、キッチンで搾りたてのミルクをチーズに加工するため調理中のミーシャの下へとやってきた。
「う~ん……やっぱり、わたしのミルクを美味しいって言ってもらえること、でしょうか~?」
「それが嬉しいのかい? 他に……たとえばお嫁さんになって、子供を産んで、温かい家庭をとか考えたりしないのかい?」
「家庭、ですかぁ~あまり、そういうのはよくわかりません~。あ、でもでも~。そんなお家の食卓に、自分のミルクがあったら、とっても嬉しいです~」
やはりというべきか、返ってきた答えはカリスの理解からは少し遠い。
ミーシャの言っていることをそのまま受け取り突き詰めれば、正真正銘の家畜として活躍したいということ。
カリスは大工という職人だ。家屋を建ててそこに暮らす人間の笑顔を思い浮かべればそれはやりがいと言えるだろうし、完全に理解できないとまでは言わないが。
「そのために。いや、ミルクを出すためだけに、俺とやったような……乳搾りを、誰とでもすることになったとしても?」
「誰と、でも……」
一丁前な独占欲を感じる質問だった。
どうしたらわからないくせに、自分以外の誰かと乳搾りの名目で身体を重ねることをヨシとしないでほしいなんていう。
「……ふぇ」
「いぃっ!?」
我ながらこの質問はどうなんだとカリスが考えた時。
「い、いやですぅ~! それは、なんだかいやですぅ~! お胸の奥がちくちくしますぅ~!」
丸い目から丸い雫がボタボタと零れ落ちた。
「か、かりすさんがぁ、いいですぅ~。わ、わたしのミルク、おいしいって飲んでくれる、かりすさんじゃなきゃいやですぅ~」
涙を拭うこともせずに、カリスの袖を引っ張りながら、懇願するように。
「わ、悪かった! 変な質問して悪かった! 俺! 俺だけがミーシャのミルクを搾るから!」
「ほ、ほんとう~ですかぁ~? うそだったら、いやですぅ~」
「約束っ! 約束しよう! ほら、指切り! 知ってるか? 小指をこうして絡めてだな? 指切りげんまん、嘘ついたら――」
「はりせんぼん、ですぅ~!」
切られた指を見送って。
安心したような、やってしまったと後悔するような。
「……うん。悪かったよ、ミーシャさ――いや、ミーシャ。これからも、お前のミルクは、俺が搾るよ、約束だ」
「はい、はい~。絶対、ぜったいですぅ~。カリスさんが、わたしの飼い主さんですぅ~」
複雑な気持ちに違いはないが。
この、無垢であり無知が過ぎる大きな子供を。
幸せにしようではなく、幸せにしたいとカリスは思った。