※この作品はR-18です。

絶頂神機エクスタG   作:五日十巻

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二十五話 おもちゃで遊ぶ

 

 「そ、その……優しくしてね?」

 

クレアがベッドの上で、顔を隠しながら言った。

しかし彼女は、隠した顔とは裏腹に服はすべて脱ぎ去っており、股を大きくM字型に開いている。

 

「ああ。」

 

エクスは短く返事を返して、クレアの体と、ベッドの上に綺麗に並べた大人のおもちゃを見回した。

さながら、ラブホテルのベッドは手術台で、様々な形をした性玩具はメスや鉗子みたいだ。

ちらりと横を見ると、ペルもエクスと同じようにクレアを見下ろす形で状況を見守っている。

 

ペルは顔を真っ赤にしながらクレアの綺麗な体を見ていた。

少し日に焼けた肌は、つるりと光を反射して健康的な印象を与える。

短い髪、凹凸のやや控えめな体も相まって一見男子のようにも見えるクレアだが、服を脱いでしまえば、その体はとても女性らしく、可憐で美しい。

 

こぶりながらもまるみを帯びた乳房。ぷっくりとした桜色の乳首。焼けた浅黒い肌と、普段は服の下に隠れているゆえに焼けることのない素肌のコントラスト。クレアの下腹部はうす暗い照明を受けて、きらりと輝いていた。

 

見られている事に羞恥を覚えたクレアが体をひねる。心と体を、少しだけ二人の視線から逃がした。

 

「み、見過ぎなんですけど……」

 

胸と股間に手を当てて、最も恥ずかしいと感じる部分だけを隠した。

しかし、エロスは隠される事によって増えたり減ったりする。今回は前者の方であった。

 

ふつふつと心の底から湧き上がる劣情を感じながら、エクスは道具を選ぶ。

 

手に取ったものは、最もメジャーな非挿入型振動機、俗にいう電マだった。

 

エクスタGスーツ最大手であるニンファ社が開発している超王道のスタンダードタイプ。名称や社名を知らずとも、その形だけなら知っているという人間も多いほど有名だ。

信頼度の高さ故に、『現場入りしたカリスマAV女優が、電マがニンファではなかったため、撮影を降りた』と逸話があるほどだ。

 

ニンファ社製電マは、クレアも専用機に採用している。まずはこの慣れているおもちゃから使って行く。

 

電源を入れるとぶるぶると手の中で電マが震える。エクスの手の中で暴れる電マを、クレアがじっと見つめて、ごくりと唾をのんだ。

 

「クレア。行くぞ……」

 

エクスが声をかけると、クレアは瞼をきつく閉じて覚悟を決め、胸から手をどけた。

そして、両手を使って自身の股を広げ、エクスたちに恥部をすべてさらけ出す。

 

「お手柔らかにお願いします……」

 

低い音を立てながら、震える電マがクレアの股間に近付く。

クレアの手によってさらけ出されている局部には、うっすらと陰毛が生えており、薄い毛並みの股の間に、綺麗な女性器がある。

白い肌に咲く、桜色の小さな花。機械ですら触れる事の少ない未熟な性器は、今まで見た誰の物よりも華奢で壊れてしまいそうだった。

そこに、狂ったように暴れる電動兵器が触れる。

 

「ーーッ♡♡」

 

クレアの体が、大きく弓なりに跳ねた。

白い腹が反り、肋骨が浮き出る。小さなへそがひくひくと震えて、浮いた足先に力が入った。

 

「エ、エクス。いきなり強い刺激を与えたらかわいそうだよ。」

 

横から見ていたペルが、思い出したかのようにエクスに注意する。

そこで、エクスもはっとなって気付いた。

 

「そ、そっか。ごめん、クレア。」

 

慌ててクレアの股から電マを外し、振動を弱める。無段階調整式のダイヤルを弄り、出来る限り小さくして、再度クレアの股に押し当てた。

 

「だ、大丈夫。びっくりしちゃっただけだから……」

 

股間で小さな振動を感じながら、クレアは答えた。

絶え間ない振動と、小さな快感の波がクレアの中で動き続けている。

 

「いつもはどれくらいの振動で使っているんだ?」

 

「いつもは……もう少し強いかも。初期設定から全く触ってなくて、ずっと同じ振動で使ってるかな……」

 

会話をしている最中でも、股間は震え続けている。

びくびくと伝わる快感を感じながら、クレアはゆっくり受け答える。

 

「もう少し、強くするぞ。」

 

エクスが声をかけて、ダイヤルを弄り、振動を強くしていく。

早まる振動と鼓動。股間からじんじんと振動が伝わって、外部からの刺激を受け取った神経が、全身に信号を伝える。

 

(なんでだろう……なんか、いつもより気持ちいいかも……)

 

心の中で思ったことは、口に出さずに飲み込んだ。

 

エクスの操る電マは、自身の体を良く知っているクレアの慣れた動きとは全く違う。時に見当違いな方を刺激したりする――言葉を選ばずに言うならへ(・)た(・)なエクスの電マ捌きだが、嫌悪感は無い。

 

(むしろ、いつもより気持ちいい……?でも、気持ちよくない……いや、やっぱり……)

 

エクスが操る電マは、ふらふらといったりきたり、さまよっては定まらない。優柔不断なコントロールに翻弄されて、いまいちしっくりこないクレアがしびれを切らした。

 

するりと横にズレて、変なところに当たり続けている電マのヘッドを、指で掴んで運ぶ。

 

「そ、そこじゃなくて、ここ……」

 

「あ、わ、悪い。」

 

クレアの専用スーツ備え付き電マは、いつもクレアの陰核を真上から押さえつけるようなセッティングになっている。この位置がクレアにとってベストポジション。

電マが良いところに戻ってきたおかげで、快感が大きくなっていく。

震えが甘く股の間を刺激する。腰の芯から昇ってきた熱が、腹を通って頭まで駆け抜ける。

 

「あっ、あっ♡ヤバい……かもっ……」

 

絞り出すように声を上げて、クレアの足が閉まった。

クレアは、電マを押し当てているエクスの腕ごと、脚を閉じて、きゅうっと締め上げると体を大きく反らして痙攣する。

 

「はああっ♡♡」

 

エクスの腕を抱いたまま、クレアはびくびくと震えていた。汗ばんで濡れた、滑らかで冷たい太ももが腕を挟み、じっとりとした嫌な感触と人肌の生暖かさが腕に伝わる。

蒸れた太もものむちむちサンドの中で、さらに水分が追加された。

水源は、クレアの股の間。

 

しゃああ……

 

小川のせせらぎのように漏れ出た液体が指を濡らす。

当然電マにも水はかかるが、高い信頼を得ている彼らにとっては些事。

 

ひとしきり噴き出した液体がベッドのシーツに広がり、落ち着いたところでクレアとエクスの目が合う。

クレアは顔を真っ赤にして慌て始め、エクスもつられて顔を赤くした。

 

「ち、違うのこれは……何だか、わかんないけど、なんかあたし……変かも……」

 

クレアは赤くなった顔を、両手で隠しながらもじもじと言葉を濁した。そんな彼女の様子を見ながらエクスは静かに優しく諭す。

 

「変なんかじゃないさ。皆イくときはこんなもんだ。」

 

「い、イく?」

 

ぽかんとクレアの口が開いた。

 

「絶頂だ。オーバードライヴに必要な……ご存じでない?」

 

「わ、わかんないかも。オーバードライヴ使えたことないし……」

 

今度はエクスの口がぽかんと開いた。どうやら絶頂を知らないらしい。

これほどまでに性知識に乏しい武装者(ドライバー)は見たことがない。

 

と、なると彼女は今まで単純な戦闘知識だけでここまで来たことになる。

 

(だとしたら――とんでもない化け物だぞ……)

 

ごくり。エクスの喉が鳴る。

是非、彼女にオーバードライヴを使えるようになってもらおう。しっかりと仕込めば、彼女は恐ろしい武装者(ドライバー)になる。

 

「分かった。よし、クレア。続けるぞ。」

「へ?続けるの?あたし疲れちゃったんだけど……」

「何言ってるんだクレア。まだクレアは一回イったところだろ。せっかく絶頂を覚えたんだから、今日の内に完全にイキ癖をつけたほうがいい。」

 

クレアを諭しながらエクスは電マのダイヤルを弄り、少しだけ振動を強くした。手の中で、電マがうなりを上げる。

 

「これから後、十回はイってもらう。」

 

クレアの股に電マを近づける。空気をも震わせる電動マッサージ機が、クレアの弱点目掛けて迫る。

 

「じゅっ、十回!?無理だよ!あたし、一回イっただけでこんなにへとへとになってるのに!」

 

慌てて逃げようとしたクレアだったが――腰が抜けて体に力が入らない。初めての経験で足が痙攣し、上手く立ち上がれない。

 

「このままじゃあたし……壊れちゃ――」

 

むき出しの性器に、電動マッサージ機のヘッドが触れた。

 

「うッ♡♡」

 

力なく投げ出されていたクレアの足が硬直する。脱力して伸びていたつま先はピンと張り詰め、足の甲に腱が浮き出る。

 

「あ゛あ゛っ♡♡」

 

再びクレアの股から大量の噴水。エクスの顔に、クレアの汁がかかった。

エクスは顔に付いたクレア汁を、左手の袖で拭ってから静かに言い放つ。

 

「クレア。イくときはちゃんと「イきます。」って報告しなきゃダメだ。」

 

未だヘッドが股に当てられ続けているせいで、クレアはまともに身動きが取れない。

絶頂直後の敏感な体をエクスは休まず刺激し続けていた。

 

「な、なんでェ♡どうしてですか♡♡」

「オーバードライヴは武装者(ドライバー)の体に負担をかける。動きも大きく変わるし、一緒に行動しているチームメンバーたちも把握していないと連携に綻びが出る。だから、どんな時でも絶頂報告はしなくちゃならない。」

「わ、わかりました♡よくわかんないけどわかりました♡♡だからとめて……一回休ませてッ♡じゃないとあたしっまたイくッ♡」

「イきま(・)す(・)だ。」

「い、イきますっ♡がくえんしょぞく、いちねんッ♡♡クレア、オーバードライヴッイぎまずぅぅっっ♡♡♡」

 

ベッドの上で、人の字で転がったままクレアは全身を震わせた。その体をすべて受け止めているベッドが激しく震えて、ギシギシと音を立てて軋む。

 

「辛いだろうに、よく言えたな。偉いぞ。」

 

「へ?えへ♡じゃ、じゃあとめて……一旦やすませて♡じゃないとまた、また、あああ♡お願い、とめて♡っあ♡おねがっイぎますううッッ♡♡♡」

 

絶頂。しかし、報告は欠かさない。

エクスは彼女の才能に震えていた。手は止めない。彼女はこれから大物になるかもしれない。若干の焦りが胸中に渦巻いていた。

 

四度の絶頂を終えても、未だ絶え間なく当て続けられている刺激から逃れるために、クレアは腰を上げて俗にいうブリッジの体勢になった。

が、もちろんエクスの電マはその動きをしっかりと追っている。

 

そして、当たる位置が若干変わり、結果的にそれはクレアをより快感の沼の中に引きずり込んだ。

 

「お?」

 

陰核を下から攻める配置。この角度での刺激は未体験。

 

「おおお?」

 

それは吉。……ある意味では凶とも出た。

答えは絶頂。五度目の絶頂。

 

「おッ♡おおほおおおおおーーーっっ♡♡♡」

 

クレアは白目を剥き、派手に潮をまき散らした。

体は弓なり――いや、もはや山なりと呼ぶべきか。大きくのけぞって全身を激しく振動させた。

 

やがて彼女は、静かになったかと思うとぱたりとベッドにのびる。

 

「おっ♡おほっ♡」

 

クレアは漏れるような小さな喘ぎ声を出しながら、ぴくぴくとガニ股の下半身を震わせている。

ひっくり返ったカエルのような情けない姿で失神してしまった彼女を見下ろしながら、エクスはため息を吐いた。

 

「どうやら、やりすぎてしまったみたいだな……」

 

手に持ったままの電マの振動を止め、びしょびしょになった自分の体と制服を見下ろす。

いそいそと片づけを始めようとするエクスに、そっとタオルが渡された。ペルだ。

 

「ね。次は私の番……でしょ?」

 

ペルはこちらをじっと見つめながらにやりと笑っている。

黒く、吸い込まれそうな瞳の奥に、何やらメラメラと燃え盛るような闘志を感じた。

 

「……はは。十分後にはペルもクレアの横で伸びてるかもしれないぞ。」

 

二戦目が始まる。

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