夜。
事故が起こり、早めに切り上げられた校外学習をすっぽかして寮に帰った。きっと学園も大目に見てくれるはずだ。
「エクス。」
シャワーを済ませたペルがベッドに乗り込んでくる。エクスは、すっかり様子がおかしくなってしまったペルに若干引きながら返事をした。
「どうした?ペル。」
ペルは、にっこりと笑いながらエクスをベッドの上で押し倒し、体を押さえつける。
「エクス。セックスの時間よ。」
獲物を前に舌なめずりをする獣を彷彿とさせるペルの笑顔に対して、ベッドの上で身動きが取れないように拘束されたエクスは、ひきつった笑みを浮かべた。
「お、お手柔らかに――」
要望をすべて言い終える前に、未だ言葉を紡いでいたエクスの唇をペルは強引に奪った。
もごもごと動くエクスの口内を、ペルの舌が這いずり回る。
長いこと、舌を絡ませ合っていた。
呼吸を忘れるほど濃密なキスを終えたペルが、ゆっくりと唇をエクスから離す。
しっとりと濡れた唾液塗れの唇が、室内のわずかな光を反射しながら、二人の間に液体状の橋をかけた。
「エクス……。」
弱弱しく名前を呼びながらこちらの顔をじっと見つめるペルの顔は、赤く染まり。濡れた瞳には情欲が宿っていた。荒い吐息、上下するむき出しの大きな胸。少し水の滴る肢体。すべてが、男を――いや、エクスを求めている。
まだ少し幼さのある、若く、大人になりかけている少女の体がエクスの体の上で揺れて、震えた。
今度はこちらから唇を重ねる。月夜にふさわしい黒髪の少女は、静かに男の欲望を受け入れた。
攻守を入れ替えるように体を誘導して、今度はエクスが上になる。左腕のないエクスに抵抗するのはとても簡単だ。だが、ペルはされるがままベッドの上で仰向けに転がった。
大きな胸が、ベッドの上でたゆんと揺れて、重力に従い左右に流れる。
片腕のエクスを、華奢な少女の手が優しく抱きしめる。
ほのかに香る少女の汗の匂いと、優しいシャンプーの香りが室内を満たした。
重ねた唇を、少女はせがむように吸う。潤んだ瞳が、先を望む。
そう急かされては、応えざるを得ない。
キスをしながら、右手を腰に回す。少女の体はエクスの手が触れると、ぴくりと反応して体を捩った。
肉付きのいい、大きな尻を撫でる。義手に肌の感覚は伝わらない。しかし、少女との確かなつながりを機械仕掛けの腕を通して感じ取った。心か、絆か。愛か、欲望か。
臀部を優しく撫で上げると、ペルの体がひくひくと震える。背中を挟むように回された彼女の手に力が入り、エクスの体を締める。怖がるようにエクスにしがみつく少女をとても愛おしく思った。
「エクス――」
重ね合った唇を引きはがして、少女が言葉を紡いだ。
「もう大丈夫だから、その――」
恥ずかしそうに顔を赤くして、顔を背けた。目じりには涙さえ浮かんでいる。
「挿れて欲しい。」
勃起した男性器が少女の体に押し当てられた。熱く張り詰める肉棒が、暴れて欲望のはけ口を探す。それは目の前にある。
濡れて光る割れ目に、男根をあてがう。怒張した肉棒はうまく穴に入らず、割れ目の入り口で狙いを外し、暴れ狂う。理性の効かない暴れん棒を何とかいうことを聞かせようと奮闘するが、どうにもうまくいかない。焦るエクスの様子を黙って見ていたペルだったが、エクスの欠損した左手をちらりと見ると、自身の両手で女陰を広げて見せた。
「ここだよエクス。ここに、欲しいの……。」
大きく中を見せるように開いた下の口から、たらりと汁が流れた。棒を入れるためだけにあるその穴は、肉棒を求めて小刻みに痙攣する。理性など、とうの前に消えてしまっていた。
頭の中を空にしながら穴に棒を入れる。
腫れたように膨らんだ亀頭が陰唇を押し開いて、奥へ奥へと突き進む。狭い少女の未熟な肉壺はエクスの肉棒を慣れないながらも優しく受け入れた。
「んっ、あっ……」
静かな室内に、少女の乱れる声が響いた。
奥までゆっくりと肉棒を入れる。一番奥に突き入れた時、ペルの体が弓なりに跳ねた。
奥に入れたところで、一息ついて呼吸を整える。
と、そこで重大な失敗に気が付いた。
「ペル、ごめん。コンドームするの忘れてた。今から着ける。」
慌てて肉棒を引き抜こうと焦るエクスの背中に、ペルは腕を回して逃がさないように力強く抱きしめる。
「いらないわ、そんなもの……」
焦るエクスの唇に、唇を重ねる。激しく貪るようなキスが脳の奥まで染みる。
ペルの要望に応えて、すべて生身のまま彼女と体を重ね合う。
体を抱きしめられたまま、腰をゆっくり引いて、入り口まで肉棒を引き抜く。
棒が膣の壁をぞりぞりと擦り上げる。その度に少女の体がびくびくと跳ねて、悦びの声を上げる。
「ーーっ、~~っ!!」
互いの唇が重なった口の中で、声が抑えられ、少しずつよがった声が漏れる。鼻と口の隙間から熱い息が漏れて、顔に当たる。それすらも欲望を刺激して、二人の感情を盛り上げた。
肉棒を再び奥まで、ゆっくりと突き入れる。ペルは快感に耐えるように目を閉じて、声を殺して悶えた。息が苦しくなり、唇を離す。
膣内は未だ狭いが、そろそろゆっくり動くのも辛い。間を置かずゆっくりと肉棒を引き抜いて、再び奥まで突き入れる。その動作を、ゆっくりながら繰り返した。
「あっ!ああっ!」
一往復、肉棒を膣の中で一往復させるたびに少女の整った顔が、快感に歪んで崩れていく。赤くなった顔が、普段の澄ました表情から想像もつかない程だらしのない顔に歪んだ。
歯を食いしばって痛みや快感に耐えるペルの開いた口から、涎が垂れる。目を閉じて悶えながら、食いしばった口から喘ぐように音を出し続けている。それは、声というには余りにも言葉がなく、いくつもの感情が込められた音だった。
「んん~~!んっんんっ!」
感情の津波に耐える、ペルの細く白い首に噛みついた。歯は立てず、首を絞めるように口で挟む。
唾液を飲んだペルの、肌の下で動く筋肉や腱の動きが口を通して伝わる。力を込めて首を噛むと、答えるようにペルの口から喘ぎ声が漏れる。
激しく腰を振る。エクスの腰が前後に動くたびに、打ち付けられたペルの肉が音を立て、ぱんっぱんっとリズミカルに音が鳴る。
背筋に快感が走る。腰を打ち付けるたびに、肉棒がぬるぬるの肉壺に飲み込まれて、全身を甘い痺れが支配していく。
額に汗が浮かぶのを感じながら、ペルの顔を見る。少女は、虚ろな目をしながらエクスの顔を見つめ返した。顔は色々な汁塗れで湿り、顔は赤く紅潮し、呆けながら口を力なく開いて、全身で快感を感じている。
「ペル、そろそろ……出そう。」
エクスが耳元で囁いた言葉に反応したペルは、エクスの体をぎゅっと抱きしめて、足を腰に巻き付ける。そのワザを、古の書物ではダイシュキホールドと呼ぶ。
「だしてっ、エクス、私の中で精液全部出して!」
ペルの顔立ちはシュッと整っていて、普段の物腰は落ち着いてお淑やかな少女に見える。すまし顔で学園生活を送る彼女の夜が、こんなにも甘えん坊でいやらしいという事を、エクス以外は知らない。
「出る、出るぞペル!」
射精欲に突き動かされ、腰が早くなる。
自然と力が入り、体全体に力が籠る。
「私も、私もイくッ!イクイク!イっちゃう~~!!」
びゅるる!!
射精を促された精液が、ペルの膣内を満たした。
昼のうちに三回以上射精したとは思えない程、大量の精液がペルの中に吐き出される。
粘着質な音を立てながら肉棒を引き抜くと、拡張されてぴくぴくと痙攣しながら開いたペルの膣から、多量の精液が音を立てて漏れ出た。
ごぽぉ……
ベッドのシーツに、色々なものが混じった液体が、染みを広げていく。
それと共に、激しい運動による疲労感と倦怠感がじわじわと体に残った。
荒く息を吐きながら、ペルの上に覆いかぶさり、悪いとは思いながらも少しだけ体重を預ける。
そんなエクスの体を、ペルは優しく抱きしめた。
「エクス、大好き……」
顔が赤くなった。
こんなにもはっきりと好意を伝えられたのは、いつぶりだろうか。
赤くなった顔を、彼女の胸に押し付けて誤魔化し、抱きしめて答えを変えす。
「俺も、俺もペルが大好きだ。」
しばらく、二人でそうして抱き合っていた。エクスの肉棒が、再びむくむくとやる気を取り戻すまでは。
◇
あれからどれくらいたっただろうか。
ペルのベッド脇にあった時計が目に入った。時刻は三時。
もう三時だし、大惨事って感じだ。
ベッドに入ってから、六時間と言ったところだろうか。
エクスは今も腰を振り続けている。
ペルは今、ベッドにうつ伏せになったまま、エクスに後ろから貫かれている。
「エグズっ♡きゅうけい♡きゅうけいしよっ♡」
「悪い、もう少しだけだから、もう少しだけ頑張って……」
「っあ♡さっきかそればっかりっ♡いぐっ♡」
ペルの豊かな尻が波打つ。音を立てて腰を打ち付けるたびに、餅のように柔らかい尻が、だぷだぷと波打っては揺れる。それを見るたびに、エクスの肉棒はさらに硬さを増していく。
「いぐーーっ♡いぐいぐ♡♡」
ペルの姿はもはや別人だった。濡れた髪が肌に張り付き、涙やら涎、鼻水を垂れ流しながら顔を赤くしてずっと叫んでいる。叫びすぎて少し声が枯れていた。
力が抜けて、ベッドに体の全てを預けて横になるペルの尻に、全力で肉棒を突っ込む。
ペルは、脱力したまま体を何度も痙攣させて、イった。
「また、またいぐっ♡いぐっ♡いぐいぐっ♡」
先ほどからペルはイキっぱなしだ。呼吸もまともにできていない様子ですごく辛そうだ。早くイかないと。
ペルの無力な尻を、右手で抑え込む。左手が無いことを悔やみながら、獣のように激しく腰を振った。
「おおおおっ♡おおお?♡おおおおっ♡♡」
もはや人語を話してすらいないペルに興奮する。射精欲が高まり、頭の中まで真っ白になっていく。
「ペル、俺もイく!中で、出すよ!」
「おっ♡んお♡おほおおっ♡♡」
鳴き声で応えるペルの中に、大量の精液をぶちまけた。本日十回の射精は、変わらず彼女の中を侵し尽くし、溢れ出る。
背中に乗り、ペルのお腹に手を回す。ペルは、お腹を触られると、体をびくびく震わせてまたイった。
後ろから抱きしめたままペルの顔を見る。彼女は焦点の合わない目で虚空を見つめて、激しく息を吐いていた。首元にそっとキスをする。
「エクス、だめ……今はどこも触らないで、触られたら……いぐ♡」
すっかり全身性感帯にされたペルは、お腹に回された手やかかる吐息だけでイってしまった。
何度も絶頂を続けるペルに、興奮したエクスの相棒が再び起き上がる。何度でも立ち上がるその不屈の精神こそ、かつて最強と謳われた
「……ごめん、ペル。もう一回だけいいかな?」
エクスの言葉を聞いたペルは、体をがくがく震わせる。
「も、もう無理……♡」
そのまま彼女は、白目を向いて気絶してしまった。