「デッッッ!!──」カァァ……ッ!!
初体験への期待に激しくいきり立った僕の一物を目にした花房が、顔を引きつらせながら息を呑むようにして発した。
「賢本が先に脱げよ。〈まず
いざ始めるとなったところで、花房がそう言ったのだ。
「よくそんなことわざ知ってるね」
それでスラックスとトランクスを脱いだ結果が、戦慄の花房である。
しかし、興味はあるのか剛直から視線が外れる気配はない。熱い眼差しが注がれている。
「言われたとおり脱いだよ」次は花房の番だよ、と目で促す。
「い、いやその──」花房は口ごもるように小さく言う。「それはちょっと反則っていうか──」
「どうしたの? まさかこんな雑魚ちんぽにビビってるの?」
「くっ」花房は悔しげに歯噛みした。そして、「ビ、ビビってねぇしっ! 調子乗んなっ!」自棄っぱちのような勢いでパイプ椅子からすっくと立ち上がった。
花房はくるりと反転して背を向けると、短く裾上げされたプリーツスカートはそのままにショーツだけを下ろした。ブラと同じ色合いのものだった。足先から抜き取り、小さく丸まったそれをテーブルの上に置いた。
「ぬ、脱いだぞ」よほど恥ずかしいらしく、花房は背中を向けたまま肩越しに振り返って言った。
その様が僕の嗜虐心をひどく刺激した。女の子を──花房を辱しめることがこんなに楽しいなんて。
「うん」僕は何でもないことのように軽い調子で言う。「じゃあテーブルに上半身を伏せてお尻をこっちに向けて」
花房は、「偉そうに命令すんな!」と強がるように高く発しつつも、そのとおりの体勢になった。
紺色のスカートが小さく揺れた。
唾を飲んで僕は、何も言わずにそれをめくり上げた。大人の女性のように豊かな丸みを帯びた臀部が露になり、ヨーグルトにも似た酸味まじりのミルキーな香りがむわっと広がった──同時に、
「~~っ」花房から含羞の無音が聞こえた。
その顔は両腕の上に伏せられていて見えないけれど、垂れた髪の隙間から覗く真っ赤に染まった耳が、恥じ入る心情を物語っていた。
視線を尻たぶに戻す。官能的な曲線を描くその白い尻肉の間には、きゅっと締まった菊門があり、そしてその下にはきれいな薄紅色の秘裂があった。その奥の暗がりに柔らかそうな陰毛が垣間見えもする。
初めて生で見る女の子のそこは、僕をひどく興奮させていた。もうこれきりかと思われた男根の猛りは更に激しくなり痛みを覚えるほどで、先端からは透明なカウパーが止めどなく漏れ出てくる。
そしてそれは、
「ねぇ、花房さん」
「……な、何だよ」おびえるような口調だった。
「どうして濡れてるの?」
花房も同じだった。誰も味わったことのないその女穴からは透明に照り輝く蜜が溢れ、粘膜花をしとどに濡らしていた。
「っ、し、知らねーよっ!」花房は上擦りがちな口調で言った。
「もしかして期待してるの?」
「ばっかっ、ち、ちがっ──」
それを遮るように僕は尻たぶを撫でた。と、
「ひゃんっ」
花房はかわいらしい悲鳴を上げた。「きゅ、きゅうにしゃわるなぁ」妙にふやけた声。
「ごめんごめん」と白々しく言いつつ再び、今度は両手で、もちろん不意打ちで、瑞々しくすべらかな白桃を鷲掴みにする。
「あんっ」感じているのは瞭然だった。そのまま優しく撫でさすると、「やんっ、はぁぅっ、んんっ、はふぅっ、ぁぁんっ」声は艶っぽく乱れていく。
ふと思い出し、僕は片手を下のほう──秘唇の奥へと這わせた。
それはすぐにわかった。指先が、ぷくりと硬く膨らんだクリトリスを探り当てたのだ──その直後、
「ひぃぁあっっ」花房は高く鳴いた。かと思ったら、「~~っっ!!」
先ほど達した時と同じように、あるいはより激しく震える。
数拍の後、花房は体の強張りを解いて大きく息を吸った。
「本当に敏感なんだね」僕はもはや感心の境地だった。「みこすり半どころじゃないよ? ちょっと触れただけなのに」
「う、うるさいっ」こちらを見ようともせず顔を隠したまま花房は言った。虚勢を張っていることがまるわかりの、つかえた声だった。
「でも、すごくかわいかったよ。もちろん今もかわいいけど」
「う、うるさぃ」語勢が弱まった。「馬鹿にすんな……」
「気持ちよかった?」
「き、気持ちよくなんかねぇしっ」
「ふうん」
やおら僕はパンパンに膨らんだ亀頭を、蜜を溢れさせつづける、見るからにとろとろにぬめった膣口に当てた。くちゅっ、と卑猥な水音がし、
「ひんっ」
花房が恐れおののくように鳴いた。しかし拒絶の言葉はなく、腰をかすかにもじつかせただけ。僕に委ねてその時を待っているようだった。
触れ合う粘膜がどくんっどくんっと脈打って、じんじんとした微弱な快感がペニスを挑発する。理性が吹き飛びそうになるけれど、ぐっとこらえる。
これだけ敏感だと強引なやり方はただただ苦しいだけなのではないか、という懸念があった。絶頂することはできるかもしれないけれど、快感が霞むほど苦痛の割合が大きいとトラウマのようになってしまうかもしれない。そうなると、セックス嫌い美少女のできあがりだ。それは困るのだ。とてもとても。
僕はすっかり花房に夢中になっていた。これからも彼女に触れていたいと思うくらいには。
挿入する前からこれでは、彼女の膣で達した時にはどうなってしまうのか。不安もあるけど、でももう止まれそうになかった。
「入れるよ。つらかったら言ってね。すぐやめるから」
「……ぅん」ためらうような間の後、消え入るようなやけにしおらしい返事が聞こえた。
僕は腰を突き出すようにしておもむろに剛直を挿入しようとする。
はち切れんぼかりに膨張した亀頭の、その先端が肉びらを掻き分け、するとすぐにきゅうとすぼまったような行き止まりにぶつかった。処女膜だろう。
「ぁぁぁんっっ」
花房が甘く悶えるなり膣口がきゅっと締まって男根を押し返し、こすれた粘膜からくちゅっと音がした。ぞくぞくとした熱い快感が亀頭から腰へと駆け抜け、思わず全身の動きが止まる。
にゅるにゅるとした女肉の温かなぬめりに驚かされていた。ほんの先端だけしか入っていなかったというのに、とんでもない快感だった。軽く押し合うようにして触れているだけの今だって、それは確かに感じられる。
花房の膝は小刻みにぷるぷると震えている。
「大丈夫?」と聞きつつ、花房の細い腰にやっていた手に力を入れて支えるようにする。
「んっ、ふぅぅ」それだけで少し感じてしまったのか花房は甘い吐息を洩らした。「よ、よゆーだっ、しぃ」
息も絶え絶えで誰が聞いても余裕など窺えないだろう。が、本人がそう言っている以上、問題ないと捉えてあげないとかわいそうなので、構わずに、
「奥まで行くよ」
ぐっと剛直を押し込む──と、ふっと抵抗がなくなり、そこからはずぷずぷとスムーズに入っていった。
「ああっっ、はぁぅっ」
花房が上げる嬌声を聞きながら、最奥、おそらくは子宮口まで突き込んだ。ペニスの根元までは収まりきらなかったけれど、十分だった。十分すぎる快感。
花房が快感に耐えようと力んでいるせいか、つぶつぶぬるぬるの膣襞も異様なほどきつく締めつけてくる。時折それがふっと緩まり、しかしすぐにまたぎゅうぅと絡みついて肉棒を喜ばせる。
「大丈夫? 痛くない?」僕は尋ねた。女の子の初めては痛いと聞いていたから。けれど、
「だいじょぅぶっ、きもちぃっからっ」
らしい。
「あんなに馬鹿にしてたぼくの雑魚ちんぽ、気持ちいいんだ?」
「ぁ、ぅ、ち、ちがうくて」花房は突然発言を翻した。「この、テーブルがひんやりしてて──ぅんんっっ!」
突き上げるようにして亀頭で奥をぐりっと抉ると、無理のある言い訳はたちどころに甘く高い良がり声に変わった。
「たまらないんでしょ? 素直になりなよ」などとヴィランめいた台詞を吐きながら、ぐりぐり、くにくにと執拗に、しかし優しく奥を押す。「花房さんのかわいいところ、また見たいな」
「あんっ、んふぅっ、ぅ、ぅるちゃぃっ──んんっ、あっ、らめっ、しゅごいのっ、ちょっとっ、はぅっ、まってっ、ああっ、やぁらっ、こわいっ、あっ、イくっ、イく、またイっちゃう──ィっっくぅぅ~~っっ!!」
押し殺すような声と共に花房の熱い膣肉が激しくうねり、精液を吸い上げようとするようにぎゅうぎゅうと男根を抱きすくめ、そのうえ、ひくひくっ、ひくひくっと高速で痙攣を繰り返してもいて、その快感はまさに極上と呼ぶにふさわしいものだった。
花房の膝、というか下半身全体が今までにない激しさでガクガクと震えつづけ、「~~っっ」噛み殺したような声にならない声と、「はぁっ、ふぅっ」煩悶するような息継ぎが交互に聞こえてくる。
前の二回よりも長く絶頂の波に囚われているようだった。
大丈夫かな、と少し心配になったところで、ようやくそれは治まった。花房の体から、ふっと力が抜けるのがわかった。
花房は肩で息をしていた。しかし、その吐息はどこか陶然としていて、揺れる肩も満足げに見えた。
「僕の勝ちってことでいいよね?」
幸せそうだった肩が、びくっと震えた。「……ま、まだイっねぇし」花房はぼそりと言った。「お前の雑魚ちんぽなんか全然気持ちよくねぇし」
「……ああ、そう」
僕の冷ややかな口調に何か不穏なものを感じたのか、花房は焦ったように、
「あ、いや、嘘だからっ、待ってっ、本当は──」
奥まで挿入していた剛直を膣口のぎりぎりまで引き、一息に突き入れた。
「──ああっっ!!」蜜を撒き散らす絶叫が小さな部室を震わせた。
いい加減僕もイきたくて仕方なかった。花房もなかなか素直にならないし、もう優しくしなくていいかなって。
僕は猛然とピストン運動を始めた。
にゅるにゅるぎゅむぎゅむの雌粘膜で破裂寸前の剛直を扱き上げる。その熱く濡れた蜜壺がもたらす快感はオナニーとは比べものにならず、
「あんんっ、やぅっ、まってっ、んんっ、きもちよすぎてっ、おかしくなるっ、あふぅっ」
花房を思いのままに感じさせる征服感は何ものにも代えがたい。
「ああっっ、らめっ、またくるっ、イったばかりなのにっ、んんっ、がまんれきないっ──イっくぅっっ!!」
それでも僕は腰を休めず彼女を責めつづけた。
「ぁぅっ、らめっ、イってりゅからぁっ、くぅんっ、ゆるしてっ──イってるのにまたイっちゃぅ~~っっ!!」
そうして花房の悲鳴から言葉らしい輪郭が失われ、ただ快感に支配されるだけの哀れな絶頂人形と化したころ、燻っていた射精感が爆ぜた。
生理痛対策にピルを飲んでいるらしいので、遠慮なく最奥に吐精する。男根の痙攣に合わせて夥しい精液が噴き出し、そのたびにぞくぞくとした快感が全身を駆け巡り、まなうらがちかちかと瞬く。
自分でも信じられない量が放たれつづけている。止まらない。
「ぁぁ、しゅごい……いっぱいでてる……あったかい……」花房がうっとりとささめいた。「しあわせ……」
やがて長い長い射精が終わった。ペニスが力を失っていくと──にゅるんっ──自然と膣から抜けた。
はぁはぁと荒く呼吸しながら、白っぽく泡立った汁にまみれた淫花を眺める。
と、異常に濃い白濁液が、とろっと溢れ出てきた。とぷっとぷっとどんどん溢れてくる。やがてそれは薄紅色の花びらを伝い落ち、ぽたっと床に零れた。ぽたっぽたっと続く。
淫靡な、そして甘美な幸福に満ちた光景だった。