北海道某所。ここに、なんの変哲もない普通のファミリーレストランがある。ただしそこで働く女性たちはかなりクセが強(ゲフンゲフン)……少々個性的だけど、美女、美少女揃い。
ある時、そんな噂が某掲示板で流れた。
そしてそんな噂が、絶対知られてはいけないHENTAI共の目に入ってしまったからさあ大変。
そういった女を調教したいと妄想し、ほぼ実行段階まで計画を進めている犯罪者待ったなしの引きこもりニート。
YesロリータYesタッチな紳士ではない完全アウトなロリコン。
女に見境がない年中発情期のヤリチンDQN。
権力を持って女を好き放題蹂躙し、喰い物にする好色ジジイ。
そんな生え抜きのよりどりみどりなHENTAIたちがそれぞれに不純も不純、超不純な動機を持って続々とこの地に集結。当然こんな事態になればコ◯ン君と出会って何もなかったくらいの奇跡が起きない限り、年齢制限待ったなしな展開は避けようがない。
こうして、変人(げふんげふん)……ちょっと変わった性格の店員が多いだけの何の変哲もない普通のファミリーレストランは、HENTAIたちによる狩場へと変貌してしまったのだった。
「ふんふんふん♪」
ここが既にそんなやべえ状況になっているなどつゆ知らず、見た目は可愛い、ただし素性と年齢が色々怪しい残念美少女の山田(仮名)が、研修中バッジを誇らしげ(笑)に掲げ今日も鼻歌交じりにアッツアツのドリアをお盆に乗せて運んでいく。
そう、大事なことなのでもう一度言う。
山田が。そんな状況で。しかも鼻歌交じりに熱々ドリアを運んでいるのである。
諸兄ならもうお気づきだろう。山田、既にチェックメイトなフラグがそそり立っているのである。流石山田、みんなの期待を裏切らないというか、それでこそ山田というべきか。
山田はここから最悪の未来を回避できるのか?
「ああっ、山田、足が滑りました!」
なんて言ってるそばからこれである。
そしてさらに山田のターンは続く!何もないところで転ぶなど山田にとっては朝飯前なのである。そして。
「ぶぁっちゃああぁぁぁぁあああ!!!」
それをよりにもよってHENTAIの股間にホールインワンするミラクルまでが山田クオリティなのである。
フラグ回収早すぎるだろ山田ぁ!(いいぞもっとやれ)
「ああああすみませんっ!だ、大丈夫ですか!?」
転んだ痛みよりもお客の悲鳴とドリアの現在位置を見て慌てた山田は、見事ドリアを命中させたHENTAIのテーブルの下に潜り込み、とりあえずひっくり返ったお皿に零したドリアを回収しようとした。
素手で。
「熱っ!?」
そりゃそうだ!
そしてさらなる悲劇が山田を襲う!
ゴッ
「痛ったーーーー!?」
熱さに驚いて思わず立ちあがろうとして潜り込んだテーブルに思い切り頭をぶつける山田。圧倒的山田力!
それはそれとしてとりあえず落ち着け山田ぁ!
山田があまりの痛みに頭を抱えて蹲っていると、そこへ救いの天女が舞い降りる。騒ぎに気が付いたアルバイトチーフの轟八千代が拭くものを持って駆けつけたのだ。店長
「葵ちゃん大丈夫?とりあえずこれ」
「大丈夫じゃないです!でも八千代さんありがとうございます」
山田は頭を押さえつつも痛みを我慢して拭くものを受け取ると、躊躇なくHENTAIの股間を拭き始めた。まあこんな状況なのだから仕方ない、うん。
そして八千代さんがHENTAIに謝罪している間、山田は拭く!テーブルの下に潜り込んで!HENTAIの股間を!丁寧に!するとどうなるか。
ムクムクムク
(嘘!?ものすごい勢いで腫れ上がっちゃいました!どどどどどうしようどうしようどうしよう)
当然こうなる。
いやここはHENTAIの股間のタフさと性欲に驚き呆れるべきか。
そして山田、テンパっているせいで気づかない。これは火傷で腫れてるんじゃない、山田の手で股間を刺激してこうなったことに。HENTAIが思わぬ棚ボタにありついたためにあんなことやこんなことを妄想して興奮した結果こうなったことに。
いやこれ普通に気づくには無理がある。このHENTAIが異常なのだ。
(治まれ治まれお願いですから治まってくださいいいいいい)
山田、そこはがんばっちゃダメな場面だ!
(うわぁぁぁぁん、全然治まる気配がありません!冷めるどころかどんどん熱くなるし何故か硬く痙攣し始めてます)
当たり前だ。山田のがんばりはHENTAIからしたらただのご褒美。ただただうらやまけしからんだけなのだ。
そしてこんなご褒美が続けば当然
ジワ~
(な、なんですか!?痙攣が激しくなったと思ったら腫れた先の湿り気が強く)
そりゃ暴発もするわ。
(あ、あれ?でも腫れが少し引いてってるような……)
そりゃあ出すもの出せばこいつはおとなしくなる生き物だ。が、残念ながらこの生き物の主人はHENTAIさんなのだ。
ギュンギュン
HENTAIと呼べる男がこの程度で萎えるなど種島ぽぷらの身長が伸びるくらいありえないのである。
(やっぱり気のせいでした!もうこれどうやったら治まるんですかぁ~)
山田、泣きが入るが結構自業自得である。そして。
「あいてててててて。あーあ、こんなに腫れ上がっちゃってどうしてくれるんだよも~」
HENTAIがここまできて獲物を逃すことはない。そして頼みの綱の八千代さんは既にHAENTAIが謝罪を受け取り、この場から離れてしまっていた。
「これはちゃんと中身もどうなってるか確認しないとなー。当然、山田ちゃんも確認してくれるんだよね?」
「は、はぃ」
ここまできたら流石の山田も逃げ場はない。
「じゃ、ちょっとトイレいこっか」
こうして山田はあっさりとHENTAIさんにまんまと
山田攻略終了のお知らせ。チョロすぎるだろ山田ぁ!
ちなみに作者は伊波さんが好き