異世界転生してチートを手に入れた俺は勝ち組だと思ったが、性悪女どものせいでTSロリにされて娼館に売られてしまい絶対に復讐してやると客に犯されながら誓った。 作:ヤドリギの瓶
「……えさん……お……て……」
微かに自分を呼ぶ声で目を覚ます。
目を擦りながら声の主を見れば、毛布の上から体を揺すって起こそうとしている少女がいた。
俺は少しの肌寒さに身を震わせながら起き上がり豪快に背を伸ばす。
窓のない部屋は今が朝だと分からないほど薄暗いが、聞こえてくる鳥の囀りには早朝の清々しさを感じる。
「起きた……?」
目の前の少女は自分より少し背が高く、絹のように滑らかな金髪に狐耳を生やしており、その姿を見る度ここが異世界だと実感する。
「ふあぁっ、おはようコリン」
「支配人の、伝言、ねえさんを、呼んでる」
「ねえさんじゃなくてにいさんな。」
東方と言う地域から買われてきたコリンはまだこの娼館に来たばかりの下っ端なため、俺のお付きに任命され店のルールや接客を学んでいる。
支配人との連絡係や俺の身の回りの世話をしてくれて、特に身支度や体の手入れなんかは男の俺じゃできないから助かっている。
それにこの娼館において数少ない俺に敵意をもっていない相手だ。
「それにしてもまた俺を呼ぶのかよあいつ。他にも見てくれのいい女なんざここには腐るほどいるだろうに」
あくびを噛み殺しながら毛布の上に胡坐を組んで座り、女になってから伸ばし始め腰ほどもある髪をコリンにとかしてもらう。
「ねえさんは、支配人の、お気に入り。うち、ここにきて、姉さん以外の人が、呼ばれているの、見た事、ない」
「そんな事言われても、うれしかねぇよ……」
手早く寝ぐせなどを整え髪の手入れが終わり、次にコリンが持ってきた水桶に布を浸して簡単に体を拭いてもらう。
この地域は寒い気候ではないが、それでも朝に水で体を拭かれると体がブルッと震える。
(よくもまあ俺が元男だって知りながら抱くよなあの支配人。まあ客を相手するより楽なのが救いかな……、おッ!?)
「やめ、おほぉ!!」
そんな支配人のことを考えていると、コリンが無言で股間を拭き始め俺はその感触に絶頂しそうになる。
「いつも、あん! やるときは。あッ! 言えって、言ってるだろぉおお!!」
「あっ、ごめんな、さい……。でも、これで、おわり、だから」
何とか俺は朝から絶頂するような事にはならずに、コリンは手入れを終えて、水桶を抱えて部屋を出ていこうとする。
「伝言は、伝えたから。うち、他の仕事、してくる」
「はぁ、はぁ。あ、ありがとな、コリン。でも何度も言ってるが、股間を拭くときは先に言ってくれ……。」
「うん、次から、ちゃんと、言う。ごめんなさい」
頭を下げ申し訳なさそうにしながら軋む扉から出て行ったコリンを見送り、自分も荒れた息を整えてゆっくりと立ち上がる。
(いい子なんだけどなぁ……。毎回やめろって言ってるのに何で忘れるんだか……)
「はぁー、……とりあえず飯食うかぁー」
この体の敏感さに辟易し、この後支配人の相手をするんだと思うとすごく憂鬱な気持ちになるが。
朝食の時間は決まっている為、おれは寝ていた服のまま背伸びをしながら部屋を出て食堂へと向かった。
爽やかな午前の日の光が照らされる廊下は、赤いカーペットが敷かれ焼き物や絵画などで装飾されている。
廊下から見える庭の景色は、噴水を中心に丁寧にせんていされた木が模様を描いていた。
しばらく歩けば、明らかに使われている木材が違うとわかる黒く塗られた重厚な扉の目の前にたどり着き、俺はため息を吐いて乱雑にノックする。
「どうぞ、入ってください」
金色のドアノブを握り挨拶も無しに部屋に入る。
部屋の中は大きなガラス窓から差す光で明るく照らされ、調度品にあしらわれた貴族の部屋と見まごうほどの気品に満ちている。
俺は中央に向か会っておいてあるソファーに勢いよく座り我が物顔でくつろぐ。
すると部屋の主である支配人が、音もたてずによくわからない茶のはいったティーカップを二組、目の前のテーブルに置き対面のソファーへとそっと座った。
「よくもまあ、これで何回目だ?」
「うーん、何回目でしょうね? 月に五回ほどですから……。30回程度でしょうか?」
「月五とか言ってごまかすな週一だろうが、毎週毎週相手するこっちの身にもなれ……」
目の前の男、支配人のセシルは「そうともいいますね」と薄く笑いながら紅茶を飲んだ。
光を反射しているんじゃないかと思うほど綺麗な青銀髪の髪を襟元まで伸ばし、前髪を右にながして目を覆い隠している。
ナイフを思わせるほどの切れ目に、すっと通った鼻筋はまさにクールビューティーとしか言いようが無い女顔負けの整った容姿をしているが、しかし朗らかに笑みをたたえるその表情は人の好さを感じさせる。
「お茶はあまりお好きではないのでしょうか?」
「あのな、毎回言ってるがあんなの仕込んでいたお前の出した物何て飲む訳ねぇーだろうが」
ここに来た当初、支配人直々の調教をされる時に媚薬入りのお茶を飲まされた事で大変な目にあった事がある。
そのためここに来るたびに飲み物を出されるが絶対に手を出さないと決めている。
「ダールウィン産の一級茶葉を使用している高級茶ですよ? それでも飲みませんか?」
「段ボール産だが何だが知らないがお前の出したもんは、どんな高級品だとしてもいらん」
「そうですか」
俺が断固拒否するとセシルはますます笑みを深めた。
「何回このやりとりすんの? さっさと始めたらどうなんだ?」
「…………私としてはもう少しお話ししようと思ったのですが」
そういうとセシル少し顔を曇らせ、じれったくなるほどゆっくり立ち上がって俺の隣に座る。
そして俺の顎を掴んでやや強引にキスをしようとし、俺は何回もこの行為をやってきたため、あまり抵抗せずに諦める様に受け入れた。
俺は口の中に侵入してきたセシルの舌の感触やキスをしている事に対して大きな多幸感を感じてしまい、一分ほどのキスであったが俺の意志とは関係なく体がその気になってしまい。
そして濡れた股にセシルが手を伸ばして来てマンコを軽くいじられ、俺はセシルの腕にすがる様に組み付いて快楽に耐える事しかできなかった。
「本当、あなたは簡単に感じてしまいますね」
「くぅッ! の、呪いの事。知ってるだろうがッ」
「……えぇ、ほんと便利ですねこれ」
そういうとセシルが俺の下腹部に手を当てる、するとかすかに体がピンクに発光し俺の全身にピンク色の悪趣味な刺繍が現れた。
俺のこんなに目に合わせている諸悪の根源、体に刻まれた複数の呪いの刺繍を目にするたびに怒りが湧いてくる
「この姿のあなたも美しいのですが、すぐ消えてしまうのが欠点ですね……」
セシルが残念そうにそう言うと現れた刺繍はすぐに見えなくなる。
俺の体がおもちゃにされている事に本気で抵抗をしようとしたその時、セシルにマンコをいじられながらキスをされ無様に絶頂して潮でソファーに染みを作ってしまう。
「んんん! ううぅぅ! うぐぅ!!」
そのまま何度もマンコをいじられ結構な回数をイかされた俺はやっと解放され、ソファーの上で釣り上げられた魚のように体をビクビクと痙攣させる。
「ま、待てぇ……、がっつきすぎだぞおまえ……、ちょっと休憩――オッ!!!」
俺の言葉を無視してすぐさま服を脱いだセシルは、俺の腕を掴み背もたれに押さえつけながら覆いかぶさって挿入してきた。
正常位の様な姿勢で抱かれながらいつもと違うセシルに俺は困惑しながらも、体に感じる快楽で強引に意識を染め上げられる。
「くぅッ! おごッ! お、おい!」
「ほんとにあなたは素敵だ……」
セシルは見た目とは裏腹に、乱暴にピストンをはじめ自分の世界に入ったのかぶつぶつと何かを呟いている。
俺はされるがままに何度も何度も絶頂を繰り返して意識が飛びそうになりながらも、拘束が緩んだすきに弱弱しくセシルの頭を胸に抱え込んで動きを制限した。
「あ。す、すみません。私、我を失って……」
「は゛ぁーは゛ぁー、お前ぇ、きょ、今日、おかしいぞ」
何度もセシルに抱かれているが、今回みたいに乱暴にされた事は最初の調教の時以来であり、俺はセシルに何かあったのではないかと思った。
「まあ……、そのことについては…………、今は、おいておきましょう。……次は優しくやりますね」
「はぁ? ……んぅ! ちょッ!」
セシルは俺を抱えて染みだらけのソファーに座り、対面座位の姿勢でゆっくりとピストンをし始めた。
静かなは部屋内には見つめあった俺とセシルの吐息と行為の音だけが響いている。
今冷静になって考えたら、さっきセシルを落ち着かせるために頭を抱え込んだ事が何だが気恥ずかしく感じはじめて顔をそらす。
「私を見てください」
すると顎を掴まれて優しく誘導されキスをしてそのまままた見つめあう形になった。
(きょ、今日。めっちゃキスしてくるな)
至近距離で見るセシルの顔にはどこか寂しさをはらんでいる。
(な、なーんか変な気分)
いつもは余裕をもって愛をささやきながら俺を抱くセシルが、感情を剝き出しにして行為をするのを見て、今日ぐらい優しくしてやろうかなと言うような感情が湧いてくる。
「おい、いつまでするんだ。さっさと終わらしてくれ」
「おや、珍しいですね。おねだりですかお姫様?」
「ち、ちげーよ! ってあん! きゅ、急に動くなぁ!」
その気の迷いを払うためにセシルに冷たく当たろうとしたが、逆に何か火をつけてしまったようで。
俺は抱っこから解放されソファーの背もたれに手を付くように指示され、セシルにバックの体勢で激しくピストンされることになった。
「おッ! おッ! おッ!」
「そろそろ出します! 私の精液をあなたの矮躯な体で受け止めてください!」
興奮しソファーに付いていた俺の手を馬の手綱を引っ張る様に掴み、エビぞりの様な姿勢になった俺の狭い膣を削る勢いで挿入をくりかえし強烈な快感を発生させる。
「はげじぃ!! ば、ばかや゛ろう!!」
「出します! 一番奥で、くうッ!」
「おおぉ!! ああぁぁ!! イグイグイグ!! イッじまう!!!」
肉のぶつかり合う音はますます激しさを増し、ついに止めとばかりに膣の一番奥へ挿入し俺の小さな子宮に熱く大量の精液を吐き出した。
当然受け止めきれるわけもなくボドボドと逆流した精液がソファーへとこぼれ落ち、その感触と熱に何度も絶頂を繰り返し。
若干白目を向いて口を閉じる事もできないほど消耗しきった俺は、ピクピクと震える肉棒を抜いてソファーの背にもたれに、もたれ掛かって全力疾走をした後の様に激しく呼吸を繰り返す。
「はぁーはぁー、ほ、ほんと何があったんだお前……」
いつもならこんなに激しくする事などなく、客の相手をする事より楽なはずだったのだが。
後ろにいるセシルを見てみれば、セシルの膝に手を置いて呼吸を整えていた。
俺は精液をながしっぱのままソファーへとドカッと座り込み気だるげにセシルを見上げると、セシルは目をそらして何も言わずに対面のソファーに戻った。
そしてしばらくお互いに裸のまま荒く呼吸を繰り返す。
「ほんと、何があったんだお前」
「……」
沈痛な面持ちで無言を貫くセシルに少し苛立ちを覚える
「言う気が無いならそんな態度をとるんじゃねぇ。もう俺、帰るからな……」
「……ヴァーリンガル女王陛下から、……あなたへ、命令が来ました」
「なに……?」
俺はその名前を聞いた瞬間、疲労感など吹っ飛んでしまうほどの怒りが湧いてきた。
「あのババアがなんて言ったんだ……! ――さっさと言え!」
セシルは前かがみになり両手を組んで言いよどんでいたが、俺は震える足で立ちあがってセシルの顔を掴んで目を合わせて話の続きを促せば、しぶしぶと言ったように話し始めた。
「……女王陛下は、君の所属していた傭兵団の団長と、……コロシアムで決闘を行わせようとしている」
「え、はぁ?」
俺は思ってもいなかった内容に驚愕した瞬間、足がつって崩れ落ちセシルに抱きかかえられた。
主人公の復讐対象の団長と戦うことになりました。しかしその場を作ったのはもう一人の復讐対象である王女、一体その意図とはなんなのか。