346プロのアイドル・藤原肇は金持ちの老人にはじめての枕営業をするが……

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第1話

 神奈川県鎌倉市。古くは鎌倉時代に源氏によって幕府が置かれたことで知られる風光明媚の地であり、現代では東京近郊に住む著名人や富豪がその優美な景色を求めて別荘を建てることで知られる高級住宅街でもある。その中でも──相模湾の景色を眼下に見下ろせる小高い丘の上にまるで要塞のような大きさの家があり、その屋敷の中には一面のガラスから湾の夜景を見渡せる天然の温泉があった。この、一見すると観光地の温泉のような巨大でかつ豪奢な檜造りの温泉風呂は──観光客のためでなく、ただ一人の老人のために作られていたのだ。

 

 有山雄三(ありやまゆうぞう)。大手芸能プロダクションや都内テレビ局の社長すらその足元にひざまずく、と言われる巨大な冨と権力を持った老人が──彼のためにある浴室から夜の相模湾の景色を見下ろしていた。いや、彼一人ではない。彼の横で檜造りの浴槽の縁に腰掛け、そして──

 

「ん……んっ……♡♡」

 

 目をつぶり、口をだらしなく開き──そして、水を弾くぴちぴちの肌に肉がたっぷりと詰まったふとももをだらしなく開け、その薄い陰毛の奥に有山老人の指を咥えこんでいる、一人の少女が彼と共にいるのであった。

 

「ん……んふっ……」

「肇くん」

 

 有山がしゃがれた声で話す。

 

「どうかね、私の指使いは」

「はい……きもち……いいです……」

 

 湯に垂れ落ちる水滴の音とは違う──ぐちょぐちょと湿ったいやらしい音が老人と"はじめ"と呼ばれた少女の間に響く。少女はどう見ても性の悦びを覚えるには早すぎる見た目の年頃であったが、老人が己の腟内(ナカ)で奏でる淫らな音にすっかり夢中になっているようで、時々身体を震わせながら──男の指を愉しんでいるのだ。

 

「肇くんはいくつになったのかな」

「じゅう……ろくさいです……」

「ほう。私の孫が先日18歳になってな。大学に入学したばかりなのだが……君はそれよりも年下ということになるな」

「はい」

「しかし、若い娘はいい」

「んっ♡」

 

 老人の指が特に──快楽を刺激する箇所に触れたのか肇が大きく身体を動かすと、有山は満足げに話を続ける。

 

「こうやって孫よりも若い娘たちを悦ばせていると、この70を超えた身体も……まるではたちの若造のように滾ってくるのだ」

「"娘たちを"とおっしゃることは……私以外、にも?」

「ああ」

 

 有山が指をくねらせながら、思い出すように上を向きながら話す。

 

「君と同じ346プロなら、諸星きらり君がいたな……テレビではあの大きな体で元気に飛んだり跳ねたりしているが、彼女が絶頂に至る時は、あの大きな体をギュッと縮めてね、声を殺すように達していたよ」

「きらりさんが……意外ですね」

「それから……白坂小梅君。彼女はなかなかおもしろい子でな。普段は物静かだが……絶頂になる時、それはもう驚くほどの大きな声で叫んでいたよ。両手を振り乱し、目を剥いて……まるでどこかに何かが見えてるようにもがいたあと、達するんだ」

「小梅ちゃん、14歳なのに……そんな激しく……」

「さて肇くん、君は私に、どんな達しかたを見せてくれるのかな?」

「は……い……」

 

 温泉の熱にあてられたのとはまるで違う──全身を火照らせた様子で、肇が話す。

 

「もう……すぐにお見せできそうです……私が、はじめて……んっ♡ ぜ、ぜっちょうに、たっするところを……」

「ここを擦ればいいのかね?」

「そこです……そこ、そこ……そこで……♡♡♡♡♡♡」

 

 次の瞬間──肇が両腕で己の体をギュッ、と抱き──そこに顔を埋め、だらしなく絶頂した顔を見せまいとばかりに隠すと、そのままビクビクと体を震わせる。

 

「おやおや、顔を見せるのは恥ずかしいのかね?」

「は、はい肇は……おじさまの指で……はじめて……イキました……お恥ずかしくて、とても顔を見せられなかったので……」

「達した瞬間、肇くんの膣がキュウキュウと締まってね。指がちぎれるかと思ったよ」

「そんなことしたつもり、ないのに……」

「まだ"女”になって3日でこれとは、肇くんはよほどの名器なのかもな」

「あ、ありがとうございます」

「ではそろそろ上がるか」

「……きゃっ」

 

 肇の──女性にしてはそこそこの上背のある白く薄い身体をひょいと右腕で抱き上げ、そのまま担いで浴場を出ていく有山。その身体は年相応のシワは見えるものの余計な脂肪のない締まった肉体を見せており、そして──その身体の中心にある男根は、まるで10代の少年と見まごうばかりに勢いよく巨大な一物を天に向ってたぎらせていたのであった。

 

 

 

 ──有山の寝室。

 

「ふぅ……のぼせちゃいました」

 

 白くもこもことしたバスローブをまとった肇がそう言いながら──ぽさっとベッドに横たわる。そのシワ一つなく設えられたベッドが肇を深く包み、そして軽く押し返す。

 

「ふっ、ふふふふふ……」

「どうしたのかね? ご機嫌な様子で」

 

 その子供じみた動きの肇に、大きなソファに座って見ていた有山が問うと──肇はちょこんと上体を起こし、ニコリと笑みを浮かべながら答える。

 

「はい、つい一昨日……このベッドで、おじさまに"女"にしていただいたのが、遠い昔のように思えてきまして。あのとき流した血や私が粗相したお汁が染み込んだシーツも、もうキレイに洗われてこの世にはないんだな、って」

「ははは、肇くんのような若者にはそう感じるのだな。私のような70代にとっては……一昨日などもう、ほんの瞬きの間だよ」

「いえ、時間の感覚ではないんです。その……自分がまだ、本当にきもちいいコトを知らなかった時があったんだな、という……」

「ふむ」

 

 カラン。

 有山の持っていた酒のグラスに入った氷が、音を立てて傾く。

 

「それなりに嫌がっていたようには見えたがな」

「ええ、最初はそう思っていました……でも、おじさまのそのおち……オチンチンが私のナカに入ってきた時に、その……なんというか、一瞬の痛みなんてどうでもいいくらいに気持ちよく思えたんです。驚くくらいに」

 

 そう言いながら──快楽を思い出すように、肇の閉じていた足がすこしずつ開いていく。その様子はすでに何も知らぬ16歳の少女ではなく──いままさに目の前にいる男を誘おう、という"女"の姿であった。

 

 

 

 "アイドル"と"スター"の間には超えられない壁がある。誰もが目を奪われるアイドルになったところで、その先に待っている──究極の存在、スターになれるのはほんの一部である。そして、ただの人気者なだけではスターになることは不可能なのだ。

 

 藤原肇は"スター"への階段を上がるために必要なこと、ということを噂では常々聞いていた。しかしそれは──華々しいアイドル活動や優しいプロデューサー、そして346プロの仲間たちと接していては信じられないようなことであった。だが、その仲間の中で──諸星きらりや白坂小梅が、突如として抜きん出てスターへの道を上がっていく。それは彼女たちが"決意"したからだ、ということが346プロの中でも囁かれていた。

 

 そして──アイドルとしての抜きん出た才能を持つ藤原肇にも"それ"が回ってきたのだ。そのことを聞き、誰にも相談できず葛藤した彼女は──考えた末にスターへの階段を登る、ということを決意したのである。その決意をした途端、あんなにぎゅうぎゅうだったスケジュールにはぽっかりと一週間の間が空き、そして彼女のスマートフォンには鎌倉のある別荘へ行くための、タクシーチケットが送られてきたのである。

 

 そして鎌倉の有山の豪邸に入った時、彼女を襲ったのは──これから自分が間違いなく"枕営業"をしたアイドルになるということ。栄光のために身体を売った卑しい女であるという──その暗い気持ちであった。それが、すぐに何ごともなかったように消え失せたのだ。それがおそらくウェルカムドリンクの中に入っていたなにかのせいであるということは薄々と感じていたが、彼女は──自分の後ろ暗さを抑えるべく、そのことをあえて考えないようにしたのである。

 

 そして藤原肇は──会ったばかりの名も知らぬ老人に、処女を捧げたのである。

 

 

 

「おじさま」

「なんだね、肇くん」

「私、ドキドキしているんです」

「ほう?」

「処女を捧げた時は痛みがあったのに、そのあとはずっと気持ちよかったんだから……もう処女ではなくなったいま、おじさまに抱かれたらどれほど気持ちいいんだろうって」

「ふふ、女になって2日とは思えない言葉だな。そこまでもう……男が欲しくなってしまったのかい?」

「はい」

 

 パサり。

 肇がバスローブを脱ぎ、一糸まとわぬ姿になる。そして──わざと自分があさましい女である、ということを示すように手とヒザを深々とした絨毯について四つん這いになり、そのまま有山のもとまで歩くと──彼のローブの前をはだけ、そしてすでに固くなり始めている股間に顔を埋める。

 

「おじさま、よろしいですか」

「うむ」

「失礼いたします」

 

 肇は四つん這いになったまま──顔だけを動かし、老人のしなびた皮につつまれた睾丸に舌を這わせていく。ジュル、ジュル、と舌に載せたツバを潤滑油にしつつ己の睾丸を口だけで舐める肇の姿をみた有山が笑みを浮かべ──

 

「肇くん、まるで……メス犬のような姿だな」

「はい、私はあさましいメス犬です」

 

 睾丸から舌を離し、肇が甘く媚びるような声で言う。

 

「これから肇を気持ちよくしてくれるおじさまのオチンチンを少しでも早く元気にしたくて、あさましく、いやらしく舐めしゃぶっている……メスの畜生です」

「健気なことだな」

「……いただきます」

 

 そう言うと肇は、有山のチンポに咥えつき、そして口の奥までそれを飲み込む。

 

「んっ……んふっ……んふっ……」

「教えてもいないのにこうして男の陰茎を快楽に導こうとする。肇くんはとんでもない逸材だよ」

「ふぅっ……っふんっ……んんっ」

 

 有山の両足に手を置き、肇が口だけで有山のチンポを深く咥え、しゃぶり、そして舐め回していく。その初めてとは思えない淫靡な口技に、彼のモノは反応を見せ始め──

 

「肇くんは」

「ふぁい」

「この老人の醜く老いたモノを美味しそうにしゃぶるのだね」

「はい……その、私、おじさま、いや、おじいさまが……好きなんです」

「ほう?」

「私……」

 

 肇が上目遣いのまま、トロンとした顔で話す。

 

「陶芸家の祖父に陶芸を習って育ったんです。小さいころから、アイドルデビューするまでずっと……」

「なるほど、肇くんはおじいちゃん子だったというわけだな」

「はい。なのですが……実は祖父が、いつのころからか……私を見る目が変わったんです」

「ふむ……」

「わかるんです。祖父が私の作務衣の胸の隙間から……ちらちらと私の胸を見たり、私が壺を釜で焼こうとしてる時に、オシリをずっと見てたりで……」

「ふふ、大変な話になってきたな」

「で、私は尊敬する祖父がそんなことをするなんて……と最初は嫌だったんですが、ずっと熱っぽい目で見られ続けるものだから、つい興奮しちゃって……」

「……」

「わざと作務衣の中に下着を着なかったり、合わせをはだけたりして……」

「お祖父様はどんな反応だったんだい

「……目をそらすふりをして、私の身体を見てました。その視線を感じるうちに、気がついたら……下着もぐしょぐしょになってしまって……だから、私、おじさまのような年代の男性のかたのオチンチン舐めさせていただくの、とっても興奮します……」

 

 それを聞いた有山が、ソファからゆっくりと立ち上がる。

 

「君の話を聞いてより興奮してきたよ」

「すごいです。こんなに大きくなるなんて……」

「肇くんのほうはどうだい」

「私は」

 

 肇がベッドに座り、そして自らの股間を両手でぱっくりと開けると──その陰唇と陰唇をつなぐように粘り気のある細い糸のような愛液が伝い、そして滴り落ちる。

 

「おじさまのオチンチンのにおいを嗅ぎ、そして舐めているだけでこんなに濡れてしまっています。すぐにでもオチンチンがここにほしい、ほしいって……」

「ここ、ではないだろう?」

「はい……」

 

 肇が少し逡巡したのち、決意したように言う。

 

「おじさまのオチンチンを……肇のおま、オマンコの……オマンコの奥深くまで突っ込んでください。そして……肇のオマンコをいっぱい気持ちよくしてください」

 

 いつの間にか自分のことを"肇"と呼ぶようになった少女が、そう言いながら今にも入れてほしいとばかりにゆっくりと腰をくねらせる。

 

「では、肇くんの"女"としての穴を味あわせてもらおうか」

「はい。いつでもどう……ぞ……っ……んんんっ……」

 

 肇のマンコは──有山の固くそそり立ったチンポを、何の抵抗もなく飲み込んでいった。

 

「うっ……ふぅっ……」

 

 肇が熱っぽい声で息を吐きながら静かに悦びを伝える。

 

「どうかね?」

「はい、信じられないです……私の身体におじさまのオチンチンが入ってくるのに、私のオマンコに何の抵抗もなくて……それだけでもう全身に鳥肌がたつくらいきもちよくて……」

「では」

「ふう……」

 

 有山が深く奥まで突いたチンポを、肇の膣の腹側をこすりながら抜いていくと、肇がそれに応え、快楽に耐えるようにシーツを手でギュッと掴む。

 

「お腹の……お腹の内側の、自分の指では届かないところをこすられて……熱くて……それに」

「それに?」

「もどかしいんです。こんな気持ちいいところがあるのに、自分ではこすれなくて……おじさまのオチンチンしか、私の気持ちのいいところを刺激できないなんて……」

「では今から存分にこすってあげよう」

「……はい」

 

 有山がそう言うとまたゆっくりとチンポを抜き差しし、そのたびに肇が嬌声をあげる。次第に肇の白い肌が熱っぽくほの赤くなっていき、身体にじっとりと汗がたまり……それが身体を重ねている老人のかさついた肌を潤すように一緒に溶け合っていく。そしてしばらくするうちに──

 

「うっ……あっ……」

 

 肇が再び両腕で顔を隠す。

 

「どうしたんだい?」

「ごめんなさい、おじさま。肇、また、イキます……」

「イクのなら顔を隠してはだめだよ。私に見せなさい」

「でも……きっとだらしない、人には見せられないような顔で私イってしまうんです。はずかしい……」

「恥ずかしいからこそ、見たいのだよ」

「……わかりました」

 

 肇が決意したように両手をだらりとさげ、そして──

 

「次にオマンコの中をこすられたら、肇は、絶対に……イキ……ます……だから!」

「いいだろう」

 

 有山が深々と肇のマンコを突き──そして止めとばかりに素早く腰を引いたその瞬間であった。

 

「ひっ、ひぐっ、ひぎっ……!」

 

 肇は、子供が今にも泣き始めようとするような──崩れきったみっともない顔で目をうるませながら──絶頂に達している顔を男に初めてみせながら、イったのである。

 

「ひうっ、ひうううっ、はぅ……」

「大丈夫かね……んっ」

 

 有山がベッドの袖机に置いてあるミネラルウォーターの瓶に口をつけ、そして肇に顔を近づけると──その口に肇が吸い付いて口伝いに水を飲んでいく。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、すいません……汗がすごくて、のどがかわいて……ありがとうございます……」

「かわいい顔だったよ」

「みっともないところをお見せして……はずかしいです」

「みっともないどころか」

「んっ……」

 

 肇の腟内に入ったまま、まったく衰えることもなく固くなったままのチンポでこつこつと肇の膣奥を突く。

 

「私も興奮して、そろそろイキたくなってきたよ」

「はい……」

 

 肇が両手を広げ、そして有山の身体に抱きつく。

 

「いつでも……肇のオマンコの中に、おじさまの精液、お出しください……」

「……」

 

 無言のまま有山が自らも達しようと──腰を激しく振りだす。

 

「あっ、あああっ! すごいっ! すごいですおじさまっ!」

「……」

「オチンチンがかたくて、おおきくて、太くて、身体の中を熱い火で焼かれてるようですっ!」

「……出すぞ、肇くん」

「はい、どうぞっ……!」

「……!」

 

 有山が絶頂に達する前にすばやく肇の腟内からチンポを引き抜くと──

 

 ビューッ、ビュツ、ビューッ──

 

「ひやぁ……はぁ、すごい、あたたかいです……」

 

 肇の控えめな隆起の胸元やおなかのあたりに、有山が勢いよく白く熱い精液をびゅるびゅると放出していく。

 

「ふぅ……はぁ……」

「すごい……」

 

 お腹の上に出されたベトベトとしたものを肇が指でつまむ。

 

「こんなにネバネバして、熱いんですね……男性の精液って」

「ははは、若いころはもっとすごかったのだがな」

「でもどうして……」

 

 肇がうるんだ目で求めるような顔で有山を見る。

 

「どうして肇の子宮を、この熱いもので満たしてくれなかったのですか?」

「それはね」

 

 有山が肇の頭をなでる。

 

「私は君を母にしたいわけではない。これから君はスターになるのだからな。スターが子持ちであるわけにもいかないだろう?」

「……では、私がスターになって……役割を果たした暁には、していただけるのですか?」

「ずいぶんと気の長い話だが、そこまで私が生きていればね」

「ふふっ」

 

 肇がほほえみながら言う。

 

「スターになって、色々お仕事をしなければいけないのに、急にお母さんになる、なんて言ったらみんな困るでしょうね」

「ああ。私も……困るね」

 

 有山もまた微笑みながら、そう言った。

 

 

 

「さて……」

「どうされました? おじさま?」

 

 身体に出された精液を拭き取った肇が、タブレットPCを手にした有山を不思議そうに見る。

 

「これを見てごらん」

「えっ……あっ……」

 

 有山に見せられたPCに映っていたものは──

 

 "ひっ、ひぐっ、ひぎっ……!"

 

 有山のチンポをマンコに突き刺されたまま、泣きそうな顔で初めてのイキ顔を晒す──自分の姿であった。

 

「ど、どこでこれを……」

「私も年なのでね、なにかあってもいいように、この部屋は常にカメラで映しているんだ」

 

 有山が指した天井には、たしかに小さいながらカメラらしきものがあった。

 

「じゃあ……いま私がしたことはすべて……」

「ああ。肇くんが私のモノを美味しそうにしゃぶる姿も、達する時の顔も、私に出されたモノを嬉しそうにすくいとっているところも全て収められている」

「……とても人には見せられませんね」

「いや、これを見せたのは……ぜひ肇くんの恥ずかしいところを見てほしいと思う人がいてね」

「え?」

「君のお祖父様だよ」

「?!」

 

 肇が一度驚いたような顔をして、そして──すぐに笑みを浮かべる。

 

「うふふ、それは楽しそうですね……私をいやらしい目で見ていた祖父が、私が……祖父と同じくらいの男性に抱かれている姿を見たら、どう思うか……考えただけでゾクゾクします」

「ははは、ちょうどいいことに上から撮影しているから私の顔は見えず、このシワついた身体だけは見えるからね。さて……君のお祖父様がどう反応するか……動画を君のスマートフォンに共有したよ」

「ありがとうございます。すぐに祖父に共有します……あっ」

 

 肇がスマートフォンを持ったままベッドに座る有山に肩を寄せ──

 

「みてください、すぐ既読つきました。あ……

 

>なんだこれは

>どうしたんだ

>いまどこにいrう

>いまどこにいる

>あいてはたれた

 

「うふふ……みてください、祖父からすごい勢いでレスがきてます」

「それはそうだろうね。お祖父様からしたら驚くだろうね」

「あっ」

 

>すぐへんじしろ

>(親の名前)にいうぞ

>ないをやってるんだ

 

「あら、ちょっと雲行きが怪しくなってきましたね……」

「では、こうやって返答してあげなさい」

 

 有山が耳元で囁いたことを、肇がそのまま返す。

 

うんとね、いまおじいちゃんと同じくらいの年の人に抱いてもらったの

>なにをいってるんだ!1!!!

 

すごく気持ちよかったから、つぎはおじいちゃんに抱いてもらいたいな

>ばかなことをいってないで

>はやくかえってこい

 

この動画、私が帰るまで大切につかってね。次に逢う時を楽しみにしてます。はじめ。

 

「……既読はつきましたけど、返信がありませんね」

「たぶんお祖父様の中で葛藤しているんだろうね。君を大切に思う祖父としての気持ちと、そして……ずっと君をいやらしい目で見ていた男としての気持ちが」

「つぎ、祖父のところに帰ったら私……どんな目にあうんでしょう……」

 

 クチュ、クチュ……

 

 無意識のうちに肇の手が己の股間に伸び、そして──先ほど大量に分泌された愛液の湿った音が、指をかきまわすたびに寝室に響く。

 

「おやおや、お祖父様に抱かれることを今から想像するだけでそんなになってしまったのかい」

「はい。とてもせつなくて……とてもきもちよくて……いますぐ、このぽっかり空いた穴を、埋めてほしくてしょうがないんです」

 

 うるんだ目で懇願するように己を見る肇の顔に、有山が優しく唇を重ねる。

 

「君の休暇はあと何日かね?」

「はい、一週間いただきましたのであと4日はあります」

「ではその間、ずっと……君と楽しむことにしようか」

「……肇、とてもうれしいです」

 

 そう媚びた口調と声色で言った肇は、先ほどまで自分に入っていた有山のチンポに顔を寄せると、それが自らにとってとても大切なものであるというように恭しく手にとり、そして──それを口に含んだ。




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