「……まさか、ここまでとんでもないとはな」
眼前にいるロボットジャマト達。
その装甲はかなり重厚であり、各々が様々なアーマーを身に纏っている。
四体のロボットジャマトは、その大きさはビルよりも巨大であり、隠れているライダー達に襲っている。
「時間が経てば、経つ程に不利になるか、だけど」
「ネクスさん」
「あぁ、行こうか、スレッタちゃん」
それと共に、俺は、そのまま走り出す。
通常ならば、不可能かもしれない。
だけど、このモンスターレイズバックルは力を溜めれば溜める程にその威力が上がる。
「勝てるかどうかは、試してみないとな」
それと同時に、俺は走り出す。
他のロボットジャマト達もまた、俺達の存在に気づいたように、すぐに行動をする。
全身が重火器を思わせる装備を身に纏っているロボットジャマトは、その銃口を俺達に向けていた。
しかし、それはスレッタちゃんの操るビットが、相手の攻撃を妨害したのだ。
同時に、別の一体が、俺に向かって攻撃を仕掛けてくる。
それを回避し、反撃を行う。
すると、今度はもう一体が動き出し、その拳を振り下ろしてきた。
「これは、チャンスだよなぁ!」
そのまま、俺は拳を振るう。
モンスターレイズバックルの力によって、強化されたその拳は、ロボットジャマトの腕を簡単に破壊した。
そして、腕を失った事でバランスが崩れ、そのまま倒れ込んだ。
さらに、追撃を行おうとしたが、その隙を狙ってきたのか、残りの二体も動き出した。
それに対して、スレッタちゃんのビットによる攻撃を行い、相手を牽制する。
しかし、それでも接近してきた二体は、俺達の方へと向かってくる。
「だけど」
見ると、ロボットジャマトの砕けたパーツから赤い歯車が一気に四個が出てきた。
どうやら、部位破壊をすれば、一気に歯車を手に入れるチャンスかもしれない。
「だったら!」
俺は走り出す。
狙うは、まずは巨大なメイスを振るうロボットジャマト。
俺は、大きくジャンプして、空中からロボットジャマトを見下ろす。
『DUALON!』
そのまま、俺は上半身のアーマーを下半身に変える。
同時に、そのまま振り下ろす。
振り下ろされた蹴りは、そのまま巨大ロボットジャマトの胴体部分を粉砕し、そのまま地面にめり込むように着地する。
それと同時に、赤い歯車もまた手に入れる。
「よしっ、これならば」
そう考えた時だった。
背後から感じた気配。
「ネクスさん! さっきのジャマトが」
「っ」
見ると、そこには先程腕を破壊したはずのロボットジャマトが、腕を修理して、こちらに襲い掛かってきた。
「再生するのかよ!」
すると、今度は別の方向からも二体目が現れる。
そして、その二体が俺達を挟み撃ちするように攻撃を行う。
それに合わせて、俺は後ろへ下がる。
しかし、それを見越していたかのように、もう一体のロボジャマが飛び込んできて、俺に攻撃を仕掛けてくる。
それに合わせるようにして、さらにもう一体のロボジャマトも現れて、両腕の剣を振り下ろしてきた。
すぐに俺は避けようとしたが、間に合わない。
「ぐっ」
「諦めないでください!」
それと共に、俺がスレッタちゃんのビットが押し上げくれる。
それによって、こちらに迫った攻撃を、紙一重で回避できた。
そして、俺達の背後にあった壁に、その剣先が深く突き刺さる。
「行くぜ、スレッタちゃん!」「はい!」
それと共に、俺とスレッタちゃんは息を合わせる。
俺の両腕に、スレッタちゃんのビットから放たれるエネルギーが集まる。
「はああぁぁぁ!!」
そのまま、俺はロボットジャマトに向かって、拳を振り下ろす。
その威力は凄まじく、ロボットジャマト達の身体はさらにバラバラになる。
散らばった赤い歯車が、俺の元に集まる。
そして。
『赤い歯車を20個集めたプレイヤーが現れました。最初のプレイヤーに特典が付与されます』
「っ」
同時に、俺はこちらに迫る小さい影。
それと共に、再生したロボットジャマト達の攻撃が迫る。
「賭けるしかないよな!」
それと共に、俺はその影を掴み、ロボットジャマトよりも早く手に取り。
「頼むぞ!」『GREAT! READY FIGHT』
それと共に、俺のモンスターアーマーは消える。
そのまま基本的な姿であるエントリーフォームのマスクの上からバイザーのようなデザインのゴーグルが装着される。
そして、その手には。
「これはサムライソード、いや、違うな」
そこにあったのは刀だった。
「ネクスさん!」
こちらを心配そうに叫ぶ。
だけど。
「心配するな、スレッタちゃん、刀を持った俺は」
それと共に、俺は、そのままロボットジャマトの腕を切り裂く。
「最強だから」