※この作品はR-18です。

XDG   作:ボルメテウスさん

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乖離Ⅰ:不思議な世界

「おぉ、よく優勝する事が出来たな、ネクス」

「・・・まぁな」

 

この大会に参加する事になって、既に5回目。

それに対して、既に俺は抵抗も何もなかった。

 

「だからこそ、お前も気をつけるべきだと理解しているはずだ」

「お前の方こそ、奴らには気づかれていないんだろうな」

「勿論、俺を誰だと思っているんだ」

「誰って、まるで人間のように言うんだな」

「そうだな」

 

そう、エボルは言うと共に、俺のこれまでの願いが書かれたデザイアカードを手に取る。

そのデザイアカードを手に取りながら、そのカードの形を変える。

 

「・・・」

「お前の願いだ。そして、意外にも、お前と共に戦ってくれたパートナーの思い。

彼女達の思いが、力にもなっている」

「ニカイドウ、スレッタちゃん」

 

このXDGにおいて、本当に確実な味方になってくれた2人。

その彼女の思いが、ここにあると聞くと、俺は。

 

「勝ち残らないといけないんだな」

「あぁ、そして」

 

同時に、デザイアカードが変化していた。

疑問に思っている間にも、その形は一つのバックルが生まれた。

 

「ほらよ」

「おっと」

 

そのバックルを、俺に渡した。

 

「これは」

「俺からの報酬だよ。せっかくここまで勝ち残ったのに、何もなしじゃ、サポーターとして駄目だろ」

 

不敵な笑みを浮かべた。

見ると、そこにあったのは白いブーストバックル。

だが、どこか違った。

 

「これは」

「俺達の目的に達する為の代物だ」

 

そう、エボルの言葉と共に、俺は次のXDGへと向かう。

 

「さて、次のゲームは不思議な不思議なジャマト王国での冒険でぇす!」

「ジャマト王国?」

 

会場に辿り着いた俺達に課せられた次のゲームの内容。

それは、どういう物なのか、よく分からなかった。

これまでの、現実の世界とは異なる場所。

 

「それでは、パートナーと共に、どうぞぉ!」

 

そう、ツムリの言葉を合図に、俺達は、そのままゲームの会場へと向かった。

その時、立ち去った後の俺達は、その会話を知る事は出来なかった。

 

「さて、全ては順調と言うべきか」

「おやおや、あなたが直接、ここに来てゲームを見るなんて、珍しいねぇ」

 

そう、俺達を見送ったブラックジョージ狩崎は不敵な笑みを浮かべながら、その人物を出迎えた。

 

「珍しいか、確かにな。だが、その理由も分かっているだろ」

「えぇ、勿論、ネクスの事でしょう」

 

それと共に、映し出されたのは、俺がこれまで参加したXDGでの記録。

 

「記念すべき、第一回のXDGから現れたデザ神。その戦闘能力はさる事ながら、ここまでの間に無敗の記録を持ち続けた人物でもある」

「そう、まるで、あの男のように」

 

その言葉と共に、ツムリが、次に映したのは、XDGとは異なる、どこかの戦い。

 

「だが、今や、その男のせいで、かつてのように行う事が出来なかった。だからこそ」

「えぇ、勿論、あの男を倒す為の最強のデザ神を育てる」

「その候補が」

「ネクス」

 

それと共に、俺の画像を見つめる。

 

「さて、今回のパートナーは一筋縄ではいかないぞ。だが、果たして、神を喰らう蛇となれるか、ネクス」

 

そう、モノアイ型の銀色の仮面の人物が呟いた。

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