「ここが、王国か」
俺は、舞台となる王国へと辿り着く事になった。
風景としては、まさしくRPGに出てくるような城下町であり、周囲を見渡せば、ジャマトがいるのは確かだ。
ただし。
「なんだか、これまで見たジャマトとはまるで違うな」
見ると、そのジャマトは、確かに顔はジャマトだが、のほほんとしている。
まるで敵意がない様子が見られる。
「それに最悪なのは、今回はバックルはなしか」
未だに、このミッションが、どういう物なのか、分からない。
「どちらにしても、何かを「きゃぁぁぁぁあ、助けてぇ!」・・・」
そう、俺が冷静に行動した瞬間、聞こえたのは黒髪の少女。
腰を見れば、デザイアドライバーがあるので、おそらくはライダーである事は分かる。
だが、その頭にはなぜか猫耳がある。
「んっ!?」
俺は思わず疑問に思い、首を傾げる。
しかし、見れば、彼女の後ろには、大量のジャマトが追いかけていた。
さらに、その腰には、デザイアドライバーがあり、見た事のないバックルが装填されている。
「ジャマトが仮面ライダーに変身しているのかって、そう言っている場合じゃないか」
見れば、このスマホを見る限りだと、彼女が俺のパートナーであるキャルらしい。
「と言っても、どうすれば「ジャマァ?」んっ」
すると、後ろから声が聞こえた。
見ると、そこにはジャマトがいた。
しかも、見るからに子供だ。
その子供ジャマトは俺の方を見ていた。
「・・・」「じゃまぁ」
しばらく見つめ合う俺達。
すると、奥の方から現れたのは大量のジャマト達が。
土煙をあげながら、こちらに迫る。
「やばぁ!!」
それと共に、俺はすぐに走り出す。
あの数のジャマトを相手に、今、戦う訳にはいかない。
俺はすぐに走り出す。
「ぎゃあぁぁぁって、誰!?」
そう走ると、何時の間にか、横にキャルがいた。
「よっ、俺はたぶん、君のパートナーのネクスだ、よろしくな」
「いや、こんな状況で、挨拶する普通!第一!」
俺が走っていると、何やらキャルが俺の方に指を指していた。
ふと、疑問に思い、俺はその指の先を見る。
そこには。
「じゃまぁ」
「あらまぁ」
俺の服にしがみ付いている子供ジャマトがいた。
「お前、着いてきちゃったのか、仕方ないなぁ」「ジャマァ!」
「いや、何自然と肩車しているのよぉ!」
「だって、このままじゃ、走りにくいからなぁ」
「いや、捨てなさいよ!」
「それは、駄目だろ」
キャルのその一言に、俺は止める。
「大人は子供を守る責任がある。例え関係ない子供だろうとな」
「・・・いや、それはまぁ、立派な言葉だけど」
すると、何やらキャルが少しだけだが、何か反応していた。
「じゃまぁ」ポンッ
「「んっ?」」
それと共に、何か音が聞こえた。
見ると、子供ジャマトの頭にひまわりが咲いていた。
「ひっ、ひまわり?」
「じゃまぁ」
すると、子供ジャマトが渡してきたのは、ミッションボックス。
そのままミッションボックスを開く。
「おぉ、これは、サンキュー!ジャマ坊!」「じゃまぁ!」
それと共に、俺は、そこから取り出したブーストレイズバックルのハンドルを捻る。
同時に、現れたのは、ブーストストライカーに乗る。
「ほら、乗れ、キャル」「あぁぁもぅ!!」
そのまま、すぐに乗り込み、すぐに走り出す。