ブーストストライカーのハンドルを握りながら、俺達は走り出す。
そして、俺達は、その場から離れるように走った。
「さて、どうやって逃げるか。というよりも、このミッションのクリア条件って何なのか」
俺は、ブーストストライカーに乗りながら考える。
すると、そんな事を考えている間に、目の前に敵が現れる。
「うわっ!! ちょっ、いきなり現れんじゃねぇよ!!」
それに驚きながらも、何とか避ける。
「どうする? このまま逃げていても、キリがないぞ」
「分かってるけど、でも」
そう言いながら、俺は周りを見渡す。
そこには、既にジャマトライダー達が囲んでいる。
ジャマトライダー達は、そのままジリジリと、俺達をゆっくりと迫っている。
同時に、全身から放たれる伸縮自在の茨をこちらに向けて、放ってきた。
俺は、そのままブーストストライカーから噴射する炎で、何とか回避をする。
だが、それを見たジャマトライダーは、一斉に襲い掛かってくる。
そして、俺達に攻撃しようと飛び掛かる。
「しっかりと捕まっておけよ!」
「えっきゃぁぁぁぁぁ!」「ジャァマァァ!」
それと共に、俺はブーストストライカーの噴射と共に、向かって来る茨を掻い潜る。
それと同時に、後ろの方では爆発音が聞こえてきた。
「大丈夫だったか?」
「うん……でも、これじゃあ」
確かに、この包囲網から抜け出す事は難しいだろう。
「無理だよ、こんなのっ」
キャルは、そう弱気な呟きを言う。
「なんで、無理だって言うんだ?」
そう、俺はブーストストライカーの運転に集中しながら、問いかける。
「現実だって、同じだよっ、私の周囲は、いつも敵ばかりでっ、同じ事を理解してくれる人なんてっ、どこにもいないっ」
それは、おそらくは諦めてしまった思い。
その叫びだろう。
彼女の境遇はまるで知らない。
だけど。
「希望なんて」
「希望はな」
「えっ」
俺は、そのままブーストストライカーを走らせながら、見つめる。
そこは、僅かに隙があるのを見える。
「希望はな、引き寄せなきゃ意味がない」
「引き寄せる」
そう、俺はそのまま真っ直ぐと見つめる。
「希望は捕まえる準備をしなきゃ、決して掴むことはできない。何もない所からは突然現れる訳じゃない」
そう、俺はブーストストライカーをさらに加速させる。
「何もないと思いながらも、希望がないと思っても進み続ける。それがどんなに儚いと思っていても、信じて進む」
俺は、その隙に向かって行く。
「例え、絶望が降りかかっても、希望を掴む為に、前に進んで掴む! だからもしも、お前が1人じゃ無理な時は、俺も手伝ってやる」
「大人の言葉なんて」
そう、キャルは俯く。
けど。
「大人だからこそ、届けられる希望もある!」
そう、俺はブーストストライカーで、その道を通り過ぎる。
それには、そこにいた奴ら全員が驚いていた。
「抜けた」
「だから、キャル、お前も希望を自分で捕まえろ!」
それと共に、すぐに脱出をする。
未だに、ジャマトライダー達がこちらに攻撃を仕掛けようとする。
「私もっ、希望をっ」
その時だった。
「ジャジャァ」
「えっ?」
聞こえた声。
見ると、そこにはジャマ坊と似たようなジャマトがいた。
そのジャマトが投げたのは、ミッションボックス。
同時に、周囲を見れば、市民だと思われるジャマトがジャマトライダー達の動きを邪魔している。
「今のは」
すると、スマホにMISSIONCLEARの表示がされた。
『市民ジャマトの心を掴み、味方にしろ』
「なるほど、それがこのゲームのクリア方法か」
見ると、そこには差別があったように、ジャマトの一部の格好はボロボロだ。
「ここって」
「もしかしたら、お前みたいに希望が見つからなかった奴らがいたかもしれない。だからこそ、直感だけど」
俺はそのまま城を見る。
「このゲームは、王様に対する革命だ!」
「革命」
その言葉に、キャルは呆然としていた。
「どうする、キャル? お前は、このまま何もしないのか」
それに対して、俯くキャル。
そして。
「やってやるわよ」
それと共にミッションボックスの中にあるレイズバックルをドライバーにセットする。
「私も変えてやるわよ、糞みたいな現実も、こんな嫌な世界もね! 変身!」『WITCH! READYFIGHT!』
鳴り響く音声、それと共に、まるでローブを思わせる紫のアーマーで頭に魔女帽子を被った黒猫のライダーが現れる。
「私はミヤー! 仮面ライダーミヤーよ、ネクス!」
「そうか、じゃ、行くぜ、ジャマ坊、案内頼めるか?」
「ジャマァ!」
同時に、俺達はすぐに城へと向かって、走り出す。