「…お前、一体どういうつもりなんだっ」
そう、俺は、眼前にいる奴に向かって叫ぶ。
「何のつもり?それは私の台詞だ。君達がこの世界にいるジャマトを相手に戸惑いを見せているようだったからね、プロデューサーとして、最後の花火を上げるついでに手伝いに来たのさ」
「プロデューサー、それじゃ、まさか」
すると、そいつは、そのまま頭を下げた。
「おめでとう、君達が今回のデザ神だ、ネクス」
そう、奴が言い終える前に、俺は殴りかかる。
だが、それに対して、奴は正面から受け止める。
「いきなり攻撃かい?野蛮だな」
「後ろから不意打ちした奴がよく言うよ!」
そのまま、俺は蹴り上げる。
だが、それもまた受け止める。
先程の戦いで行ったように全力での攻撃。
しかし、それを軽々と受け止めている奴の強さは、既に理解していた。
「不意打ちというのは、もしかして先程のジャマトの事かい?あのジャマトは、あくまでもゲームを盛り上げる為の存在。用済みになれば、始末するのは当たりまえだろ」
「そうかよ、だったら、俺がお前に対して怒りを抱く理由は分からないよなぁ!」
「ネクスっ駄目っ、そのままじゃ、あなたが」
「止めるな、キャルっ、こいつは」
「そうだ、止めたまえ、私は、君に期待をしているのだから」
その言葉と共に奴は、その身体から光を放ち、俺を吹き飛ばす。
なんとか、空中で態勢を整えると共に、そのまま奴を睨みつける。
「期待だとっ」
「あぁ、だとしても、このままでは少し厄介だからね」
すると、奴の目が、こちらに向ける。
「君の考えを少し変えさせてもらおうか」
「っ」
その光が、俺の方に降り注ごうとした。
「まったく、こういうのはあまりしたくないんだがな」『EVOL SET』
その音声と同時だった。
「さすがに、見過ごせないからな」『LASER ON!EVOL LOADING!READY FIGHT』
それに合わせるように、俺達に襲い掛かろうとした攻撃を防ぐ影が現れる。
それは、緑色の巨大な蛇であり、その蛇が、俺に襲い掛かろうとした攻撃を防いだ。
「これは、これは、エボル。なぜ、邪魔をする」
「なぜ?決まっているだろ、俺の推しに変な事をしようとしたんだ。
それを防ぐ為だ、スエル」
そう、エボルが、眼前にいるスエルを睨みつけるように言う。
「…なるほど、彼のサポーターならば当然の考えか。ならば、仕方ない。次のゲームに映らなければならない」
その言葉と共に、スエルの奴は消えて行った。
それは、見逃されたというべきだろう。
「ぐっ」
「まったく、それをいきなり使って、身体がボロボロじゃないかよ」
そのまま、エボルの奴はこちらを見る。
「ネクス、その大丈夫」
「…なんとかな」
そうしている間にも、ゲームが終えた証で、姿が消えている。
「…悪かった、キャル」
「そんな事ないよ」
そうキャルは、涙目になっていた。
「赤の他人所か、種族が全然違う子供を、守る為に戦ったあなたをっ、私は本当に嬉しかったっ。だから」
そう、俺の方を見つめる。
「あんな奴に負けるんじゃないわよ」
その言葉に対して、俺は頷く。