「これは……一体どういうこと?」
彼女は周囲を見回した。
全員が同じ目的を持っているように見えた。
「皆さんもこのゲームに参加するんですか?」
彼女が尋ねると、彼らは頷いた。
彼らは皆一様に不安そうな表情を浮かべていたが、同時に興奮している様子もあった。
それを見ていると、どうやら、今回のゲームは最初からパートナーに出会えるように設定されているようだ。
運営側が、どのような意図でそうしているのか、分からないが。
俺はすぐにスマホで、パートナーの名前を確認すると共に挨拶する。
「やあ、君が紅月カレンだね。俺はネクスだ」
「ネクス……それがあなたの名前?」
「ああ、そうだよ」
ネクスはそう言って微笑んだ。
「君はこのゲームのルールを理解しているかい?」
「いえ、あまり……」
カレンは首を横に振った。
どうやら、今回が初参加という訳か。
どのような戦い方をするのか分からないが、さすがにこのままでは不味い。
俺はすぐにカレンに、XDGでの詳しい戦い方に関する説明を簡単に言う。
「けど、そのゲームのルールは」
「それはさっぱりだな。だいたいは、現地でその目的を探せという感じだ」
全くもって、無責任なゲームと言える。
「そんなのでっどうやって」
「だいたいは、ジャマトと呼ばれる敵を倒せば良いけど、今回もそんな簡単に出来るかどうか」
そう、俺が言っている間にも、俺達の身体は光に包まれる。
「これって、一体」
「落ち着け、おそらくは転送されるだろう。これまでと違って、かなり親切な設計だけど」
そうしている間にも、俺達が転移させられた場所。
周囲を見渡すと、どうやら学校のようだ。
しかし学校には不釣り合いな高い壁があるようだが。
「さて、ここは一体」
「アッシュフォード学園」
「えっ?」
俺が疑問に思っていると、カレンは驚いた顔をしていた。
「ここ、アッシュフォード学園じゃないっなんで!」
「知り合いの学校か、だとしたら「たっ助けてくれぇ!?」っ」
聞こえた絶叫。
それと共にカレンが見つめた先には。
「リヴァルっ、それにシャーリーもっ」
「知り合いか」
「えぇ、すぐに助けないとっ」
そうして、カレンは飛びだそうとした。
だけど。
「待て、バックルもなしで、ジャマトに挑むのは無謀だぞ」
俺はすぐに、カレンを止めた。
「そんなっ、だったら、見捨てろって言うの!第一、そのバックルはどこにあるのよ!」
「だいたいは、ジャマトを倒して、手に入れるか、見つけるしかないな」
「そんな事をしている時間は」
「あぁ、ないな、だから、お前は下がっていろ」
俺はすぐにブーストレイズバックルマークⅡを取りだし、すぐにセットする。
「俺が助けるから、お前は無茶をするなよ、変身!」『BOOST MARK Ⅱ』
俺はそのままブーストフォームⅡへと変身し、そのまま2人に襲い掛かろうとしたジャマトを吹き飛ばす。
「えっ、なに!?」
「あっちのカレンという子の所へ行け!」
「えっ、カレンがっ!」
「良いから、早く」
「わっ分かった、行こうシャーリー!」「うっうん」
そのまま、2人はカレンの元へと行く。
「さてっと、それじゃ、行くとするか!」
俺はそのまま、眼前にいるジャマトとの戦いに集中する事にした。