※この作品はR-18です。

XDG   作:ボルメテウスさん

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慟哭Ⅲ:脱出ゲーム

「さて、それじゃ行くとするか」

 

 その言葉と共に、眼前にいるジャマトに目を向ける。

 

 先程までの学生2人を追っていたジャマトは、その狙いを学生から俺の方へと変えて、襲い掛かる。

 

 ジャマト達は、各々の武器を、真っ直ぐと俺に向かって、振り下ろす。

 

 しかし、その攻撃に対して、鋼鉄の豪腕となった両腕で受け止める。

 

「ぐっ……!」

 

 凄まじい衝撃を受け、思わず声を上げる。

 

 しかし、この程度の力なら耐えられるな。

 

 そのままジャマト達を振り払うように腕を振るう。

 

 その一撃だけで、3体のジャマト達が吹き飛ばされた。

 

「ジャマァ!?」

 

 それに、驚きを隠せないジャマトに対して、俺は片腕にあるマフラーから炎を噴射させ、そのまま殴る。

 

 噴射した炎の勢いで、更に加速された拳を受けて、ジャマトは地面へと叩きつけられた。

 

「ジャマァ!

 

 だが、それでもジャマト達は立ち上がり、再び向かってくる。

 

 ジャマトの強さ事態は、あまり大した事はない。

 

 拳一発で、簡単に倒せるぐらいの強度である事から問題ない。

 

 ただ、問題は。

 

「この数だよなぁ」

 

 学校の奥から次々とジャマト達がやって来る。

 

 ざっと見た感じ、100体は超えているだろう。

 

 このままだと、流石に面倒だ。

 

 仕方がない。

 

「一気に終わらせるしかないよなぁ!」『BOOST TIME! BOOST GRAND STRIKE』

 

 それと同時だった。

 

 俺の胸元には、巨大な蛇の頭が現れる。

 

 蛇の頭は、そのまま口を開くと共に、そこから赤い炎が集まる。

 

 だが、そんな事を気にせずに、ジャマトは次々と集まっていく。

 

 だが。

 

「千紫万紅・神便鬼毒! その一撃で、全てを貫く! 九頭竜鏖殺!!」

 

 その叫びと同時に、放たれた巨大な蛇のエネルギーが、真っ直ぐとジャマト達を喰らうように進む。

 

 ジャマトは、その攻撃に対して、避ける事が出来ず、次々と飲み込まれていく。

 

 そして、ジャマトを飲み込んだエネルギーはそのまま校舎を貫き破壊していく。

 

 その結果、俺の前には何も残らなかった。

 

 やり過ぎたか?  

 

 そう考えいたら。

 

「ジャマァ!?」

 

「まだ、いるのかよ」

 

 だが、その奥からジャマトの大軍が向かって来る。

 

「ぐっ」

 

 それと共にマーク2の限界が来ている。

 

「とにかく、一旦、逃げる!」

 

 既にカレンと一緒にいた学生達も逃げているはず。

 

 俺は、その場をすぐに離脱する。そして、何とかジャマト達から逃れる事は出来た。

 

「はあ、はあ……危なかったぜ」

 

 まさか、ここまで数が多いとは思わなかった。

 

 いや、そもそも何でこんなに数が居るんだ? 確かにジャマトの数は多いけど、そこまで大量に湧くほどじゃないはずだぞ。

 

 何かあるかもしれないな。

 

 とりあえず、今は逃げた方がいいな。

 

「カレン! 無事か?」

 

「えぇ、ネクスのおかげで」

 

 そう、見てみると避難している学生達もこちらを見る。

 

「ネクスさんですよね、助けて貰って、本当にありがとうございます」

 

「別に構わないよ、何よりも、俺が巻き込んだようなもんだからな」

 

「それって、どういう事だ」

 

 その言葉と共に、俺達は、ここまでの経緯を話をする。

 

「願いを叶えるって、カレンは」

 

「……お母さんの事で」

 

「そうだったの」

 

 その言葉に、頷いていた。

 

「どちらにしても、ゲームをクリアする方法を知らないといけない。けど」

 

 未だにクリア方法は分からない。

 

「この学校から脱出は出来ないの?」

 

「それが、入り口が、きっちりと締められて、脱出する事が出来なくて」

 

「ただ、名前を入れれば脱出出来ると書いてあった」

 

「書いてあった?」

 

 それと共に、俺達に見せたのは本。

 

「これは?」

 

「その、逃げている途中で見つけた本で、その時に書いてあったんだ」

 

「なるほどな、つまりは、今回のゲームは脱出ゲームという訳か」

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