※この作品はR-18です。

XDG   作:ボルメテウスさん

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黎明F:戦いは未だに始まったばかり

第二回のXDGは終わりを迎えた。

終焉を迎えようとしていた世界は、ネクスの活躍によって、滅びを避ける事は出来た。

 

「ブラボー!なかなかに良い活躍じゃなかったか、ネクス」

 

そんなネクスを出迎えるのは1人の男。

年齢としては、ネクスよりも年上の男性。

その格好はどこかの喫茶店のマスターを思わせ、近くには珈琲が置かれている。

 

「何がブラボーだ、今回の結果もあまり良くなかった」

「全く、かなり尽力した方だと思うぞ」

 

苦い顔で呟くネクスに対して、男は不敵な笑みを浮かべながらも、珈琲を飲む。

 

「今回のXDGに出場したほとんどのライダーが死んだんだぞ」

「仕方ない事だ、奴らは自分の欲望に正直過ぎた故に死んだんだ」

 

今回のXDGの結果を思い出してか、ネクスの脳裏に思い出すのは、共に闘ったライダー達。

彼らは、一癖も二癖もあったライダー達だった。

 

「奴らは、奴ら自身の願いで死んだんだ。むしろ本望だったと思うぞ」

「だけど」

 

そうしながら、ネクスの呟く声に対して、男はため息を吐く。

 

「第一、お前も分かっているはずだ。今のお前が考える事は、犠牲になった奴らの事じゃない。この戦いを生き残る事。じゃないと、お前に未来はない」

「分かっているさ、その為に、俺はお前と手を組んだんだ」

 

ネクスは、真っ直ぐと男に目を向ける。

 

「おいおい、そんなに睨まなくても良いだろ、俺達は仲間同士という訳じゃないが、共通の目的で動いている。その点は信じて欲しいけどな」

「分かっているよ、お前はそういう奴だから」

 

ネクスはため息を吐く。

 

「それで、お前、名前なんだっけ?」

「おいおい、サポーターの名前を忘れるなよ、たく」

 

すると、男は頭を叩きながら、不敵な笑みを浮かべる。

 

「エボルだ」

「エボル、進化という意味のか」

「そうだとも」

 

そう、男の名前、エボルの名を聞いて、ネクスは頷く。

 

「ある意味、お前らしい名前だな」

「そうだろ、この名前、なかなかに気に入っているだぜ」

 

不敵な笑みと共に、エボルは頷く。

 

「とにかく、お前はお前で注意しろ。運営の奴らも、お前の正体を勘づいているかもしれないぞ」

「だとしても、もう俺を大会から降ろす事は出来ないだろ」

「確かになぁ、いやぁ、にしても、なかなかに考えたよなぁ」

 

そうしながらも、エボルはその手にあるカードを見せる。

それはXDGの願いを叶える為のカード。

そこには二枚のカードがあった。

 

『俺が死ぬまでXDGに参加できる』

『俺の力が繋がるようにする』

 

「これで、スタート地点に立った、分かっているよな」

「分かっている」

 

そうしながらも、俺はエボルを見つめる。

 

「勝ち抜いてみせるよ、こんな下らない戦いをな」

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