「はぁはぁはぁ」
その荒い息を吐きながら、スエルはその場で倒れ込む。
ネクスの想像を超える能力。
それによって追い詰められ、彼自身の切り札であるジリオンドライバーは既に半壊状態となっている。
「オーディエンスの声に応えて、戦ってみたが、ネクス、想像以上の成長だ。まさか、私がここまでやられるとは」
それは仮面で表情は見えないが、どこか確信している状態。
「これならば、ギーツに勝てる!」
「そうだ、しかし、まだ少しだけピースが足りない」
その言葉と同時にスエルの肩に穴が空く。
突然の攻撃。
動揺を隠せないスエルが見つめた先にはブラックジョージ仮崎がいた。
「仮崎っ、どういうつもりだ!」
そう、スエルが見つめた先には、マグナムシューター40Xを手にして、スエルを撃っていたブラックジョージ狩崎の姿があった。
「どうと言われても、既に役割が終わった物の始末だ」
「しまつ?」
そう困惑している間にも、スエルが落としたカードを拾ったのは、ツムリだった。
「あなたの役割は初めから、このカードを生成する事だったからですよぉ」
そう、スエルが落としたシリウスカードを見せながら、ツムリは笑みを浮かべる。
「私の役割だと?」
「いやぁ、確かにネクスの成長は色々と想定外だったけど、俺としては、このカードをようやく手に入れる事が出来て、本当にラッキーてな感じなんだよねぇ」
そう、巫山戯た態度で、笑みを浮かべるブラックジョージ狩崎。
「お前、一体」
「だから、お前はもう用済みな訳」
それと同時にブラックジョージ狩崎は、その腰にはデザイアドライバーがあった。
同時に、両手にはマグナムレイズバックルとブーストレイズバックルを手にしていた。
「まだまだ、本番に備えたいからね、今回は、これで済ませるぜぇ、変身!」『GET READY FOR BOOST & MAGNUM』
それと同時だった、ブラックジョージ狩崎の姿が変わる。
同時にスエルの眼前に現れたのは、彼にとって、今回のXDGを開催し、倒す為の相手であるはずの存在。
「黒いギーツだと」
「さぁ、ここからハイライトだぜぇ」『BOOST TIME!MAGNUM BOOST GRAND VICTORY』
巫山戯た言動と共に、黒いギーツは、そのまま真っ直ぐとスエルへと向かう。
それに対して、すぐに防御する事が出来ず、コサックダンスの動作で連続キックを浴びせる。
「がっがあぁぁぁぁ!!」「お疲れちゃん」
それと共にスエルは、爆発し、完全に消滅した。
「ねぇねぇ、これ、もう解除しても良い?正直、堅苦しいのよねぇ」
「良い良いよ、さぁ、改めて宣言しようじゃないか」
同時に、黒いギーツは、その変身を解除させる。
「世界を震撼させ、多くを滅亡に導く」
「世界滅亡ゲームの新たな舞台!」
それと共に、ブラックジョージ狩崎だったと思われる人物は虹色の派手なスーツとカラフルな装飾が施された赤いシルクハットに身を包む、狂気的な笑みを浮かべた男で、その姿はサーカスのピエロやマジシャンを思わせる姿に。
ツムリだと思われた女性もまた、それに合わせたような衣装へと変わった。
「神殺しのメラと」「メロが送る新たなデザイアグランプリ!その名も」
同時に2人は腕を交差させ。
「「クロスデザイアグランプリ!」」