「さぁ、乱れ打つぜぇ!!」
その言葉と共に、俺は手に持っているレーザーレイズライザーの銃口を眼前にいる巨大ジャマト達に向かって、放っていく。
レーザーの嵐は、そのまま巨人ジャマト達に向かって行く。
必殺の一撃であるはずのレーザー。
だが、それらは確かに当たっている。
だが。
「止まらねぇ」
まるで止まる気配はなかった。
巨人ジャマトの弱点となる部位は既に分かっている。
だが、その部位に集中して、攻撃を行う事は出来ない。
6体いた巨人ジャマトの内、一体は既に倒している。
だが、残る5体の巨人ジャマトは、俺がたった一撃でその部位に攻撃を出来る事を知っている。
だからこそ、それを狙った瞬間、他の巨人ジャマト達が襲い掛かる。
「来るなら来るで早くしろ!」
そう、ここから今は離れている江ノ島に向けて、思わず叫んでしまう。
巨人ジャマトの移動スピードは凄まじい。
このままでは。
「ヤバっ」
そう考えていると、一体の巨人ジャマトが跳ぶ。
巨体で跳び上がった奴は、そのまま、俺の方へとダイブしていく。
「マジかよ!」
急降下してくる巨人ジャマト。
だが、その攻撃を避ける為の移動は致命的だ。
未だに攻めている4体の巨人ジャマトがすぐに近づく。
だからといって、空から迫る巨人ジャマトを無視すれば、危険だ。
どうすれば。
そう思った時だった。
「モノクマパンチ!」
「っ」
聞こえた声。
同時に、こちらに迫っていた巨人ジャマトが吹き飛ばされた。
何が起きたのか分からず、俺は見つめる
そこに立っていたのは巨人ジャマトだ。
だが、その頭部は全く異なっていた。
「これは」
「どうよ、これこそ裏技だぜぇ」
そう、その巨人ジャマトの横に立っていたのは、江ノ島だった。
その頭部は、江ノ島が使っているタタリレイズバックルの髑髏に良く似ている。
「まさか、それって」
「そう、これって、他のライダー達を操る事が出来るレイズバックル。ただし、瀕死じゃないと使えないけどな。もしかしたらと思って、やってみたら、案外上手く行きましたぜぇ旦那」
まさか、奴が言っていたとっておきが、巨人ジャマトの死体を使っての反撃だなんて。
そんなの、普通は思いつく訳はない。
だけど。
「確かにこの状況は、助かるぜ」
俺は同時に構える。
「それで、そっちはどうするんだ?」
「えぇ、女の子に働かせるつもりですかぁ?」
その言葉と共に、巨人ジャマトを操っている江ノ島は、そのままさっき殴り飛ばした巨人ジャマトを潰した。
「まぁ、これで残りは4体だからぁ、半々で良いじゃないかなぁ?」
「えぇ、良いよぉ」
それと共に、俺もまた構える。
眼前にいる残りの2体の巨人ジャマトを。
「デカいだけだったら、なんとかなるな」