眼前での巨人同士の戦い。
これまでにない迫力の戦い。
それは、俺の前で、巨人ジャマト同士が戦っている。
だが、その光景を目にしても、俺は、決して慌てる事はない。
「ふぅ」
巨人ジャマトの内、江ノ島が操る巨人ジャマトと戦う。
だからこそ、俺が攻撃するのは、ここから大きく離れている巨人ジャマト二体。
同時に、俺は既にレーザーレイズライザーの形態を変えている。
「不撓不屈たる我が剛弓」「これを以て全てを薙ぎ払う」
その形は、弓。
あいつが最も愛用していた武器と同じ種類。
同時に、その形は変わる。
その構えを、あいつと同じように。
「これを以て全てを薙ぎ払う」
レーザーレイズライザーが形成した巨大な弓矢、そして放たれる矢は光が集まる。
「轟沈・弓張月」
その言葉と共に、真っ直ぐと放たれる。
その矢は、周囲の建物を砕け散りながら、その狙いは巨人ジャマトの再生箇所を抉り取る。
「「ジャァァァ」」
そして、そのまま、二体の巨人ジャマトは、ゆっくりと地面へと倒れる。
倒れる音は凄まじい。
「わあぉ、一発で2体を始末するなんて、とんでもないわねぇ!」
そう、言っている間にも、江ノ島の奴もまた二体のジャマトを瞬く間に叩き潰す。
巨体であるが故に、有利だった巨人ジャマト。
だが、その優位性も、同じ体格故に、失われた。
だからこそ、巨人ジャマトは2体はすぐに倒した。
そのまま、巨人ジャマトを操っていた江ノ島は、そのまま俺に近づく。
「いやぁ、これでこのXDGはクリア出来た訳だねぇ」
「・・・あぁ、そうだな」
俺は、そう呟きながらも、レーザーレイズライザーを構える。
「えぇ、いきなりどういうつもりかなぁ?」
「お前には聞きたい事はある」
「えぇ、何を何を?」
「俺を、狙うように言った奴は誰だ」
そのまま、江ノ島に向けて言う。
パートナーとして選ばれた江ノ島がここまで俺を殺す事に執着する奴か。
「まぁそうだねぇ、確かにぃ私があなたを殺しそうとしたのは、教えて貰ったからなんだぁ」
「教えて貰っただと?」
「そうだよぉ」
そう、彼女が言うと。
「そう、この俺がねぇ」
それと共に聞こえた声に、俺は振り返る。
「お前は」
そこにいるのはエントリーフォームの状態のライダー。
その仮面は黒い狐。
そして、そいつの両手に持っていたのは、見た事のないレイズバックル。
『X GEATS!BLACK OUT』
そのレイズバックルを二つに分離し、デザイアドライバーの両側にセットする。
その後両手をクロスさせフィンガースナップをした後、ドライバーとバックルを操作する。
「変身」『REVOLVE ON!DARKNESS BOOST!X GEATS!READY FIGHT』
バックルからは禍々しい紫の炎と黒い霧が吹き出し、それと同時に円盤状のエフェクトが「ⅩGEATS」のロゴへと展開。
更に黒い九尾が現れ、メラの周りを駆け上がると共に「ⅩGEATS」のロゴが一瞬だけ奇妙なアーマーに展開され、すぐさま下半身に移動し変形する。
黒い九尾は奴の周りを駆け上がり、上半身のアーマーとマスクに変化し、背後から奴を覆い被さる様にアーマーが装着される事で変身が完了する。
「お前は」
「俺の名はXギーツだぜぇ」
そう、奴はその両手に剣を保ち、構える。