俺は、クリスタルの鼓動に導かれるように、研究所を進んでいく。
「それにしても、結局、このXDGでのラスボスって一体」
「分からない、だけど、油断は出来ないからな」
そのまま、俺はその手から伝わる奇妙な鼓動。
先程、倒したネフィリムと呼ばれる存在が、未だに生きている事を示している。
同時に、未だにこの心臓部にネフィリムがいる事を、俺は確信していた。
その鼓動は、まるで俺が近づく事に、怯えているかのように、弱々しい。
しかし、それでも確実に鼓動を刻んでいる。
その鼓動を感じながら、俺は更に奥に進んで行く。
すると、そこには、 その部屋だけは、今までとは全く異なる造りをしていた。
そして、そこには巨大な機械が置かれている。
「これは一体」
「何かの機械だと思うけど」
しかし、こんな機械は今まで見たことがない。
俺は、その機械を見て、今まで感じていた不思議な感覚の正体に気づく。
それは、まるで、この機械が、俺を呼ぶかのように鼓動を続けていたのだ。
それこそ、まるでこの機械が生きているかのように。
しかし、その鼓動は今にも消えそうで、弱々しく、その鼓動が止まろうとしているのが分かる。
その鼓動は、次第に弱くなっていき、その鼓動が消えた時、この機械も止まってしまうのではないか、そんな恐怖を感じる。
「あの、ネクスさん、これって、本当に大丈夫でしょうか?」
「さぁな、どちらにしてもXDGは碌な運営ではないという事だけは確実だろうな」
そうして、俺は機械の操作を行う。この機械が一体何なのかは分からないが、それでもこのままにして置くわけにはいかない。
俺は、目の前にあるボタンを一つ押す。
すると、機械が起動する音が聞こえる。
そのまま、機械のディスプレイが光り、画面に文字が表示される。
その内容は、ネフィリムという存在に関しての情報が記載されていた。
聖遺物の欠片を食らいながら徐々に成長していく特性を持ち、異質な物を取り込む事でエネルギーを増していくという性質を持っている。
「これは、本当なのか?」
「えぇ、私もクリスタルの鼓動とやらを感じたから、恐らく真実だと思います」
しかし、ネフィリムに聖遺物を食わせていた理由。
そして、聖遺物を吸収し続けないといけなかった理由は何だったんだ?
俺は疑問に思っている時だった。
研究所にある何か。
「これは、化石?」
「えぇ、けど、書かれているのは、えっと」
「ダンクルオステウス、マーレラ、オパビニア」
聞いた事のない単語と共にクリスタルが機械の中に吸い込まれる。
「っ」
それと同時だった。
ネフィリムは変化する。
それと共に、現れたのは、奇妙な形をしたジャマトだった。
「これは一体」
「古代種のジャマト。その集合体という訳か」
ここまで、俺を導いていたという訳か。
「ネフィリムが」「本当に嫌になるな」
それと同時に、俺達はすぐに構える。