古代種のジャマト。
それは、俺達にとっては、未知の敵であった。
「ここまで単純なゲームだとしても、負けるつもりはないがなぁ!」
それと共に、俺はすぐにレーザーブーストフォームに変身し、その手にあるレーザーレイズライザーを刀にして、ネフィリムに向かって、飛び込む。
ネフィリムもまた、俺の方に目を向けると同時に植物が束状に捻れたような長い刀身を持つ大剣を手に、俺に向かって、襲い掛かる。
レーザーレイズライザーの刃先からでも、ネフィリムの力は以前よりも上がっている。
徐々に、後ろに押されているのを感じる。
「だけど、力押しだけでは勝てないんだよ」
俺はそう、ネフィリムからの攻撃を受け流すようにして、後ろへと跳ぶ。
それと共に、レーザーレイズライザーの刃を無くし、銃口を真っ直ぐと向ける。
「よっと」
レーザーレイズライザーの引き金を引けば、青白いエネルギー弾がネフィリムへと直撃する。
そして、後ろへと仰け反りながら、後ろに下がる。
同時に、ネフィリムの体から、植物が束状に捻れた刀身を持つ大剣が落ちる。
いや、ネフィリムの身体ごと、地面に落ちた。
「なに!?」
驚きを隠せずにいた。
同時に、地面を液状化させているのか水中のように潜り込んでいく。
俺は、すぐさま、ネフィリムを追うようにして、駆け出した。
しかし、ネフィリムが潜った水溜りから飛び出す。
「っ!」
俺はすぐに、その場所に向かって、引き金を引く。
しかし、地面に当たっただけ。
「地面の中を水のように泳げるのかよ」
俺はそのままレーザーレイズライザーを銃から剣に変えて、走り出す。
そして、ネフィリムが潜った水溜りから飛び出してきた。
しかし、俺にはそのタイミングはわかっていた。
俺は剣先をネフィリムの方へと向けて、攻撃を放つ。
すると、ネフィリムは大剣を構えて防ぐ。
その隙を狙って、銃口からエネルギー弾を放っていく。
ネフィリムが大剣でエネルギー弾を受け流していく。
そして、再び地面の中に。俺はすぐに走り出す。
今度は、俺の真下から現れた。
すぐに銃口を向けるが、その時には既に大剣を振り下ろす体勢となっていた。
すぐに、防御へと転じる。
衝撃を全身に受けながら、大きく吹き飛ばされる。
地面を何度もバウンドしながら、転がり続けてようやく止まる。
だが、このままでは、俺がやられるのも時間の問題。
そう思った時だった。
「歌?」
聞こえた声。
それと共に見つめた先には、セレナが歌っていた。
「セレナ、一体」
「ネフィリムの、力を暴走するエネルギーを操作し、ネフィリムを蛹状の基底状態にリセットする事が出来るはず」
「出来るって」
「かつて、出来たかもしれない。もしかしたらかもしれない。だから」
そう、セレナは、歌う。
同時にネフィリムは、そのセレナの行動に気づいたように、襲い掛かろうとした。
既に自分の脅威だと理解しての行動だろう。
だが。
「姿が見え、隙を見せすぎなんだよ!」
セレナに襲い掛かろうとしたネフィリムに向けて、レーザーレイズライザーのレーザーを放った。
どうやら、俺よりもセレナの方を脅威に思ったようだ。
だからこそ。
「地を這い駆けるは黒き羽。裂き砕くはヒフミの爪牙!」
それと共に、俺はレーザーレイズライザーの銃口を真っ直ぐと向けながら、ネフィリムに次々とレーザーレイズライザーの銃弾を放っていく。
それらの銃弾の嵐を受け、ネフィリムは怯む。
そして。
「銃神・八咫烏!」
そのまま、俺は接近したネフィリムに向かって、回し蹴りを放つ。
必殺の一撃となり、ネフィリムは、その一撃に対して、抵抗する事は出来なかった。
そのまま、ネフィリムは吹き飛ばされると、地面をバウンドし、転がっていく。
「倒せたんでしょうか」
「それだけじゃないだろう」
俺は、見つめた先。
そこには。
「いやぁ、おめでとうおめでとう! ではぁ!」
それと共に現れたのは。
「裏ボス戦の開始だぜぇ」
クロスギーツが現れた。
「あの人は」
「運営の奴だ」
疑問に思うセレナの言葉に応えながら、俺もまた構える。
同時に、ブーストレイズバックルⅢに何か反応している。