ギーツは、その手にあるギーツバスターQB9をレールガンモードで構える。
そんなギーツに対して、ネクスもまた八岐大蛇銃の銃口を構えていた。
互いの銃口を向けており、同時に引き金を引く。
2人の武器から放たれていたエネルギー弾がぶつかり合い相殺される。
そして、その衝突で生じた爆発によって互いに後方へと弾き飛ぶ。
「……なるほど、パワーはお前の方が上だが、テクニックは」
ギーツは、ネクスの攻撃を分析し、そう判断する。
その言葉の通り、ネクスの方が先に攻撃を仕掛けたにも関わらず、ギーツの攻撃が命中していた。
その事実は、ネクスを観戦していたメロとメラは驚きを隠せなかった。
『んっ?』
その最中で、ギーツは、既に動いていた。
未来予知と、敵の能力を解析する力を、ネクスは持っていた。
だが、ギーツは、そんなネクスに対して、あえて自分の力を分析させたのだ。
ネクスが、どのような攻撃をしてくるのか、その攻撃に対してどのように対処できるのか。
そして、その結果、ネクスは、ギーツの能力を分析し、攻撃を当ててくる。
「だけど、このぐらいなら」
ネクスが放った攻撃を、ギーツは、それを最小限の動きで回避する。
「簡単に避けれるぞ」
そのままギーツは、そのまま避けるとギーツバスターQB9を長剣モードにして、ネクスへと振るう。
その攻撃をネクスは、八岐大蛇銃の銃身で防いだ。
だが、それでもネクスは、ギーツを押し返すことができずにいた。
『おいおい! どうなっているんだよぉ!』
『なんで、ネクスが圧倒されている訳ぇ!?』
それを見ていたメラとメロは驚きを隠せずにいた。
「当たり前だ、こいつは確かに強い」
それと共にギーツは、瞬時に、引き金を引き、エネルギー弾を放った。
「だけど、今のこいつはお前達に操られている。そんなこいつでは」
ギーツは、そのまま蹴り上げる。
「俺には勝てない」
そうして、ネクスはその場で立っていた。
「こいつ、まだ」
『そうだよなぁ! なんだって、お前は俺達の「あぁ五月蠅いなぁ」へっ』
「本当に、面倒だなぁ!」
ネクスは、なんとそのまま自分自身のIDコアを破壊した。
「えっ、意識が」
「へぇ、やるじゃん」
ナーゴは驚き、ギーツは笑みを浮かべる。
同時に、変身は解除される。
『なっなぜ、意識が』
「そりゃ、こんだけダメージを受けたらね、それでなんとか意識が戻った訳だよ」
そうしながら、ネクスは、破壊されたドライバーからブーストレイズバックルⅢを取り外す。
「その、悪かった迷惑をかけてしまって」
「いや、それは全然良いけど、あなたは」
「俺か、俺は」
そうしていると、彼らの前に現れたのはクロスギーツ。
そして、クロスギーツに操られた多くのライダー達がいた。
「まったく、予想外だったよ、ネクス! けど、まだゲームは終わっていないぜぇ」
「そうだよぉ、こっちには、多くのライダーがいるからねぇ」
「ライダーねぇ」
そう、呟く。
「何よりもライダーの力を失ったお前と、たった四人のライダーで何が出来るのか」
「少なくとも五人だ」
すると、手を伸ばす。
「おい、いい加減、準備は出来ているだろ、エボル。いや、この場合だと、こう言ったら良いか」
同時に上を見上げる。
「DJサガラ!」「DJ?」「サガラ?」
それと同時だった。
彼の上空からジッパーが開く。
「まったく、待ちくたびれたぜ! こっちはこっちでかなり準備をして、ようやく出来たんだからよぉ」
「えっ、DJが、なんで?」
「おいあいつは」
そうしながら、ギーツはその正体を理解していた。
「ヘルヘイムの森の化身、なるほど、それでエボルか」
「えっと、どういう事?」
未だにどういう状況か分からず、周囲は首を傾げる。
「ヘルヘイムの森と呼ばれる場所がある。それはそれぞれの世界の種族の進化およびそのための争いや滅亡を促し見届ける役割も持っている。だからこそのエボル」
「そういう事、そして」
そのままDJサガラが投げたのは、ドライバー。
「えっと、見た事ないドライバーだけど」
「俺にとっては、これが一番馴染みがあるからな」
そう、彼はそのまま手に持ったドライバーを腰に回す。
『戦極ドライバー!』
「戦極ドライバー? まさか、お前」
それと同時に、ネクスの正体を察したようにメラは驚く。
「久し振りにだが、やらせて貰うとするか」『カキ』
鳴り響く音声。
「んっ、なんだ、この音声」
「あぁ、柿! 柿だよ!」
「えぇぇ!」
同時に、そのカキロックシードを、戦極ドライバーに装填する。
「変身」『ソイヤッ! カキアームズ! 居合抜刀にるろうに!』
同時に柿は、そのままネクスへと覆い被さる。
それと共に展開されたのはアームズ。
まるで、流浪人を思わせるアーマーであり、そのまま彼は構えていた。
「お前は一体」
「仮面ライダーネクスであり、今の名前は仮面ライダー流浪、そして俺の名は緋村悠」
「えっと、なんで名前を」
「ずっとネクスネクスって、偽っているのは結構疲れるんだぞぉ、こっちはもう36になるおっさんなんだぞ」
「しかも結構歳だな」
そうしながらもギーツは。
「まぁ良いじゃないか、面白そうだ」
そう、ギーツは構える。
それに合わせるように、四人もまた、その隣で立つ。
「さて、ここからがハイライトだ」