※この作品はR-18です。

XDG   作:ボルメテウスさん

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開拓二:誰かにした事は巡り巡って

「それにしても、XDGって、言ったか?ここまでとんでもないとは思わなかったよ」

 

そう呟きながらも、ニカイドウは周囲を見渡す。

目的地となる場所へと向かう為に、俺達が取った行動。

それは、近くの建物の屋上まで向かった。

屋上へと登ったのには、一応目的はある。

 

「それで、ここから」

「あぁ、そういう事だ」『DUALON!ARMEDARROW!ARMEDDAGGER!』

 

そのまま、先程、入手したアローレイズバックルを装填し、片手には短剣、もう片手にはボウガンを持った状態へと変わる。

 

「そんな両手で持った状態で、行けるのか?」

「まぁ、なんとかなるだろ」

 

その一言と共に、短剣をそのまま腰に仕舞う。

 

「これで片手は空いた、行こう」

「分かったよ」

 

その言葉と共に、俺達はすぐに走り出す。

この、仮面ライダーとなった事で身体能力は上がった。

同時に、そのまま俺達は屋上を経由で目的地へと向かう。

パルクールの要領で、片手しか使えない状況ではあった。

それでも、地上で障害物が見えない状況で向かうよりも、危険ではない。

 

「よっと」『ジャァっ!?』

 

そして、道中で見えたゾンビジャマト。

そのゾンビジャマトが、人を、他のプレイヤーが襲われている所を見かければ、ボウガンで放ったエネルギーの矢で頭を狙って、消す。

数が多くても、一体の脚を潰し、それで雪崩のように倒せば、それで逃げる時間稼ぎになる。

 

「そんな事をしている場合じゃないと思うけどな」

 

そう、ニカイドウは、俺の行動に対して、疑問の声を出した。

確かに、そうかもしれない。

 

「XDGを勝ち残る事を考えれば、目的地に向かって、真っ直ぐと向かうべきだ。けど、それじゃ」

「あぁ、時間が余計にかかってしまう。それは確かだ、それでも」

 

俺はそうしながら、ボウガンでの攻撃は止めない。

 

「目の前にいる誰かを助けたい。それが本当だったら、最後まで助けたら良いんだけどな」

「・・・そうだな」

 

そうしながらも、俺達は目的地に走り続ける。

やがて、目的地へと辿り着く。

建物の屋上から来た事で、ここがどのような建物なのか、分からない。

俺とニカイドウは互いに顔を見合わせ、そのまま建物の内部に入る。

周囲は嫌になる程に静かな空間。

ゆっくりと、そのまま周囲を警戒しながら、入る。

 

「こんな所が目的地って、一体、どういうつもりなんだろうな」

「さぁな、分からないよ」

 

そう考えている時だった。

何かの戦闘音が聞こえる。

 

「戦闘?」

「まさか」

 

俺達は、その音がする方向に向かう。

そこには。

 

「っ」「うわぁお」

 

プレイヤーとジャマトが戦っている場面だった。

 

「来るなっぁ!」

 

そうして、プレイヤーは、そのジャマトに向かって、攻撃を仕掛ける。

だが、鋭い爪に、ジャマトでは余り出ない舌など、通常のジャマトではあり得ないような姿だ。

 

「こいつは、厄介だね、ここはって」

「よっと」

 

俺は、既にボウガンの矢を、そのジャマトに向かって、放った。

ジャマトは、矢の攻撃を防ぐと共に、狙いをこちらに変えた。

 

「おい、何をやっているんだ」

「決まっているだろ、目の前で助けられる命があるんだったら、助ける」

「だとしても、あんな奴を相手に無茶だろ」

 

そうしている間にも、ジャマトはこちらに向かう。

 

「確かに、無茶かもしれないな、けど」

 

俺は瞬時に短剣で、ジャマトの爪による攻撃を受け止める。

そのジャマトの攻撃はかなり重く、受け止めるだけでもやっとだ。

 

「それ以上に俺には見捨てる事が無理なんだよ」『MISSIONCLEAR』

 

それと共に、聞こえた音声。

俺はそれを聞くと、足下に落ちた物を見る。

それはミッションボックスだった。

 

「これって」『シークレット・ミッション:プレイヤーまたは住人を20人以上ジャマトからの脅威を守れ』

 

それは、どうやらエボルの奴が用意したシークレット・ミッションらしい。

俺はそのまま、そのジャマトを蹴ると同時に、ミッションボックスを開ける。

中にあったのは、俺が望んでいたバックルではなく、スロットマシーンを思わせる。

 

「まったく、あいつらしいな!」『SET!FEVER!』

 

俺はそのまま、そのバックルのレバーを操作する。

それと共に、スロットが回ると。

 

「へぇ」『SAMURAI!』

 

同時に、俺の姿は変わる。

それは、XDGで最も愛用していたレイズバックル。

同時に、迫るジャマトに対して、俺は手に持ったサムライソードで斬り上げる。

 

「見た事のないレイズバックルだけど、それって」

「あぁ、どうやら、運試しのバックルみたいだな」『SET!ARMEDSHIELD!』

 

すかさず、俺はもう片方のバックルをシールドに変える。

 

「ニカイドウ、行けるか」

「あぁ、どうせ、こいつを倒さないといけないだろ」『SET!NINJA!』

 

ニカイドウもまた、瞬時にニンジャレイズバックルをセットする。

 

「変身!」『NINJA!』

 

そして、ニカイドウの姿は変わる。

それは、頭部がまるでトカゲを思わせる姿であり、そのままニンジャの緑色のアーマーを身に纏う。

 

「さて、行こうぜ」

「あぁ、分かったよ」

 

それを合図に、ジャマトはこちらに向かって、襲い掛かってくる。

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