「にしても、ここまで派手にやるのか」
「まぁ、この方がある意味、都合が良いからなっと」
そう言いながら、俺達は目的地へと向かう道中、車に乗って移動している。
周囲は、ジャマト達の影響もあってか、転倒している車や破損している物など、様々に見られる。
だが、そういう道に関して、俺はある意味、見慣れている。
「それにしても、派手過ぎて、どうにかならないか?」
そう、見渡せば、俺達の派手な運転に気づいたジャマト達がこちらに迫って来る。
だが、俺達の目的は、それである。
「隠れていて分からないジャマトを引き寄せるのも良いし、何よりも、こうしておけば、住民も避難は出来るだろ」
そうしながら、俺はフィーバースロットレイズバックルを操作させる。
すると。
『KUNGUFU』
「中華系統の武装か、まぁ、なんとかなるか」
「使った事があるのか」
「まぁな、けど」
そうしながら、俺はその手に持った武器を見る。
見る限りだと棒状の武器カンフーロッドだ。
刀ではないので、少し使いにくいとは思うが。
「まぁ、なんとかなるだろ」
そうしながら、俺は迫るジャマトに向かって、カンフーロッドで攻撃する。
すると、ジャマトは簡単に吹き飛んだ。
だが、あまり効いていない様子。
「この武器、使い勝手は良さそうだけど、威力はあまりないなっと」
そうしている間にも、ジャマトは迫っている。
俺はそのままジャマトの攻撃を受け止めると。
「おっ」
パカッとカンフーロッドの中央が開いた。
その形は、まるでヌンチャクのようだ。
「ふむ」
「おい、ネクス」
そのまま、俺はカンフーロッドを振り回す。
すると、かなりの距離で攻撃範囲で行える。
「注意点も、まぁ、掴まれないようにっと」
そうしながら、俺は迫るジャマトの頭部を狙って、攻撃を行う。
カンフーロッド自体もかなりスピードがあり、車のスピードも乗って、その攻撃力はかなりある。
「うん、なんとか出来るな」
「なんとか出来るって、よく操れるな」
「そうは言っても、これぐらいだったらあいつの実験に散々付き合わされたからな、むしろシンプルで分かりやすい!」
「お前の友達、一体何者なんだ?」
「マッドサイエンティストだよっと」
そうしている間にも、目的地に辿り着いた。
「さて、目的地についたけど、ここからどうやってって」
俺はそのままニカイドウを掴む。
「しっかり捕まっていろよ」
「えっ、まさか!」
俺はそのままカンフーロッドを使い、目的地である飛行艇までカンフーロッドを投げる。
伸縮自在という事もあり、移動にも利用出来る。
なかなかに応用が出来る代物で感心していると。
「目的地に来たのは良いけど」
「これは」
眼前にいる飛行艇。
そこはかなり危険な状態だ。
ジャマトのその身体は、大型のジャマトを除いたら人間を軽く超えていた。
「ぐっ」
見ると、他のライダーも戦っている。
その手に持っているのは大型バックルの一つであり、ゾンビだと一目で分かる。
あの大型のジャマト相手ならば、確かにそれで有効かもしれない。
だが。
「こいつっ、どうなっているんだ!」
手に持った武器であるゾンビブレイカーのチェンソーは確かにジャマトの腕に当たっている。
だが、火花を散らしているだけで、まるでダメージはない。
そうしている間にも、もう一本の腕でライダーを潰そうとしていた。
「させるか」
俺は瞬時にカンフーロッドで、その腕に絡める。
同時に、その勢いで、ジャマトに接近すると共に、もう片方の手にあるサムライソードでその胴体に突き刺す。
「ジャジャァ」
「手応えは多少あるがっ」
俺はそのままジャマトによって吹き飛ばされる。
瞬時に、カンフーロッドを使い、近くにある物に絡めて、落ちる事だけは避けられた。
「おい、お前」
そうしている間にも、ニカイドウは、先程、助けたライダーに詰め寄る。
「あいつの情報何か分からないか?」
その問いかけに対して、ライダーは少し苦い顔をした。
「分からないっ、ここまであいつに何度も攻撃を与えたが、まるで効果がない。
剥き出しになった心臓みたいなのが、弱点だと思うけど」
「だからって、決定打はないのか」
そう、ニカイドウは言う。
「確かに普通だったら無理かもしれない」
「ネクス」
俺はそう言いながらも、カンフーロッドをそのまま地面に捨てる。
「だけど、可能性はある」
「可能性って一体」
「一回当たったから、それがもう一回当てればな」
そう言い、俺は賭けをするように、フィーバースロットレイズバックルのスロットを押す。
「さてっと、当たってくれよなぁ」
「ネクス!」
そうしながら、俺は真っ直ぐと走る。
それに気づいたジャマトもまた、その爪をこちらに向けて、振り下ろそうとした。
それに対して。
「よしっ」『SAMURAI!HIT!』
同時に、俺はもう片方の手にサムライソードが現れる。
放たれた爪を、俺は両手に持ったサムライソードでその攻撃を受け止める。
「さて、大当たりだなぁ!」『FEVERSAMURAI!』
そのまま、俺は両手に持った二刀流になったサムライソードを構える。
「まるで、あいつみたいだな」