両手に握ったサムライセイバーを握る力を込める。
「さぁ、ここからは俺達のステージだ」
ふと、あいつがよく言う言葉を放った。
そして、そのまま俺は地面を強く蹴ってジャマトへと突っ込む。
それと同時に、ジャマトも俺に向かって爪を振り下ろす。
だが、それは予想通りだった。
だからこそ、俺が狙っていたのはそのタイミングだった。
振り下ろした瞬間に、俺も同時に前に出る。
そうして、俺とジャマトの攻撃はぶつかり合う。
サムライセイバーの刃と、ジャマトの爪がぶつかり合ったのだ。
しかし、その衝撃によって、俺は後ろへと下がる。
ジャマトは、すぐに俺を追撃するように追いかけてくる。
正面から、俺よりも遙かに巨大なジャマトに対して、俺は臆する事なく、真正面から突っ込む。
そして、再びぶつかり合う二つの刃。
「っぐ!」
俺は歯を食いしばりながら耐える。
力の差は歴然だ。
どんなに俺が強かろうと、所詮は人間の体だ。
だからこそ。
「ニカイドウ!」
「あぁ、分かっている!」
俺達は、仲間と共に戦っている。
あの時とは違い、信頼出来る仲間が傍にいた。
俺の方へと完全に注意を向けていたジャマトは、背後から来たニカイドウのニンジャディアラーによる一撃を無防備に受ける。
しかし、ジャマトはまるでダメージを受けていない様子だった。
だが、そこに隙はあった。
「はぁぁぁ!!」
俺はそのまま駆け出し、サムライセイバーの刃先を弱点だと思われる剥き出しになっている心臓に向けて、穿つ。
「ジャジャジャァ!!」
心臓に、刃が当たると、これまでとは違い、明らかにダメージが入っている様子が見える。
「やっぱりか……」
俺はその瞬間、確信した。
「ニカイドウ!」
「あぁ、分かっている!」
同時に、俺達は、ジャマトの周囲を回り始める。
ジャマトに対して、決定的な一撃を加える為に……。
「…………」
そして、それはすぐに訪れた。
「ジャマダ」
「っ!?」
突如として、ジャマトは両手を前に突き出し、俺達の動きを止めようとしてきたのだ。
だが、そんな事は関係ない。
俺はそのまま、前へと進み、ジャマトの腕を斬り落とす! ジャマトは悲鳴を上げるも、すぐに両腕を回復させる。
しかし、それは、ジャマトにとっては決定的な隙でもあった。
俺は両手にあるサムライセイバーを接続し、まるで薙刀のような形に変える。
「さぁて、こっから行くぜ」『HYPERSAMURAIVICTORY!』
俺は、そのまま薙刀となったサムライセイバーから放った一撃。
それが、ジャマトの動きを完全に止める。
「セイハァァァ──!!」
真っ直ぐと、その刃がジャマトの心臓を貫いた。
そして、ジャマトは、藻掻き苦しんだ。
すぐにサムライセイバーを心臓から離そうと、俺をなぎ飛ばす。
「ネクス!」「あぁ!」『ニンジャビクトリー』
同時に、宙に浮かんだニンジャディアラー。
そこに俺とニカイドウは足場にして、真っ直ぐと跳ぶ。
そのまま、俺達はジャマトの心臓に突き刺さったサムライセイバーに向かって、2人同時にライダーキックを繰り出す。
ジャマトは、断末魔を上げる事なく絶命した。
着地と同時に俺はサムライセイバーを引き抜く。
そして。
「勝ったな」「あぁ」
そのまま、俺達はハイタッチする。
『おめでとうございます。あなた方は、デザ神と女神に選ばれました。その願いを叶える為に、最後の儀式を行って貰います』
「なに」
これまでにない内容。
それに疑問を覚えながら、俺達の身体は別の空間へと移動した。