ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
「マスターを見つけると言っても、そんな方法、あるの」
その三日月さんからの問いかけられた。
それに対して、俺は。
「正直に言うと、全然ありません」
「ないの!?」
俺の言葉に対して、三日月さんは、思わず叫んでしまう。
「いやぁ、実際の所、マスターを見つけたいとは思うのは本当だ。
だけど、周囲を見ても」
「まぁ」
俺と三日月さんは、そのまま見つめた先。
それはイアソンが率いるアルゴノーツと、ヘラクレスの力を持ったスワンプマンとゾンビ軍団の大決戦。
その戦いの激しさを見ているだけでも、普通の人間が入り込む余地がまるでない。
「そんな状況で、どうやって見つけるんだ」
「それはまぁ、分からなくもないけど」
そう、三日月さんもまた頷ける。
「そうでもないよ」
すると、ルーラーは笑みを浮かべる。
「これまでは、ゾンビの大軍がいて、分かりずらかったけど」
そう、ゾンビ達の動きを見る。
そこには、ゾンビ達が湧き上がる動きは確かにあった。
しかし、湧き上がりながらも、まるで、その場所を守るように。
「なんだか、見え見えではあるけど」
「でも、怪しくはあるだろ」
そう言ったルーラーは笑みを浮かべる。
その言葉に対して、俺もまた頷く。
「何も分からないよりはマシか。三日月さんは、このままここにいて」
「何を言っているの、まさか」
「俺とルーラーだけで行ってくる」
その一言に対して三日月さんは目を見開く。
「何を言っているの、あなたが」
「ルーラーのマスターである俺が行かなければ、いけない気がする。何よりも三日月さんに危険な目には遭わせたくないからね」
「危険な目って」
そう、三日月さんは言う。
だけど、俺はそれ以上は言わせたくない。
「だから、待っていてくれないかな」
「でも、あなた一人じゃ」
そう、不安そうな表情を浮かべる。
そんな三日月さんの表情を見て、俺は。
「それにルーラーだっているんだ。大丈夫さ」
そう言って、俺はルーラーの方を見る。
「ルーラーは、それで良いのかしら」
「んっ、問題はないよ」
その一言と共に、ルーラーは笑みを浮かべた。
その笑みに対して、三日月さんは小さくため息を吐く。
「分かったわ。私はここで待っているわ」
「ありがとう」
「ただし」
そう、俺の礼に対して、三日月さんは指を立てる。
「絶対に死なないと約束して」
「勿論、俺は死ぬ気はまったくないから!」
そう言った、俺に対して三日月さんは、笑顔で見送ってくれた。
そして、俺とルーラーは、その場所へと向かう。
「おやぁ、もう、ここをバレてしまったんですかぁ?」
そこには爬虫類染みた不気味な気配を漂わせる白髪の神父がいた。
「お前が、スワンプマンのマスターか?」
「ふふっ、その通りデース!」
そう意気揚々とこちらに目を向ける。
「どうもぉ、サンクレイド・ファーン! デス!!」
次回作品・アンケート
-
MARVELl
-
コードギアス
-
ドラゴンボール
-
ザンキゼロ
-
擬人化