※この作品はR-18です。

ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン   作:ボルメテウスさん

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⑱白人至上主義

俺は、眼前にいる人物に対して、一番に抱いた印象。

それは胡散臭いという一言だった。

 

「おや、何やら警戒しているようですね」

「当たり前だろ、お前は人間だけど、どこか違う」

 

そうしながら、俺もまた見つめる。

 

「見た感じだと神父さん。それも聖職者のようだね」

「おや、分かりますか?えぇ、勿論。なんだって、私、本来だったら今回の聖杯戦争の監督として呼ばれましたから」

「監督?」

 

聞いた事のない単語に対して、疑問に思うと。

 

「円滑な儀式の遂行を業務とする。具体的にはマスター候補の用意、戦闘で引き起こされた事件の隠蔽、サーヴァントを失ったマスターの保護などを行う存在だ。

けど、まさか既に監督役から裏切っていたとはねぇ」

 

そう、ルーラーは呟く。

 

「裏切るとは失礼な。それを言えば、ルーラー。あなたも変わらないはずですよ」

 

ルーラーに対して、サンクレイドは指を向ける。

 

「あなたは、本来ならばマスターなど必要ない存在。この聖杯大戦においては、監督役以上に公平でなければならない。

なのに、なぜ、そちら側に味方をするのですか?」

 

そう、サンクレイドは叫ぶ。

 

「故に、私は、この身を犠牲してでも、公平に「嘘をつけ」んっ?」

 

その言葉だけは嘘だとすぐに理解した。

 

「お前の言葉からは嘘しか見えないよ」

「ほぅ、なぜ、嘘だと」

「根拠はない」

「ならば?」

「けど、直感だ。それだけだ」

 

何よりも怪しいならば、徹底的に疑うべきだ。

警戒して、損はない。

それを、俺はここまでの生活で身に付けた。

 

「・・・はぁ、全く、少しは馬鹿だと思ったんデスが仕方ない」

 

そう、彼は呟く。

 

「そうですね、あえて言えば、ワタシ、東洋人大嫌いですから!特に日本人とか虫唾が走りマース!!だからこそ、これはチャンス!」

「チャンスだと」

 

それに対して、俺は思わず奴を見つめる。

 

「日本人達を餌に、聖杯を手に入れる事が出来る。嫌いな奴らを始末しながら、聖杯を手に入れられる。これこそが一石二鳥!そうは思いませんかぁ?」

 

それは、人間としても、あまりにも信じられない言葉だった。

 

「そうか、つまり、お前がこの聖杯大戦で勝ち残ったら、この日本は終わりという訳か」

 

ならば、俺がやる事は変わらない。

 

「ルーラー、ごめんだけど、頼らせてくれるか」

「勿論だとも」

 

そう、ルーラーは笑みを浮かべる。

 

「さて、感謝するよ、サンクレイド君」

「感謝?」

 

それと共にルーラーは、奴に告げる。

 

「君のおかげで、どうやら僕が望んでいた光景を見られそうだ」

「望んでいた光景だと?」

 

それには、サンクレイドもまた首を傾げる。

 

「彼に、希望の光景を見せる事をさ」

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