※この作品はR-18です。

ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン   作:ボルメテウスさん

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⑳カイニスの興味

 スワンプマン、スワンプマンのマスター、そしてゾンビ達からの襲撃。

 

 その襲撃を、無事に切り抜けた俺達は、その晩。

 

「宴じゃぁぁぁ!!」

 

 イアソンの叫びと共に港で大盛り上がりをしていた。

 

 未だにゾンビパニックが起きているが、それでも俺達はこうして盛り上がっている。

 

「なに? これ? なんなの?」

 

 イアソンはビールの入ったグラスを片手に戸惑っていた。

 

 そんなイアソンに俺は苦笑する。

 

 英雄とは言え、人間。

 

 その事を印象するように、俺はジュースを飲んでいる。

 

「おいおい、お前は酒を飲まないのかよぉ」

 

 そうしていると、カイニスが俺の方に近寄って来た。

 

 彼女は、俺を酔わせようとしているのか、手に持っているグラスを無理矢理にでも渡してこようとする。

 

「え? ちょっと、待てって……」

 

「ほらほら! グイっと行けよぉ~」

 

 俺が、抵抗すると、カイニスは俺の服を引っ張ってくる。

 

 その様子は、まるで子供がじゃれているかのようだ。

 

「いや、俺は未成年だから」

 

「あぁ、未成年って、なんだよ」

 

 カイニスは、未成年という言葉に首を傾げる。

 

 その様子に、俺はイアソンの方を見るが、イアソンは苦笑いをしている。

 

「カイニス。

 

 未成年というのは、君が思っている年齢ではないんだ」

 

「え? どういう事だ?」

 

「つまり、法律で定められた、酒を飲む事が出来る年齢の事さ」

 

「んっ? なんだ、それ」

 

 そう、カイニスは疑問に思った声を出しながら、そんな様子を見て、俺は苦笑した。

 

 やはり、イアソンも色々と苦労しているようだ。

 

「良いから、お前も付き合えよぉ」

 

 そうしながら、俺達は夜まで騒いだ。

 

 そして、夜になるとゾンビ達の騒ぎも収まり、港には静寂が訪れていた。

 

 そんな中、俺はカイニスさんに腕を掴まれていた。

 

 カイニスさんは酔っぱらったまま、俺を抱えて、自分が寝ている宿へと戻っていく。

 

 そして、宿にたどり着くとカイニスさんは俺をベッドの上へ放り投げた。

 

 投げられた俺は、そのままカイニスさんに覆い被されてしまう。

 

 その状況に俺は困惑した。

 

「えっと、カイニスさん」

 

「…………」

 

 俺の言葉に返事は無く、カイニスさんは俺の体を強く抱きしめる。

 

「ちょっ!?」

 

「うぅ~、なんなんだよぉ」

 

 俺が動揺の声を上げると、カイニスさんが不機嫌そうな声を上げた。

 

「えっと、これは、どういう状況で?」

 

「別に、ただ少し」

 

 そう、カイニスは言うと俺を強く抱きしめた。

 

「あの、本当に」

 

「お前が、本当にどんな奴なのか、確かめたいと思ってね」

 

「確かめたいって」

 

 俺は疑問に思うと。

 

「お前の匂いで濃い魔力を気になってな」

 

「えっと、それって」

 

 カイニスの言葉に、俺は困惑する。

 

 そして、カイニスは俺を強く抱きしめたまま言った。

 

 その言葉に、俺は顔を赤くした。

 

 だが、カイニスはそんな俺の反応を見て笑う。

 

 そして、そのまま俺の首筋に顔を近づけると、匂いを嗅ぎ始めた。

 

 これは、喰われるかもしれない。

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