ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
スワンプマン、スワンプマンのマスター、そしてゾンビ達からの襲撃。
その襲撃を、無事に切り抜けた俺達は、その晩。
「宴じゃぁぁぁ!!」
イアソンの叫びと共に港で大盛り上がりをしていた。
未だにゾンビパニックが起きているが、それでも俺達はこうして盛り上がっている。
「なに? これ? なんなの?」
イアソンはビールの入ったグラスを片手に戸惑っていた。
そんなイアソンに俺は苦笑する。
英雄とは言え、人間。
その事を印象するように、俺はジュースを飲んでいる。
「おいおい、お前は酒を飲まないのかよぉ」
そうしていると、カイニスが俺の方に近寄って来た。
彼女は、俺を酔わせようとしているのか、手に持っているグラスを無理矢理にでも渡してこようとする。
「え? ちょっと、待てって……」
「ほらほら! グイっと行けよぉ~」
俺が、抵抗すると、カイニスは俺の服を引っ張ってくる。
その様子は、まるで子供がじゃれているかのようだ。
「いや、俺は未成年だから」
「あぁ、未成年って、なんだよ」
カイニスは、未成年という言葉に首を傾げる。
その様子に、俺はイアソンの方を見るが、イアソンは苦笑いをしている。
「カイニス。
未成年というのは、君が思っている年齢ではないんだ」
「え? どういう事だ?」
「つまり、法律で定められた、酒を飲む事が出来る年齢の事さ」
「んっ? なんだ、それ」
そう、カイニスは疑問に思った声を出しながら、そんな様子を見て、俺は苦笑した。
やはり、イアソンも色々と苦労しているようだ。
「良いから、お前も付き合えよぉ」
そうしながら、俺達は夜まで騒いだ。
そして、夜になるとゾンビ達の騒ぎも収まり、港には静寂が訪れていた。
そんな中、俺はカイニスさんに腕を掴まれていた。
カイニスさんは酔っぱらったまま、俺を抱えて、自分が寝ている宿へと戻っていく。
そして、宿にたどり着くとカイニスさんは俺をベッドの上へ放り投げた。
投げられた俺は、そのままカイニスさんに覆い被されてしまう。
その状況に俺は困惑した。
「えっと、カイニスさん」
「…………」
俺の言葉に返事は無く、カイニスさんは俺の体を強く抱きしめる。
「ちょっ!?」
「うぅ~、なんなんだよぉ」
俺が動揺の声を上げると、カイニスさんが不機嫌そうな声を上げた。
「えっと、これは、どういう状況で?」
「別に、ただ少し」
そう、カイニスは言うと俺を強く抱きしめた。
「あの、本当に」
「お前が、本当にどんな奴なのか、確かめたいと思ってね」
「確かめたいって」
俺は疑問に思うと。
「お前の匂いで濃い魔力を気になってな」
「えっと、それって」
カイニスの言葉に、俺は困惑する。
そして、カイニスは俺を強く抱きしめたまま言った。
その言葉に、俺は顔を赤くした。
だが、カイニスはそんな俺の反応を見て笑う。
そして、そのまま俺の首筋に顔を近づけると、匂いを嗅ぎ始めた。
これは、喰われるかもしれない。
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