ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
俺のその一言は、その場にいた全員を混乱させるには十分だった。
ただ1人、理解しているルーラーは面白そうに俺を見ていた。
「あははぁ、マスター、まさかそんな事を言うなんて」
「どちらにしても、俺達の最終目的が達成した後には、ここはそうなるからな」
「目的が達成した後?」
それに対して、三日月さんは少しだけ考える。
同時に理解したように目を見開く。
「確かにそれはあり得るけど」
「なっ何を馬鹿な事を言っているの!そんな事をしていたらっ、ひぃ!」
すると親衛隊がこちらに迫っている。
それは、俺達が、不敬を働いたからこそ。
そう判断して、俺達を殺す為に迫っている。
「あっ貴方達が、そんな事を言うから、親衛隊が」
「そう言われてもな、だって、俺達の目的はいずれこのゾンビ達がいる状況を打開する事だからな」
その呟きと共に。
『・・・それは、本当か』
ふと、俺の言葉を聞いて、現れたのは怪物。
それは、本当にサーヴァントか、どうか疑問はある。
マンモスを人型にしたような威圧感のある姿。
それこそ、イヴァン雷帝だろう。
「あぁ、本当だ。この聖杯大戦が終われば、いずれ日本が復旧する。
その時に、この状況が続ければ、いずれ戦争が起きてしまう。そうなれば」
「・・・ここは、終わりを迎えるという訳か」
イヴァン雷帝は、俺の言葉にどこか納得していた。
「余は、ここを、気に入っている」
「それは良かった。それで、どうするつもりだ?」
「貴様は、余が怖くないのか?」
その言葉に対して、俺は腕を組む。
「確かに怖い。ここの状況を見ても、怖くないというのは嘘になるだろ」
実際にここの状況は、俺達がこれまで回ってきたどこよりも物騒だ。
街は清潔で保たれており、ゾンビパニックが起きる前の日本の面影が一番ある場所だ。
だけど、それ以上に、人の死体が並んでいる場所。
それもゾンビではなく、生きていたと思われる人間の死体。
だからこそ、俺は正直に答える事にした。
「そうだな」
俺の言葉に対して、イヴァン雷帝は肯定するように答えた。
だが、だからこその事もある。
「だけど、それ以上にあなたはここの人達を守る為に戦っている。そしてここの秩序もまたそれを守る為だ。だけど」
「聖杯大戦が終われば、それ以降は無用になる訳か」
そうイヴァン雷帝と俺達の目的は一致している。
それに、この人がいれば、きっと聖杯大戦は乗り越えられると思うんだ。
「だからこそ、それまで、同盟は組めるか」
「いずれ国を滅ぼそうとする奴とか」
それに対して、イヴァン雷帝は。
「良いだろう」
「えっイヴァン雷帝!?」
その言葉は恵は驚きを隠せない様子だった。
「元々、この地での目的は保護だった。秩序もその延長線。ならば、それが終わるまで、同盟を結ぶのも良いだろう」
それと共に俺もまた頷く。
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