※この作品はR-18です。

ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン   作:ボルメテウスさん

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㊱ビルによる飛蝗潰し

 ビル爆発。

 

 それは、作戦としては、あまりにも雑かもしれない。

 

 けど、それは今回の状況においては正しいだろう。

 

「という事で、ルーラー、頼めるか?」

 

「まぁ安心したまえ、道中は私が護衛するのだから」

 

 その言葉と共に、俺はバイクのハンドルを握る。

 

 目的のビルへと向かう為に。

 

「それじゃ、行くか!」「えぇ」

 

 ルーラーは、そのまま俺の後ろに乗ると共にバイクを走らせる。

 

 その音に反応するように、飛蝗が反応する。

 

 それまで死肉を喰らっていた奴らが、こちらに向かって来る。

 

「さて、それじゃ、よっと」

 

 それと共にルーラーは、杖を振るう。

 

 すると、俺達を、バリアで包み込まれる。

 

 それによって、飛蝗からの攻撃を防ぎながら、奴らの大群の中へと突っ込んでいく。

 

 そして、俺達を狙って、飛来してくる飛来するそれを、ルーラーは杖で的確に落として行く。

 

「とりあえずは、周りの連中も仕留めないといけないね」

 

 そう言いながらも、次から次へと襲いかかってくる飛蚊の群れをなぎ払う。

 

 同時に、迫りくる飛蚊もまた、杖での魔力弾で吹き飛ばしていく。

 

 だが。

 

「完全に防げない!」

 

「一気に突破するしかないな!」

 

 そう、俺は叫ぶと共に、バイクのスピードを上げる。

 

 それと同時に、ルーラーが杖を振るい、バリアを張り続ける。

 

 その隙に俺達は、目的地のビルの中へと入る。

 

「よっと、まだまだぁ!!」

 

 そのまま、俺はビルを登り始める。

 

 入り口に入っていったビルの頂上へと。

 

 俺は、バイクから降りると、目的地であるビルの頂上へと降り立った。

 

「さて、奴らは」

 

 そうしながら、俺達はなんとか確認する。

 

 ビルに入ると共に、飛蝗は、俺達を狙って次々と入っていった。

 

 ビルの周囲から屋上に向かおうにも、ルーラーの攻撃で遮られる。

 

 故に、飛蝗達はビルの内部から、俺達を狙っていく。

 

「奴らは目の前にある獲物を喰らう事しかない。恐ろしい増殖力だが、故に知能は低い」

 

「飛蝗は、どうだ?」

 

 そう、俺は通信を行う。

 

 周囲で、この様子を監視している人達に。

 

 飛蝗が既にいなくなった事を、確認している人達に。

 

 そして。

 

「全ての飛蝗がビル内に入ったわ!」

 

「よし、それじゃ」

 

 その言葉を合図に、俺とルーラーは、走り出す。

 

 そのまま、屋上から一緒に飛び出す。

 

 ルーラーは、同時に俺達を包み込むようにバリアを貼る。

 

 そして。

 

「爆破」

 

 その言葉と共に、ビルが大爆発を起こした。

 

 まさに、一瞬にしてビルが爆発したように飛来していた飛蚊は一瞬にしてバラバラに吹き飛んだ。

 

 飛蚊だけではなく、ビルの瓦礫や床や壁に至るまで全て。

 

 その爆発の中心地には、立っていたのは俺とルーラーのみだった。

 

「なんとか、なったか」

 

 ビルによる爆破。

 

 それは、ビル内部に閉じ込めた飛蝗を、爆破による炎。そして、ビルによる物理的に潰す事。

 

 それらを重ねて行う事で倒す計画だ。

 

 本来ならば、それを行うのはかなり難しい。

 

 だけど、住人は全て避難を終え、ビルの中にいたのは、飛蝗がいても恐れないイヴァン雷帝の兵士。

 

 彼らは命と言えるかどうかも分からなかった。

 

 少しだけ迷いはあったが、イヴァン雷帝からの許可を貰った。

 

 そして、ビルを静かにただ一つだけで壊した。

 

「あとは、生き残りがいない事を祈るだけだねぇ」

 

 そう、ルーラーは俺を抱えながら、燃えさかる炎を見ながら呟く。

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