ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
「なんとか、飛蝗を殲滅する事が出来たなぁ」
そうしながらも、未だに崩壊しているビルの前に俺達は一緒に見つめている。
先程の戦闘によって、飛蝗の軍勢のサーヴァント。
それを倒す為に、ビルに引き寄せて、爆発と共に倒す。
その作戦は、見事に成功したと言える。
「後は、飛蝗の生き残りがいないか、慎重に探す必要があるな」
「えぇ、一匹でも生き残っていたら、不味いから」
飛蝗のサーヴァントの恐ろしい所は、一匹でも生き残っていたら、すぐに再生する事。
その事を考えても、飛蝗のサーヴァントがビルの崩壊でも生き残りがいないか確認する。
今後の活動を考えても、確認する必要があるだろう。
「それにしても、どうだ、ルーラー?」
そのまま、ルーラーに確認するように聞く。
「そうだねぇ、周囲を展開している花にも、飛蝗の反応がなくなっているよ」
「それじゃあ、飛ばずに、ここで調べる事が出来るな」
花を使って周囲を確認するルーラーは、どうやら周囲に飛んでいる花にも飛んでいる飛蝗の反応がないらしい。
それを聞いて、俺は一安心しながら、ゆっくりと腰を下ろす。
「それで、この後はどうするの?」
そうして、これからの事を話そうとすると、ルーラーが先に質問してくる。
「そうだな、まずはここがどこなのかを調べたいな、それと、他の皆を探す事もしないと」
「そう、わかった、それじゃあ、少し、休憩してから動く?」
「いや、出来れば早めに動いた方がいい、このビルの瓦礫には、恐らく飛蜂の死体もあるはずだ、それが腐る前に回収した方がいい」
「あぁ、そうね、確かに、死体を放置するのは、気持ち悪いものね」
俺の提案に、ルーラーは賛成してくれる。
そうして、俺達は、ゆっくりと瓦礫の山に手を伸ばす。
「じゃあ、ルーラー、頼む」
「えぇ、任せて」
そう言うと、ルーラーは、両手に持っていた花で、瓦礫に触れて持ち上げようとした時だった。
「危ないわよっそこ!」
突然、聞こえた声。
疑問に思った時だった。
瓦礫から飛び出たのは、何か。
それは飛蝗だ。
「生き残りがっ」
そう考えた時だった。
その飛蝗は、何かの光で消し飛ばされた。
「ふぅ、危なかった、大丈夫かしら?」
「……いや、普通に死にかけましたよ」
飛蝗を吹き飛ばした光の勢いがあまりにも強すぎて、俺もまた吹き飛ばされ、瓦礫に頭が突っ込んでしまった。
それで、頭から血が流れている。
「まぁ、生きているだけ儲けものじゃない」
そう、俺を助けてくれた人物がこちらを見る。
「にしても、本当にあんたが鍵になる訳?」
「いきなり現れて、何を言っているんですか」
俺は思わずそう呟く。
助けて貰ってあれだけど、かなり乱暴のような。
「へぇ、面白い人物が来たようだね」
「ルーラー知っているのか?」
俺は、その人物を知っている様子だが。
「ルーラー?」
そう、その人物は、ルーラーを怪しむように睨む。
「あぁ、彼女はそうだね、現代を生きる数少ない魔法使いの1人、青崎青子と紹介しておこうか」
また、俺の知らない人物の名が現れた。
それに対して、俺はもう何も言わないでおこう。
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