ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
「青崎青子?」
聞いた事のない名前に対して、俺は首を傾げてしまう。
「それにしても、本当にあんたがこの戦争で鍵になる存在なの」
俺が疑問に思っていると、そのまま青子さんがこちらをジト目で見ていた。いや、そんな事を言われても、何がなんだか分からないのだけれど。
俺が困って視線を逸らすと、 青子さんは、俺の反応に、大きく溜め息を吐いていた。
そして、 青子さんが俺をジーッと見つめて、 青子さんが俺を見つめて、 青子さんが俺を見つめて、 青子さんが俺を見つめる。
青子さんは。
「なんというか、普通ね」
「いきなり言いますか」
いや、まあ、普通なのは自覚しているのだけれど、そうハッキリ言われると傷つくぞ。
「そもそも、あなたはルーラーのマスターじゃないの?」
「えっと……それはですね、その……」
俺は自分の置かれた状況を正直に話すべきか迷う。だって、そんな話をしたところで信じられないだろうし。
青子さんは、しばらくこちらをジッと見つめると、
「……いいわ、そういう事にしておいてあげる」
「えっ、信じてくれるんですか」
「嘘を言っているようにも見えないから、とりあえずは信じてあげるわよ」
青子さんは少しだけ不機嫌そうな顔をする。
「じゃあ、あの女も、やっぱりルーラーなの」
「えっと、多分そうですけど」
「ふーん」
そのまま、青子さんは、そのままルーラーを見つめる。
ルーラーは、そんな青子さんに警戒しながら、青子さんをジッと見つめていた。
すると、青子さんはこちらに視線を戻して、
「まぁ、良いわ。とりあえずはあんたには向かって貰わないといけない所があるから」
「向かって貰う場所?」
青子さんの言葉に、俺は首を傾げる。
どこに向かえばいいんだ?
すると、青子さんが少しだけ嫌そうな表情をする。
「えっと、青子さん?」
「……なんでもないわ、とにかく向かって欲しい場所は、キャスターの場所よ」
「キャスター?」
確かに、未だに出会っていないサーヴァントの中で、キャスターとランサーの2人。
その内、キャスターの居場所を知っているのは、確かに助かる。
「けど、一体どこに?」
「まぁ、行くとしても、準備が必要よ」
「準備ですか?」
俺の問いかけに対して、青子さんは答える。
「えぇ、だって、あそこ、むっちゃ寒いから」
「……寒い?」
青子さんの言葉に、俺は首を傾げた。
その言葉に対して、俺は首を傾げる。
「だから、あそこ、物凄く寒いわよ」
「えっと、どういう事ですか?」
俺が問いかけると、青子さんはヤレヤレといった表情をする。
いや、いきなりそんな風にされても、困るのはこっちなんだが。
「まぁ、この辺で防寒着を買える所が在れば、問題ないのだけれど」
青子さんと共に、歩き始める。
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