ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
「なんで、防寒着を用意して?」
「それは、その俺も分からないですけど」
その日、俺と三日月さんはすぐに次の目的地に向かう為の準備を行っていた。
青子さんに言われた通り、既に防寒着の準備を行っていた。
だが、その事に対して、三日月さんの疑問も最もだ。
「ちょっと、準備は出来たの?」
「一応は出来たけど、その前に聞きたい事があるのだけど?」
「何?」」
準備を終えると共に三日月さんは、こちらに来た青子さんに対して、問いかけた。
「あなたが言っていた魔法だったかしら? 本当にそんなので未来から来たの?」
「まぁ、言っても信じないってのも普通に分かるわよ。というか私自身もいきなり言われたら、絶対に信じないからね」
苦笑いをしながら、青子さんは言う。
「けど、こちらとしても、なるべくはなんとかしたいから。
その為にも、今はキャスターの元へと向かいたいの」
「そのキャスターの元に、なんで防寒着を?」
「まぁ、あそこに行ったら、寒いから、とんでもなく」
「とんでもなくって、こんなに熱いのに?」
「行けば分かるから、ついでに目的地はあそこね」
そう、青子さんが指を指したのは。
「あそこって、確か東京タワーがある場所よね」
「そっ、そう言えば、双眼鏡ってあるわよね」
「まぁ、動きを見る為に」
「それで覗いてみたら、分かるわ」
その言葉に促されるがままに、その手に双眼鏡を持たされる。
俺と三日月さんは首を傾げながら、そのまま双眼鏡で、東京タワーがある場所を見つめる。
「えっ?」「嘘だろ」
俺と三日月さんはその東京タワーを見て、同時に叫んでしまった。
その東京タワーは一言で言えば、凍っていた。
その光景を見れば、誰もが驚くだろう。
東京タワーより少し離れた所にある建物、その建物以外の建物全てが凍りついていて、まるで氷の世界にでもなったかのように感じられた。
まるで東京タワーだけが、氷の城となって造り出されたような光景に俺は驚いてしまう。
それは三日月さんも同じようで、口を開けたまま、呆然としていた。
それぐらいに目の前に広がる景色は異常であった。
俺達が双眼鏡で眺めている中、後ろの方から足音が聞こえてくる。
その足音を聞き、思わず振り返る。
「分かったかしら? 防寒着を用意する意味をね」
「あっあぁ、確かに」
普通ならばあり得ない光景。
だからこそ、俺と三日月さんは、青子さんの言葉に納得するしかなかった。
「それじゃあ、行くわよ」
そうして、俺達は青子さんの案内の元、東京タワーへと向かう事にした。
次回作品・アンケート
-
MARVELl
-
コードギアス
-
ドラゴンボール
-
ザンキゼロ
-
擬人化