ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
「なんとか、身体を温める事は出来たわね」
「あぁ、けど、逸れないようにしっかりとしないとな」
そうしながら、俺達は身体を無事に温め、体力を回復したので、東京タワーを目指す為に向かった。
「……けど、この状態で進むの?」
そう、青子さんは俺達に尋ねた。
「逸れない事と、身体を温め合う目的でしてたからね。それは仕方ないよ」
俺はそう答えて、青子さんの質問へ返すしかなかった。
ただ、寒さに耐える為にお互い身体を触れ合わせ、温かさを感じる必要があるのだが。
なんせ、周りが氷だらけだから少しでも気を抜いてしまえば、すぐに凍り付いてしまう。
それに東京タワーまで道がない。このまま進めば、ただの障害物になってしまうだろう。
俺と三日月さんは、特に気にせず、ただ真っ直ぐに進んでいた。
それについて行くかの様に、俺達も着いて行くしかない訳なのだが。
そして、そのまま歩き続けているとようやく雪の壁が出来ていた場所を通り過ぎることが出来たのだった。
だが、そこで終わりというわけではない。この先からはもう一歩先に進まないとならない。
そこを越えれば、東京タワーが見えるはずなんだ。
そこから暫く進んで行くと、また新たな壁が現れた。
「なぁ、青子さん、本当にこっちなのか?」
「そのはず、キャスターがいるはずなんだけど」
そう、青子さんは呟く。
その最中。
「マスター」
「えっ、ルーラー?」
ふと、隣を見ると、ルーラーがいた。
「ルーラー、今までどこに」
「いやぁ、僕は結構、こういう所は苦手でねぇ。けど、さすがに危険だと思って、思わず出てきたんだ」
「出てきたって、一体どういう」
そう、俺が問いかけるよりも前だった。
青子さんが何かを感じたのか、構えて、放った。
「えっ!?」
驚いている間にも、青子さんが向いている方向を見る。
「青子さん、どうしたんですか!?」
「私も分からないわ、けど、なぜここでこちらに攻撃を仕掛けようとしたのか、分からなかったのよ」
見つめた先。
そこに立っていたのは、1人の女性。
白い髪に、白いドレス。
この雪景色には似合う女性だが。
「あれが、もしかして目的のキャスター?」
「えぇ、けど、なぜこちらに攻撃を仕掛けるのかしら、アナスタシア」
そう、青子さんは問いかける。
「何を言っているのかしら? 貴方達が言っている事は全て分からないけど。ここは私の領地。そこに侵略をしに来たのならば、殺す。女王の決定に逆らうのならば」
その瞬間、周囲から氷の兵士が作り上がる。
「殺す」
「どちらにしても、殺そうとしているじゃないの!」
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