ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
「ふぅ、やっぱり、寒いのは苦手だわ」
そう、彼女は落ち着いた態度を崩さなかった。
現状、俺だけではおそらくは何も出来ない。
だけど、なぜだろうか。
「一応聞くけど、双子の姉妹とかはいるんですか?」
「双子はいないわ。姉妹はいたけど、それとは別にね」
「だったら、あそこにいるのは」
そう、俺は尋ねてしまった。
「そうね、彼女は私というよりも私が契約した子に関係しているの」
「契約?」
首を傾げる。
「ヴィイよ、今は魔力が盗られてて、疲れているけど」
そう、彼女は自分の手元にある人形を撫でながら言う。
「魔力を盗られているって、あのアナスタシアは」
「私じゃないわ」
これは、まさかのスワンプマンの1件と同じような感じなのか?
だとしたら、あのもう1人のアナスタシアは一体。
「私達と敵対している英霊達は、皆が人間を滅ぼす事を考えているのは、既にあなたも知っているわよね」
「あぁ、勿論」
「その中には自分の形を持たない者達もいるの。そして、ここを凍らせているのは、ある意味、ヴィイと似た存在なのよ」
「ヴィイと?」
「しかも、私とヴィイの2人が合わせても知名度では勝てないのよ」
「一体それは」
俺は恐る恐る、聞く。
「雪の女王」
「雪の女王?」
確か、聞いた事はある。
「確か、アンデルセンが作った話だっけ?」
俺自身、昔話というのはあまり興味ない。
幼い頃、読んでいた本というのも、ほとんどが桃太郎や浦島太郎など日本の話がほとんどで、外国の話で聞いた事があるのはあかずきんなどのお話程度だ。
それ以上は見ていないし、興味もなかった。
「えぇ、そうね。それで合っているわ。けどね、有名ではあるけど、その詳細はあまり語られていないはずよ」
「俺は、そういうのには詳しくないけど」
「私もよ、ヴィイが教えてくれたのだから」
そう、アナスタシアが話してくれる。
だとしたら。
「なんで、アナスタシアと同じ姿に?」
「ヴィイの魔力を奪う際に、私の魔力も奪ったの。その影響で、本来の姿はなかった彼女が私の姿を摸したのよ」
「なるほど、スワンプマンと同じような感じか。だけど」
「えぇ、日本では雪の女王の方が有名だからね」
「それって、つまり」
「このままじゃ、私では勝ち目はないという事」
彼女は、そう呟く。
どうやら、かなりヤバい状況らしい。
「それで、俺に何を?」
「あなたの噂は聞いているわ。だからこそ、お願いがあるのよ」
「お願いって、まさか」
「察しが良いわね」
そのまま、電車の席で横になる。
「抱いて欲しいの、ここで」
次回作品・アンケート
-
MARVELl
-
コードギアス
-
ドラゴンボール
-
ザンキゼロ
-
擬人化