※この作品はR-18です。

ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン   作:ボルメテウスさん

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㊼雪の決戦

「うん、魔力もある程度は回復出来たわ」

 

 そう、魔力提供を行い終わった後、アナスタシアは、そう呟く。

 

「それは、良かった、とにかく、早く脱出しないと」

 

「そんなに慌てる事なの?」

 

 アナスタシアは、そう俺に尋ねる。

 

 実際に、今は緊急事態だ。

 

「今、青子さんと三日月さんが、アナスタシアが言っていた氷の女王に襲われているんだ。早くしないと」

 

「そう、ならば、急がないと行けないわね」

 

 そう、アナスタシアが呟くと共に、上を見上げる。

 

 そこには、俺が、この地下に落ちた時の穴が開いたままだ。

 

 そこから僅かに雪が落ちてくる事もあり直接繋がっているのは一目で分かる。

 

 だけど。

 

「どうやって、あそこまで」

 

「簡単な話」

 

 そう、アナスタシアが地面を軽く叩くと。

 

「今の私ならば、階段だって」

 

 その言葉と共に、アナスタシアの足下から、天井の穴まで続く氷の階段が作り出される。

 

 そして、アナスタシアは、その氷の階段を駆け上がると。

 

 俺とすれ違い様に軽く手で触れて、こう呟いた。

 

 そして、先程言った言葉を繰り返す。

 

 その言葉と共に。

 

 アナスタシアの足下から、天井の穴まで続く氷の階段が作り出される。

 

 同時に、俺は、アナスタシアがした行動に驚きを隠せなかった。

 

「凄い」

 

 そう、俺は思わず、そう呟く。

 

 だけど。

 

 アナスタシアは、その呟きを気にせずに。

 

 そのまま階段から飛び降りると、氷の階段を駆け上がる。

 

 そして、その氷の階段が、俺のいる場所まで届くと。

 

 アナスタシアは。

 

 俺に手を伸ばす。

 

「ほら、早く行きましょう」

 

「あ、ああ」

 

 俺は、その言葉に従う様にアナスタシアの手を掴んだ。

 

 そして、俺とアナスタシアは、そのまま氷の階段に飛び降りる。

 

 すると。

 

 先程と同じ様に。

 

 今度は、その氷の階段が、俺のいる場所まで届くと、そのまま俺の体を持ち上げる様にして、その階段を駆け上がる。

 

 そして。

 

 その勢いのまま。

 

 俺とアナスタシアは、その氷の階段を駆け上がると。

 

 そのまま、その穴を潜り抜け。

 

 そのまま、地上へと出たのだった。

 

「はぁ、はぁ、ここまで来れば大丈夫でしょう」

 

 そう、息を整えながら言うアナスタシアに。

 

「ありがとう」

 

 俺は、そうお礼を言いながら、周囲を見渡す。

 

 未だに吹雪が、強く吹く。

 

「さて、雪の女王は」

 

 そう、アナスタシアは周囲を見渡す。

 

 そして。

 

「見つけた」

 

 その言葉と同時だった。

 

 アナスタシアの後ろから巨大な何かが見えた。

 

 同時にその腕は、そこに向かって、伸びた。

 

「今のは」

 

 聞こえた声。

 

 同時に見れば、青子さん達がいた。

 

「あっ青子さん! それに三日月さん!!」

 

「あなたっ無事だったって、えっ!?」

 

「アナスタシアが2人!?」

 

 そう、俺の隣にいるアナスタシアに驚きを隠せなかった。

 

「へぇ、なるほど、これは面白いねぇ」

 

 ただ、1人、ルーラーだけは理解出来た様子だった。

 

「さて、私の姿で結構悪い事をしたじゃないの」

 

 そう、アナスタシアは雪の女王に向かって言う。

 

「私の土地で何が悪いのかしら?」

 

 その言葉に反論する雪の女王。

 

 同時に、その後ろに巨大な雪像が現れ、そのままアナスタシアの背後にいる黒い影に攻撃を仕掛ける。

 

「悪いわね、特に私の姿で悪事を働くのはね」

 

「ならば、止めてみなさい」

 

 その言葉と共に、吹雪はより強くなる。

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