※この作品はR-18です。

ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン   作:ボルメテウスさん

50 / 61
㊿最強のサーヴァント

「すっスカサハぁ!? それって、まさかあの影の女王のっ!!」

 

 アナスタシアから出たスカサハの名前が出た瞬間、青子さんはこれまで見た事のないぐらい興奮していた。

 

 影の女王、というのはよく分からないが、青子さんが興奮するぐらいだ。きっと凄い人なのだろう。

 

「知っているんですか?」

 

「知っているも何も!! スカサハって言ったら、アイルランドのケルト神話に伝わる影の女王よ!! 神と人の混血にして、その槍捌きは、あのクーフーリンをも凌ぐと言われているわ!!」

 

「そっ、そうなんですか、というよりも、クーフーリンって、誰?」

 

 かなり慌てた様子で言っているけど、俺は、そのクーフーリンを知らないので、思わず質問する。

 

 すると、三日月さんは冷静に。

 

「クーフーリン、もしくはクランの猛犬と呼ばれるアイルランドの大英雄です。ケルト神話の中でも指折りの強さを誇り、魔術や神秘に染まっていない状態では、随一の実力を持つ英雄とよ」

 

 そう説明してくれたので、大体理解した。

 

 なるほど、そういう大英雄がいるから、影の女王も最強と言われるようになったのか。

 

「それで、その、スカサハって、伝説ではどれぐらい強いんだ?」

 

「えぇ、クーフーリンと互角か、それ以上の実力を秘めているわ。あの影の女王は、その槍捌きで多くの戦士を鍛えてきたのよ、けど」

 

「けど?」

 

 すると、青子さんは疑問に思ったように首を傾げる。

 

「スカサハは、サーヴァントにならないはず」

 

「えっ?」

 

 その疑問に首を傾げる。

 

「サーヴァントっていうのは、本来ならば死んだ英雄が、そのまま使い魔となって、聖杯戦争に召喚された英霊の事でしょ? けど、スカサハは、まだ死んでいない」

 

「そうなのか?」

 

 俺は三日月さんに尋ねると。

 

「えぇ、本来ならば、影の国の女王で不老不死であるはずのスカサハは、サーヴァントにはなれないわ、それは一体」

 

「理由は分からないけど、確かに本人は名乗った。そして、一応は味方だと考えても良いけど」

 

「良いけど?」

 

 すると、アナスタシアは苦い顔をした。

 

「あの人、かなりスパルタなのよ」

 

 そう、アナスタシアが言う。

 

 けど、スパルタって。

 

「どういう事なの?」

 

「文字通り、生き残る為の訓練が本当にスパルタなの! 私も同じ英霊だから、1度会ったけど、戦ってみたいと」

 

「味方同士じゃないの?」

 

「あぁ、これはもしかして、いわゆるバトルマニア?」

 

「……そうとも言うわ」

 

 俺の言葉に対して、アナスタシアは頷く。

 

 どうやら、最強のサーヴァントではあるけど、同時にとんでもない人物である事が判明した。

次回作品・アンケート

  • MARVELl
  • コードギアス
  • ドラゴンボール
  • ザンキゼロ
  • 擬人化
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。