ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
あれから、アナスタシアからの情報を元に俺達はスカサハがいるとされる場所へと向かった。
スカサハがいると思われる場所へと向かう前に、アナスタシアにどうするのか聞いたが、彼女は。
「私は、あの人と会うのは、嫌だから、ここに残るわ」
そう言って、アナスタシアは同行するのを拒否した。
アナスタシア自身、あまり良い印象を持っていないらしい。
それどころか、恐怖さえ抱いている様子だった。
どうにも、スカサハという女性は、かなり強いらしく、この世界に来て、初めて出会ったサーヴァントの中でも群を抜いているらしい。
だからこそ、彼女がいる場所がどんな場所なのか。
俺達は警戒しながら、向かっていた。
「いよいよ、吹雪が止むか」
アナスタシアが支配している地域から去る。
それが意味するのは。
「また、ゾンビが襲い掛かってくるのか」
ゾンビが吹雪を掻い潜って、襲い掛かってくる。
だが、吹雪が収まり、視界が開けた瞬間、信じられない光景が広がっていた。
「これは、一体・・・」
吹雪が晴れて、見えてきたのは、これまで見た事のない程のゾンビの大軍。
それは、これまで見てきたどこよりもゾンビの数が多すぎる。
「どうなっているの、ここは」
なぜ、ゾンビがこれほどまでに溢れかえっているんだ。
アナスタシアも想定外だったらしく、呆然としていた。
「まさか、こんな事になるなんて」
しかし、その大量のゾンビを前にしても。
「どうする、さすがにこの数を隠れながらは」
「けど、ゾンビがこんなに」
そう、俺達が言っていると、ルーラーが見つめた先。
「まぁ、彼女が要因だろうね」
「えっ?」
ルーラーが呟き
見つめた先。
そこにはゾンビを蹂躙している女性がいた。
全身タイツを身に纏い、その手を赤い槍で周囲のゾンビを斬り刻んでいく。
しかも、それは人間ではない。
その女性は、明らかに人間ではなく、人外の存在。
「なんだよ、あれ」
その姿を見て、俺は思わず呟いていた。
それはあまりにも異様な姿。
全身タイツに身を包み、手には赤黒い槍を携えている。
「もしかして、彼女が」
「どうやらそのようだね、彼女が最後のサーヴァント、スカサハ」
ルーラーはそう言い、スカサハを見る。
そして、スカサハはこちらに気付いたようで、
「お前たち、誰だ」
そう尋ねてきた。
スカサハはそれと共に、俺の方に歩み寄り、赤い槍を向ける。
「お前、何者だ」
その表情は明らかに敵意があり、警戒心を剥き出しにしている。
ルーラーはその様子に対して、不敵な笑みを浮かべた。
「私かい?私はルーラーだが」
「ルーラーだと?」
それと共に、スカサハ、そのまま警戒するように見つめる。
「お前はルーラーではないな」
「なぜ、そう思えるんだい?」
「なぜならば、お前はサーヴァントですらない。私と似た感じがあるからな」
その問いかけに対して、ルーラーは笑みを浮かべたまま。
「さすがはスカサハだねぇ」
未だに、余裕が感じられた。
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