※この作品はR-18です。

ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン   作:ボルメテウスさん

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53 花

スカサハからの指摘に対して、ルーラーは笑みを浮かべる。

それは、未だに余裕を隠そうとしない。

同時に、スカサハにも、俺達にも敵意を向けていない。

 

「さて、それではせっかくだからここで問題を出すとしようか」

 

その言葉を呟きながら、ルーラーは、俺達にも問いかける。

 

「私は一体、何者なんでしょうか?」

「何者って」

 

そう、ルーラーの言葉に対して。

 

「えぇ、だって、私は結構ヒントを出してきたつもりだよぉ」

「・・・正直に言えば、あんたの事を信じられないとは思っていた。けど、ルーラーというのも嘘という事だったら、一つだけ、心当たりがあるわ」

「心当たり?」

 

青子さんの一言に、俺達は首を傾げる。

 

「フェイカー、他の英霊の偽物や影武者などに該当するサーヴァント。つまり、あんたはそのフェイカーという事?」

「少し違うかな、確かに似ているけど、私はそのフェイカーではないよ」

「だったら」

 

そうしていると共に、俺はこれまでの、ルーラーの言動を思い出す。

俺達の、人類の味方である事。

杖で、魔法を操る事。

そして、スカサハと似ている事。

それらと合わせて、彼女は。

 

「・・・花」

「へぇ」

 

その言葉に、ルーラーは初めて反応した。

 

「花?」

「初めて会ったっと言っても夢の中で、ルーラーと会ったのは花畑だったんだ。現実味もなくて、まるで理想郷のような」

「ちょっと待って」

 

その言葉に青子さんが止める。

同時に、ルーラーの方を見る。

 

「まさか、あんたの正体って」

「おや、君の方は気づいたみたいだね」

「えぇ、そりゃね、ここまでヒントを出されたら、さすがに、けどまさか本当に出てくるなんてね」

 

それと共にルーラーは笑みを浮かべると共に、そっと後ろへと飛ぶ。

 

「それじゃ、私の真名は」

「・・・アーサー王の師であり臣下であり頭痛の種でもあった、伝説の魔術師。『アーサー王伝説』の登場人物としてあまりに有名であり、伝承を紐解けばそれこそ枚挙に暇がない程の逸話が存在する」

「ちょっと、それってまさか」

「えぇ、既に分かっているようね、あなたの正体、つまりは」

 

同時にルーラーは頷く。

 

「そう、私の名前はマーリン。そして、クラスはルーラーではなく、ブリテンダー」

「ブリテンダーって、一体」

「役を羽織る者という意味で、簡単に言うとクラスすら騙す事が出来るんだ」

「けど、なんで」

「だって、僕が人類側に勝利させる為にはルーラーと偽った方が都合が良い。だからこそ頑張ってなったんじゃないか」

「まさか、本当に」

 

そうしている最中で、疑問はあった。

 

「だったら、聞きたい事がある」

「何かな、マスター?」

「お前は、これまで一体、何の為に行動したんだ」

 

それが、疑問だった。

彼女の、マーリンは、一体、何を仕込んでいたのか。

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