ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
ルーラーの正体が、マーリンである事。
さらには、そのクラスがブリテンダーである事が明らかになった。
だけど、未だに分からない謎もあった。
「マーリン、聞きたいのだが」
俺はマーリンに話しかけると、まるで悪戯をする子供のような笑みを浮かべると。
「おや、もう本名で話すのかい? 一応はルーラーと言って貰わないと、向こう側に情報が漏れる可能性があるけどな」
「あぁ、なるほど」
確かにマーリンが味方であるのは、変わらない。
だけど、それが敵の方にバレてしまえば、こちらが不利になる可能性は十分にある。
それを考えれば、マーリンの言う通り、これまで通り、ルーラーと言った方が良いかもしれないな。
「それにしても、まさかこんな所で隠れる場所があるとはな」
そうしながら、先程まで、ゾンビ達の大軍に覆われていた俺達だが、スカサハの案内によって休める所まで来る事が出来た。
「まぁ、そういう事だったら、もぅ良いわ。とりあえず、今、聞きたいのは、あんたが言っていたハッピーエンドにする方法ね」
「それに、そのハッピーエンドって、具体的にどんな事をするんだ?」
「それは……」
青子さんと三日月さんとの言葉に対して、マーリンは少し困った表情をしながら、口を開く。
「まぁ、それを行う為には、まぁスカサハに協力して貰わないとね」
「ふむ、私がか…………分かった協力しよう」
「ちょっ!?」
「えぇ!! ちょっと待ってくれ!!」
スカサハの言葉に対して、俺達は声を上げて驚く。
そんな俺達にスカサハは首を傾げながら、こちらを見る。
「どうしたのだ? 何か問題でもあったのか?」
「いや、問題はないと思うけど、そもそも、何をするつもりなんだ?」
それと共に、ルーラーは不敵な笑みを浮かべる。
「これまでやってきた事をやるだけだよ」
「……んっ?」「それって」「もしかして」
ルーラーの言葉を聞いて、俺達は同時に反応すると、マーリンは嬉しそうな顔を見せる。
「おぉ、気付いたかな? さすがだねぇ~。この方法なら、君達が望んでいたハッピーエンドを迎える事が出来るよ」
「どういう意味だ?」
マーリンの言葉に疑問を感じた俺は質問をすると、マーリンは不敵な笑みを浮かべる。
「まぁまぁ、とりあえずスカサハ、私のマスターと一発、どうだい?」
「なっ!?」
マーリンからの提案に驚いた俺は思わず立ち上がると、マーリンは笑みを浮かべたまま、こちらを見つめてくる。
「だって、そういう事だろう? お互いの願いが同じなんだったら、後は簡単な話じゃないか」
「そ、それはそうかもしれないけど……」
確かにマーリンの言っている事は正しいのかもしれない。
だけど、あまりにも唐突過ぎる提案に戸惑ってしまう。
すると。
「……ふむ、まぁ良いだろう」
「えっ!?」
マーリンからの提案に対して、スカサハが頷くのを見て、驚きを隠せない。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! いくらなんでも、いきなり過ぎないか!? というか、何でそんな事を急に言いだすんだ!」
あまりの急展開に混乱しながらも、質問する俺に対して、マーリンは笑顔のまま答える。
「ん? 何だい、そんなに慌てて、別に初めてじゃないだろ? それに、私はこれでも君の為に言ってるんだよ」
「俺の為って、どういう事だよ」
俺がマーリンに向かって言うと、マーリンは俺の耳元に顔を近づけると囁くように言う。
「それじゃ、スカサハ、行こうか」
「えぇ!?」
それと共に、俺はスカサハに連れて行かれる。
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