ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
スカサハに、絞られた。
はっきり言えば、かなり死にかけていた。
「うわぁ、かなり絞られたねぇ、マスター」
「そう言うんだったら、こんな事を、推薦しないで欲しい」
俺に対して、ルーラーはいつもと変わらない笑みを浮かべながら、話しかけた。
「まぁ、これも仕方ない事。相手が相手だからね。こちらの戦力をしっかりと整えないといけない」
「……その準備は、もう良いのか」
俺は、そう問いかけた。
ルーラーは、俺の問いかけに笑みを浮かべた。
「勿論と言いたいけど、本来の数の半分以下だからね、まだまだ不安要素は沢山あるけど」
「半分以下、その数を聞くと、俺、かなり無理する必要があったんじゃないのか?」
「勿論、その為に色々と細工したのだから。だけど、もぅ時間はないけど」
それと共にルーラーが、どこか楽しそうに見つめていた。
「正直に言って、不確定要素はあった。けど、三日月ちゃんがここまで付き合ってくれたおかげで、なんとかなったよ」
「……そうか」
あの時、俺達は、未だに続いているこの災害から逃げる事が出来た。
そして、逃げられないのであれば、戦うしかなかった。
それは、とても単純な話だ。
けど、それに辿り着くまでが、大変だった。
「それで、結局どうなんだ? お前の思惑通りに事は運んだのか?」
「そうだね。うん、一応、私達の目的としては、成功と言えるかな」
ルーラーは、そう呟く。
「それで、この戦いを終わらせるには、どうすれば良いんだ」
「ふふっ、そうだね、向こうの勢力の最期のサーヴァントを倒せば良い」
「その最期のサーヴァントって、一体」
「そうだね、彼の場合は、他の面々とは事情が違う」
「他の」
そう、ルーラは呟く。
「死徒という特性と恐ろしい程に相性が良いサーヴァント。本人の意思とは関係なく、死徒としての特性を増幅させる存在。それが、最後の敵だよ」
「……つまり、そいつを倒す事で、この戦いを終わらせる事が出来ると」
「そういう事だね。けど、そいつはおそらくは聖杯近くにいる。おそらくは、これまでのゾンビの数も圧倒的に多いのは、確実にね」
「だからこその、ルーラーが準備してきた奴」
「あぁ」
その言葉が意味をするのは、間違いなくこの戦いが最期になる。
「……聖杯大戦が、終わった時、ルーラー、お前はどうなるんだ」
だからこそ、気になった。
この聖杯大戦が終わった後、サーヴァントである彼女がどうなるのか。
俺はそう聞いたが、ルーラーは笑みを浮かべる。
「さぁね、けど、それは戦いが終わってからね」
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