ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
「それにしても、まさかこんなに早く決戦だとは」
そうしながら、俺達が向かった先。
それは、スカサハが拠点にしている場所から、そう遠くない山。
その山の中にある洞窟に向かって、俺達は歩いていた。
「元々、聖杯の場所は分かっていた。
だが、問題なのは、そこにいる数だ」
「数?」
そのスカサハさんの言葉に対して、俺達は首を傾げた。
「お前達、街にいた奴らが数が多いと言っていたが、あれらは、まだマシな方だぞ」
「なっ」
言葉に合わせるように、俺達が向かった先の洞窟。
その洞窟の中から溢れ出ているのは、ゾンビの大軍。
「あれも、そのサーヴァントの力なのか」
「より正確に言えば、サーヴァントと一体化した使徒の力だな」
「一体化?」
それには、俺も首を傾げた。
「その一体化したサーヴァントって一体」
「ヴラド三世」
「えっ」
それは、さすがに俺でも知っている名前だ。
「確か、吸血鬼という事で有名な人だったような」
「それは後生で語られた勝手なイメージよ。実際には当時最強の軍事力を誇っていたオスマン帝国の侵攻を幾たびも退けた大英雄なのよ」
「そうなんですか、けど、なんで吸血鬼というイメージが?」
「アイルランドの作家ブラム・ストーカーが書いた創作小説「ドラキュラ」のモデルとされたことで、その知名度は良くも悪くも爆発的に広まったの、だから」
「吸血鬼でもある死徒との相性は良いという事か、でも、それって可笑しくないか?」
俺は、思わず疑問に首を傾げた。
「それは、一体どうしてかい?」
ルーラーは、そのまま聞く。
「だって、聞いている限りだと、ヴラド三世は、確かに人間を恨んでいるかもしれないけど、国の為に戦った王様だ。そんな人が人類を全体を恨む様な真似をするのか」
「・・・その意見は、合っているな、だが、この場合だと、無理矢理引き寄せられたと考えて良いだろう。なんだって、その力を利用する為に呼び出されたのだから」
それを聞けば、俺は、嫌な気分となった。
「だとしたら、相手は最悪な敵という事になるわよね。本来ならば合う事はない二つが合わさった存在か」
そう考えれば。
「ふふっ、けどね、これって反対に言えば、チャンスでもあるんだよね」
「チャンス?」
ルーラーの言葉に対して、俺は疑問に思う。
「あぁ、とびきりのね、けど、まさか、こんな事に使うとは思わなかったよ」
「どういう事なんだ?」
「まぁ、ある意味、これまで以上に大変な事になるのは間違いない。けどね、これを使えば、この街にいる全てのゾンビを全滅させる事が出来る」
「えっ」
それには、俺達は、驚きを隠せなかった。
次回作品・アンケート
-
MARVELl
-
コードギアス
-
ドラゴンボール
-
ザンキゼロ
-
擬人化