ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
そこは、俺が知らない会話だった。
「さて、ルーラー殿と言ったな」
そう、アーチャーは、眼前にいる彼女に対して聞く。
だが、それは普段の人の良い彼から放たれるとは思えない目だった。
「そうと言っても、君は信じないだろうね」
「まぁ、本当だったら信じたい所だけど、気になる所が多すぎる。まず最初に、本当にルーラーと言うならば、この俺の真名、分かるか?」
アーチャーは、そう聞いた。
それに対して、ルーラーは笑みを浮かべながらも、首を横に振る。
「それは出来ないね、なんだって、私はなんちゃってルーラーだからね」
「ルーラーを騙ったという事か」
「そうしなければ、この戦いには参加出来ないからね」
ルーラーは笑みを浮かべながらも、答える。
それには、人間ではない何かを感じ、アーチャーは睨んでいた。
「まぁ、私がルーラーではない事なんて、君は最初から承知していたんじゃないのかな?」
「あぁ、ルーラーは、本来はマスターは必要としない。なのに、マスターの存在が必要となる。
これは可笑しな事だとすぐに分かった」
「ふふっ、確かにね、それじゃ、信頼の為にも、私の本来のクラスを教えようか」
ルーラーはアーチャーの言葉に対して頷くと共に。
「プリテンダー、それが私の今のクラスだ。最も適正のあるクラスはキャスターだけどね」
「アイデンティティの崩壊も厭わず、魂レベルで他を騙せる存在しかなる事のないプリテンダー、貴殿は一体」
「ふふっ、それはマスターにも内緒の秘密だからね、けど、私の目的はただ一つ」
そうルーラーは笑みを浮かべたまま。
「人をより良くしたい。その為には、この騒動を止めたい。だからこそ、私はルーラーを偽ってでも、顕界した」
その言葉にはまるで嘘はない。
だが。
「嘘はないのは理解した。ここまでの話にお前の言葉には偽りなく、本心だと分かった。
だが、それ以上の何を見つめている」
「ふふっ、さぁね、けど、このままじゃ、分かっているだろ」
ルーラーは、アーチャーに。
「このままでは、人類は終わる。奴らによってね」
「・・・という事は、やはり」
「あぁ、君も理解しているはずだ。彼らは、彼女達が言うゾンビではない事を」
「・・・はぁ、そうだな、確かにこのままではいずれここも終わるだろう」
「理解してくれて、助かったよ」
そうして、ルーラーは変わらない笑顔をした。
「それで、お前はこれからどうするつもりだ?」
「そうだね、まだ4人だからね。奴らに対抗する為には、まだまだ足りないよぉ」
そうルーラーは呟く。
「そこでアーチャー、聞きたいけど、ここから近い場所にいるサーヴァントで協力してくれそうな人物はいるかなぁ?」
「ふむ、本人はおそらくは協力はしてくれるだろうが」
「だろうが?」
「その周囲は無法地帯だからな」
「ほぅほぅ、そこはそこは?」
「・・・バーサーカーの縄張りだ」
次回作品・アンケート
-
MARVELl
-
コードギアス
-
ドラゴンボール
-
ザンキゼロ
-
擬人化