※この作品はR-18です。

ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン   作:ボルメテウスさん

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⑥アーチャーはルーラーを疑う

そこは、俺が知らない会話だった。

 

「さて、ルーラー殿と言ったな」

 

そう、アーチャーは、眼前にいる彼女に対して聞く。

だが、それは普段の人の良い彼から放たれるとは思えない目だった。

 

「そうと言っても、君は信じないだろうね」

「まぁ、本当だったら信じたい所だけど、気になる所が多すぎる。まず最初に、本当にルーラーと言うならば、この俺の真名、分かるか?」

 

アーチャーは、そう聞いた。

それに対して、ルーラーは笑みを浮かべながらも、首を横に振る。

 

「それは出来ないね、なんだって、私はなんちゃってルーラーだからね」

「ルーラーを騙ったという事か」

「そうしなければ、この戦いには参加出来ないからね」

 

ルーラーは笑みを浮かべながらも、答える。

それには、人間ではない何かを感じ、アーチャーは睨んでいた。

 

「まぁ、私がルーラーではない事なんて、君は最初から承知していたんじゃないのかな?」

「あぁ、ルーラーは、本来はマスターは必要としない。なのに、マスターの存在が必要となる。

これは可笑しな事だとすぐに分かった」

「ふふっ、確かにね、それじゃ、信頼の為にも、私の本来のクラスを教えようか」

 

ルーラーはアーチャーの言葉に対して頷くと共に。

 

「プリテンダー、それが私の今のクラスだ。最も適正のあるクラスはキャスターだけどね」

「アイデンティティの崩壊も厭わず、魂レベルで他を騙せる存在しかなる事のないプリテンダー、貴殿は一体」

「ふふっ、それはマスターにも内緒の秘密だからね、けど、私の目的はただ一つ」

 

そうルーラーは笑みを浮かべたまま。

 

「人をより良くしたい。その為には、この騒動を止めたい。だからこそ、私はルーラーを偽ってでも、顕界した」

 

その言葉にはまるで嘘はない。

だが。

 

「嘘はないのは理解した。ここまでの話にお前の言葉には偽りなく、本心だと分かった。

だが、それ以上の何を見つめている」

「ふふっ、さぁね、けど、このままじゃ、分かっているだろ」

 

ルーラーは、アーチャーに。

 

「このままでは、人類は終わる。奴らによってね」

「・・・という事は、やはり」

「あぁ、君も理解しているはずだ。彼らは、彼女達が言うゾンビではない事を」

「・・・はぁ、そうだな、確かにこのままではいずれここも終わるだろう」

「理解してくれて、助かったよ」

 

そうして、ルーラーは変わらない笑顔をした。

 

「それで、お前はこれからどうするつもりだ?」

「そうだね、まだ4人だからね。奴らに対抗する為には、まだまだ足りないよぉ」

 

そうルーラーは呟く。

 

「そこでアーチャー、聞きたいけど、ここから近い場所にいるサーヴァントで協力してくれそうな人物はいるかなぁ?」

「ふむ、本人はおそらくは協力はしてくれるだろうが」

「だろうが?」

「その周囲は無法地帯だからな」

「ほぅほぅ、そこはそこは?」

「・・・バーサーカーの縄張りだ」

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