ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロイン 作:ボルメテウスさん
世界中が話題になったゾンビによる騒動。
それは、瞬く間に終わりを迎えた。
ゾンビ達は、東京から外に出ようとした。
だが、その瞬間、彼らの胸から次々と槍が飛び出た。
それはまるでかの有名な串刺し刑を沸騰させ、ゾンビは、貫かれ、そのまま灰となって消えた。
まるで、始めから、そのような災害がなかったように。
そうして、ゾンビ達がいなくなった事で東京の復興が始まった。
日本で最も人口の多い都市であり、同時に多くの企業を抱える大都会であった東京は、被害の大きさ。
そんな状況で、真っ先に手を付けたのが、死者への弔いだった。
「本当だったら、復興を行うのが先かもしれないけど」
「この騒動で起きた犠牲者を弔うのも大切な事だよね」
そう言って、俺達は、墓の前で手を合わす。
ここに眠っているのは、今回の事件で亡くなった人達の墓である。
犠牲者は、どれ程の数か分からない。
ゾンビに襲われた結果で亡くなった人もいる。
だけど、このゾンビパニックによって、暴徒となった人もいた。
何時、終わるか分からなかったゾンビによる恐怖は、人を狂わせたのだ。
騒動が終わっても、未だに多くの問題が残っている。
表でも、裏でも。
「……それにしても、随分と集まったな」
俺は、目の前にある墓を見ながら言う。
そこには、様々な人の名前が刻まれている。
その中には、知っている名前もあるし、知らない名前もあった。
「まぁ、これだけ多くの人が亡くなってるんだもんね」
隣にいる桜子が言った通り、この場には、多くの人が眠っている。
それは、ゾンビに殺されただけじゃない。
暴動を起こしたり、命を落としたりした人も大勢いる。
「というよりも、あんたは相変わらずいるの」
そう、三日月さんが見つめた先。
そこにいたのは、マーリンだった。
今回の騒動が、騒動の原因となった聖杯に関しては、青子が破壊した。
本来ならば、破壊など不可能な代物だったが、
だけど、青子は、その方法を既に知っていた。
どこで知ったのかという情報は、時間を行き来する事が出来る彼女からしたら、その方法を調べるのはかなり簡単な事だろう。
そして、それを青子が行った事で、聖杯は解体された。
「マーリン、それでこれからどうするんだ?」
「ふふっ、そうだねぇ、しばらくは君達の様子を見守ろうと思っているよ、サーヴァントになった事で、少しの間だけこっちにいても問題なくなったからね」
「問題ないって、結構マズイんじゃないの、その裏の世界からしたら」
「ふふっ、そうだね、でもそれが私のやりたい事だからね」
そう言いながら、マーリンは、微笑む。
「……まぁ、これまでのようにやり過ぎは無理だけど、ある程度なら俺も手伝うよ」
今回で、ゾンビになるまでにヤりたい100(暫定)のヒロインは最終回を迎えました。
当初は100話を想定していましたが、さすがにサーヴァント7体だと、それらを考えるのは難しく、60話で終了となりました。
ゾンビパニックという事で、色々と不慣れな所はありましたが、ここまで書けたのは、皆様のおかげです。特に、アイディアを送っていただいた猿猴捉月さんには、本当に感謝しています。
また、次回作品に関しては、アンケートを再開させます。
前回にはなかった、詳細な設定も書いていますので、興味がある方はぜひ。
それでは、ここまでの応援、ありがとうございました。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=317363&uid=45956
次回作品・アンケート
-
MARVELl
-
コードギアス
-
ドラゴンボール
-
ザンキゼロ
-
擬人化